日陰の川柳
日陰の喜びも哀しみも、歌に込めて

※日陰の川柳常時受け付けています メールにてご応募下さい

No.1


■評
カタログのお見合い写真だけで決めてしまうことが多いですが、思ったような色形で咲かない事も良くあるようです。
さすが思慮深いシプカさんならではの教訓です。
そうは思っても「在庫少」「限定●本」とあると、考えるより先に注文メールを送ってしまいます。
この標語、紙に書いてパソコンの横に貼っておこうと思います。
初投稿のシプカさんの作品、綺麗にまとまっています。

No.2


■評
バラ園に隣接している苗売り場のようなシプカさん宅が目に浮かぶようです。
我が家も似たような状態で、フレアスカートをはいて庭を歩くと、植えたばかりのバラがスカートにひっかかって抜けた事が何度かあります。
腰を下ろしたとたん、お尻でシュートを折った事もあります。
すごい”ケツ圧”だとびっくりしました。
No.3

■評
粘度質、調べてみました。
粘度をこねて焼き物も作れるでしょう。
またネギは、地方により生育が著しく異なり、関東のやわらかいローム層の畑では白い部分が多く東京ネギと呼ばれ、京都付近の粘度 質の畑では青々としたネギで九条ネギと呼ばれます。
シプカさんんの土地はより京都に近い、そう考えると何だか楽しいような気が・・・・
No.4

■評
どんなにエレガントでお洒落なご婦人でも、口に出すと「うどん粉」です。
「うどん」「ウドン」「うどん粉」
想像すると何だか可笑しいです。
海外では何と訳すのでしょうか?
ムニエル病?パウダー病?コカイン病??
日本は「うどん粉」です。
カタクリ粉でも小麦粉でもないのですよねぇ。
No.5


■評
アメリカンブルー植えました。
日陰では花、咲かんとです(ヒロシ風に)
ボーボー伸びて雑草と見分けがつかんとです!!

※余談ですがうちの夫の名はヒロシです。


No.6



■評
7月、8月は世間並に日があたる我が家。
いつもこうなのかと勘違いして、つい苗を注文してしまいます。
しかし、9月になって日照ゼロになった途端、届いた苗を胸に呆然と佇んでしまいます。
わずかに当る厳しい西日さえ、涙が出るほどありがたく感じます。
No.7

■評
早く咲いて欲しいと願ってハサミを鳴らしてバラにプレッシャーをかけます。
やっと咲いたら2番花はまだかと、プレッシャーをかけます。
気の弱いバラは我が家では生きていけません。
No.8

■評
お祭り用に、いつも川柳を考えています。
庭に出てボーっとしているときに良く思いつき,忘れない様にメモを取りに走ります。
皆さんの協力も宜しくお願いします。

No.9





■評
畳半畳分の日当たりをもとめ、駐車場に鉢を置いていました。
ある日、バックで車を出そうとしてガッシャーン!!
鉢ごと引きずられ、無残にも半分にちぎれてしまいました。
今度はバックモニター付きの車を買いたいものです。
No.10


■評
素敵な植物をホムセンで見つけました。
我が家にも植えたいと思いラベルの裏を見ると「日当たりを好む」とあります。
ニンニクを突きつけられたドラキュラのように、反射的に逃げてしまいました。


No.11






■評
咲かなきゃ切るよ〜!!
シュート出なきゃ切るよ〜!
脅しているのですが咲きません。
業を煮やして思わず切ってしまいました。
意外に短気な自分に驚きます。
No.12





■評
ナーサリーパワーと言う日陰用語が頭をよぎります。
誰もが1度は不安に思う言いにくい事をズバリ言ってのけるオニポンさんの度胸に思わず拍手してしまいそうになりました。
今年も一段と磨きがかかり、洗練された句に仕上っています。
No.13



■評
初投稿のルネさんの作品ですが、なかなかの鋭い観察眼を持っていらっしゃいます。
出て困るのはイボ痔、シミ、腹でしょうか。
出て欲しい蕾は、なかなか出てくれません。
思うようにいかないのが人生です。
人生、生きる事、喜びと不安。全てが凝縮され大変良い出来映えです。


No.14



■評
昨日まで無かった蕾を見つけた時の喜び、何とも言えないものです。
また、昨日まであった蕾が忽然と姿を消していた時の気持も、何とも言えないものがあります。
No.15



■評
せっかく咲いた年に数輪のバラ。
気温が高いと一気に咲いて一気に散ってしまいます。
愛しい人を待ち続けるような、はかなさ、せつなさがにじみ出ていて、私は良いと思います。
細やかで繊細な良い句です


No.16




■評
シュートも出ずに、一本枯れ、2本枯れ・・・。
結局、変ちくりんなスタンダード仕立てになってしまいました。
No.17



■評
四つ目垣も「ラティス」と言えばブルジョアっぽい響きです。
それにしても横文字を使うと何とお洒落な響きになるのでしょう。うっとりです。
ただ、あまり多用すると長嶋茂雄さんっぽくなるので気をつけましょう。

■実例
ヘイ、シェフ。サバという漢字はフィシュ偏にブルーと書くのかな
(長嶋さん、寿司屋で板前に向かって)
No.18




■評
ヨトウムシって成虫になるとヨトウガ(ヤトウガの表記もあり)と言うのです。
小泉内閣がもめているせいで、ニュースキャスターが「与党が、野党が・・・・・」と言うたびに思い出して気分悪くなります。

それはさておき、後楽園遊園地の”梅図かすおの館”のような響きの「夜盗虫」の句、なかなか洒脱にまとめあげたすみれさんの確かな実力が光っています。
人類のDNAに遥か太古の時代から組み込まれている闇に対する恐怖心、食うか食われるかの闘い、恐らく地球誕生以来45億年のすべてが凝縮されているかのように感じられ、字数以上に迫力を持っています。
日陰川柳のプロとして、今後の活躍が大きく期待されるでしょう。
No.19




■評
ナメクジが嫌われる原因が今初めてわかったように思えます。
ナメクジ相手にレンタル殻のビジネスは今後流行るかもしれません。

この、「瓶詰め」にした後はいったいどうするのでしょう?
こっそりフランスあたりに「カタツムリ(殻無し)」として、ひそかに輸出しているのではないかと、ちょっと心配になります。
No.20




■評
赤玉土の重さは、ガーデナーのバラに対する愛の重さ、責任の重さです。
これに対して自分の親というものは年を経る事に軽くなるようです。
そんな両親をうすうす感じ、親孝行もしなくては、と言う気持も随所にちりばめられているように感じるのは私だけでは無いはずです。
私はそこまで深く掘り下げてこの句を読みました。
味わい深いですね。

ところで248円は格安です。どこのホームセンターか、こっそり教えて下さい。


No.21

■評
イエロー●ャブの社長のように、たわわに揺れるカシワバアジサイの花を嬉しそうに見つめている・・・そんな情景が目に浮かぶようなナイスな句です。
こちらのアイドルの方が息が長いような気がします。



No.22


■評
初投稿piroさんの作品です。
日陰で育てている多くの人に支持される好感持てる句です。
ある日突然見つけて「ゲっ、生えちゃったよ〜」と困りつつ、「また逢えたね♪」とホンワカした気分になるのはなぜでしょう。
翌日恐る恐る鉢を見て、1日で消えてしまったりすると一抹の淋しささえ感じます。
これはキノコが日陰の仲間だと言う事を潜在意識が認識しているからです。
普通の人は読み流してしまう句でも、日陰のガーデナーには深い感動、優しさ、はかなさを思い起こさせ、心を揺さぶられる事でしょう。無常感、侘び、寂びの心に通じるものがあります。
「キノコ」の枕詞である「バラ鉢」を漢字にしたのが成功しましたね。
画像付きの投稿もなかなか素敵です。
No.23



■評

No.24




■評

No.25


No.26


■評
No.27

■評
No.28


■評

No.29

■評
No.30


■評