開花の性質は、下記の条件を目安に分類しています
■四季咲き(完全四季咲き)
剪定後に出てくる枝が大体5枚葉を4〜5枚程度で展開した後に必ず蕾を付ける。開花を剪定によりコントロール可能。今年のシュートも開花する。
■返り咲き(繰り返し咲き)
剪定後に伸びた枝に蕾がつくものの、どれだけ伸びてからつくかはバラ任せ。1m弱で咲くことが多い。今年のシュートは2m程度で蕾を付けることが多い。剪定によって次の開花をコントロールは出来ない。いわゆるシュラブローズです。
■つるバラ(クライミングローズ・ランブラーローズ)
厳密には一季咲きで、今年のシュートには蕾がつかない。
イングリッシュローズは下記の理由により四季咲きの品種が少ないです。
・モダンローズとオールドローズの交配、また、それにより誕生したイングリッシュローズとモダンローズ・オールドローズとの交配のため、四季咲き性が弱まっている。
・作出の目的(育種プログラム)が、花型・香りとともにアーチを描くシュラブ樹形を目指している。
・英国は開花時期が日本に比べて短く、3ヶ月ないしは4ヶ月程度と日本の半分〜1/3である。そのため、イギリスでは2番花、3番花が咲けばシーズン中咲き続けるという感じなのに対して、日本では多くの品種が最初の理由からか夏以降は株が栄養成長をし始めつるバラのようにシュートを伸ばし始める。
しかし、中には四季咲き性がモダンローズより良好な品種もあります
当ホームページでは、これらの品種について日陰の生育状況を知るべく研究しています
グラミス・キャッスル
ポート・メリヨン
モリニュー
アンブリッジ・ローズ
アルンウィック・キャッスル
グレイス
アブラハム・ダービー
等です。