MSXユーザーの見た2004年度のゲーム


はい、MSX研究所長です。MSXキチ○イを自認する私ですが、MSX以前にコンピュータゲーム全般が好きなのであります。というわけで今年私が遊んだMSX以外のゲームをランキング形式でご紹介しましょう。MSXのゲームを入れると「韋駄天いかせ男・戦後編(1989年)」などのヘヴィすぎるタイトルが入るため、よい子のみんなが引いてしまわないように外してあります。ゲームというのは何といっても遊びなんですから、楽しくなくてはいけません。エコヒイキを抜きにして楽しめた順に書いています。

タイトルをクリックすると各公式ページに、パッケージの絵をクリックするとAmamon.co.jpの対応ページに飛びます。

またあくまで参考ですが、PCゲームの環境はWindowsXP-Home+Pentiun4(2.0GHz)+メモリ512MB+RADEON9600(ファンレス、VRAM128MB)です。
プレイ時間は私のクリアまでの実時間です。文章を読むのが遅い人はもっとかかると思います。

1位:英雄伝説VI・空の軌跡(日本ファルコム)
対応機種:Windows98SE,Me,2000,XP
発売日:2004年6月24日
プレイ時間:50時間

Amazon.co.jp(通常版、DVD)

※リンク先は通常版です
今年のトップはコレ。MSX2でも発売された「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」から連綿と続くファルコムの看板RPG(もう一つはイース)の最新作です。特にパソコンゲームをしなくなった人からすれば「まだ続いてたの?」とか「ホントにあのドラスレの続編?」とか言われてしまいそうですが、続いているし続編です。もっともストーリー上の繋がりはなく、イセルハーサを舞台とした「I〜II」、ガガーブトリロジー(三部作)「III〜V」とも異なる世界でのお話です。

内容を一言で言ってしまうと、少年少女たちが成長して国を救っちゃう話です。昔から日本のRPGが育ててきたスタイル…ではありますが、今となってはむしろ貴重なジャンルとなりました。「バイオハザード」などのホラー物が流行した事と、1995年の「新世紀エヴァンゲリオン」のヒット以降、結末をボカしたり本当に適当に済ませてしまう作品が増えすぎたせいでしょうか。

この作品のいいところは、明るく前向きな雰囲気と、ちゃんと盛り上がって(先に続くけど)ちゃんと結末で締まるストーリー、それらを盛り上げる音楽です。当たり前のようですけれど、それら全てが決して古くさくない完成度でまとまっており、まさに国産PCゲームの現代形と言ってよいでしょう。

最初に書いたようにストーリーは本作から新たに始まり、過去とのしがらみはありません。大人から子供まで万人にオススメできます。
万人にオススメできる作品が貴重というのがちょっと悲しいのですが、ファルコムが全力を傾けて作っただけあります。

PCゲームはかなりのハイスペックを要求するものが多いですが、「空の軌跡」は2003年発売の「イースVI」に匹敵する水準のグラフィックでありながら要求スペックはそれほど高くない(オンボードVGAでも十分)です。


ただ唯一難を言えば、体験版(デモ版)がないためにどの水準のPCなら動くか、というのが分かりにくいのが良くありません。そのため近年のファルコムファンでもプレイ率がやや低いのが惜しまれる所です。このへんは年末の「ぐるみん」ではちゃんとデモ(ベンチマークソフト)が発表されましたので、とりあえずそちらで快適に動くことを確認すれば問題ないかと思います。


2位:ハーフライフ2 日本語版(VALVE/SIERRA)
対応機種:Windows98,Me,2000,XP
発売日:2004年11月17日
プレイ時間:15時間

Amazon.co.jp
洋モノです。しかもPC向けFPS。3D空間の中を銃をバンバン撃ちながら進む、日本ではぜーんぜん売れないジャンルです。この「ハーフライフ」も海外では大メジャーですが、日本では知ってる人の方が珍しい作品です。このジャンルだと国内で一番知られているのはXboxの「HALO」でしょうか。知られていると言っても「ヤバイことに、なってきた」というフレーズの方が有名で、内容はどーでもいいと思われているフシがあります。まあ確かにバンバン撃ちまくるゲームなんてわが国ではあまりおおっぴらに「楽しいですヨ!」とは言えませんがね。

このゲームの魅力は、フル3DのCG空間の実在感でしょう。知らない世界を旅する楽しさです。
前作「ハーフライフ」と共にストーリー性の高いシリーズとよく言われますが、正直言ってストーリーは無視しちゃって構いません。ていうか、ワケのわからないまま始まってワケのわからないまま終わるストーリーです。

だから、レビューをいくら読んでもネタバレしたりつまんなくなることはまずありません。前作もやってなくったって構いません。この手のFPSは巧みに一本道に誘導されるようにできていますし、操作も複雑ではないし、少しずつチュートリアル的な要素が入るので、FPS初心者でも大丈夫でしょう。近未来の都市やゾンビのウロつく見捨てられた街、砂漠、下水道など多彩なステージには言葉を越えた説得力があるはずです。

シングルプレイが終わったら、世界的に人気のある「カウンターストライク:ソース」やいつの間にかオンラインバージョンアップで追加された「ハーフライフ2:デスマッチ」といったインターネット対戦版も遊べますので、これさえあれば相当遊べます。ヘンな2Dアクションゲーム「コードネーム・ゴードン」はつまんないですが

難点は、日本語版と言いつつも字幕設定がされていないのでデフォルトで出てこないとか、マニュアルがなくてインストラクションカードが一枚入ってるだけとか、CD5枚が1枚ずつケースに入っててシュリンクパックされているのでインストールが面倒くさいとか、インストールが終わってもインターネットから差分を落とすのでブロードバンド回線がないとやってらんないとか、あらゆる面でマニア仕様な所です。まあ、洋ゲーなんてやろうって人はマニアしかいませんけど。とうとう日本語字幕版すら出なかった「1」に比べれば、字幕がついてるだけでも涙が出るくらいありがたいと思わなくてはなりません。


3位:逆転裁判3(カプコン)
対応機種:ゲームボーイアドバンス
発売日:2004年1月23日
プレイ時間:20時間

Amazon.co.jp

(※リンク先は廉価版です)
カプコンの誇る「法廷バトル」ゲーム第三弾。法定バトルと言っても大きく言えばアドベンチャーゲームです。ワタクシはとにかく手っとり早く楽しめるゲームが好きなのです。この作品はとにかく展開が早くて熱く、お気に入りのシリーズです。

自分は弁護士である「成歩堂 龍一」に成り代わり、アドベンチャーパートでは証拠集め、そして満を持して挑む法廷パートで容疑者の尋問を行い、的確な証拠を突きつければウソを言っていた相手も必ず落ちる、その瞬間スカっとする作品です。

ただ前作の「II」では新システムの「サイコ・ロック」がいかんせん全体の流れを殺しておりワタクシの評価は低めでした。法廷パートでは詰まっても必ず手持ちのネタで先に進めたのに対し、サイコ・ロックは出てきた時には絶対解けず、証拠を集めなくてはならない上に「集めた証拠が十分かどうか」というのがやってみないと分からないため、非常にストレスになりがちだったのです。

本作「3」ではそのへんがキチンと改善され、完結編にふさわしいデキになっております。うん、続編とはこうでなくては。
ストーリーはよく見ると割とハードですが、湿っぽくならないよう色々配慮されております。うん、娯楽とはこうでなくては。
とりあえず今年のコンシューマー部門No.1、ということで。続編なので前作、前々作はやっておくべきですが。


ところでこの作品は「逆転裁判」「II」「3」とシリーズにギリシャ数字とアラビア数字が混在していますが、MSXマニアな私としては「ハイドライド」「II」「3」の組み合わせと同じというのが大変気になります。もしかしてオマージュ?って中身は全然違いますけど。


4位:WINGゲームマガジンvol.1(スタジオWING)
対応機種:Windows98,Me,2000,XP
発売日:2004年11月24日
プレイ時間:5時間くらい(エスパー村上刑事)
マトモに市販されていない、通販専用のソフトを持ってくるのは一瞬気が引けたのですが、遊んで楽しかったという単純な理由から4位に持ってきました。3本入っているうちの「エスパー村上刑事」に対する評価がほとんどなので、MSXやWindowsで「白と黒の伝説」というゲームを遊んでいない人にはちよっと厳しいかもしれません。

でもねえ、なんか最近のゲームは難しすぎですよ!それもよく言われるゲームそのものの難易度が高いとか、ビデオボードの選定が難しいとかじゃなくて「最初のオープニングが長い」とか「やっと始まっても操作説明が長い」とか、本編が始まるまで時間がかかりすぎなのがホントーに多い。DOOM3なんてまず銃が撃てるようになるまで20〜30分はかかります。そしてゾンビが出るまでさらに20分くらい。これじゃ人に見せられません。普通の映画でもそうですが、息をもつかせぬ展開がどれだけ先にあったとしても、まずグッとくる導入がなくちゃ飽きます。

「エスパー村上刑事」は非常に古典的な作りのアドベンチャーゲームですが、その点よく分かっていらっしゃる。始まってほどなく銀行強盗が起こります。ありがちなように思えて、なかなかそういうソフトは稀です。

市場では現役ではないスタジオWINGの武田社長の個人作品の方がそのへんの大作ゲームより面白い。このへんに今のゲーム業界の寒さと突破点があるような気がします。


コイツはAmazonじゃ売ってないのでタイトルのリンク先から通販で買ってください。なぜか支払いが商品到着後の後払いなのですが、20年来よく分からないソフトメーカーです。



5位:ファミコンミニ各種(任天堂)
対応機種:ゲームボーイアドバンス
発売日:2004年2月14日(第一弾)、5月21日(第二弾)、8月10日(ディスクシステムセレクション)
プレイ時間:1時間〜12時間程度
もうこれは出したことが偉いとしか言えません。2000円という価格でこのパッケージ。需要は多くなくても時代を象徴する「パックマン」などのソフトまでラインナップに加えているところも好感度大です(買ってないけど)。

中身もさすが任天堂で、当然のような完全再現。動作はもちろん、本来入りきらないファミコンの画面をパッと見全く違和感なく、一本ずつカスタマイズしてGBAの画面に押し込めています。

マニアしか知らないような裏技も再現されているだけでなく、パスワード式のソフト(「ボンバーマン」など)は自動セーブ対応、2P同時対応ソフトは通信対戦まで可能というプラスアルファを越えた改造まで行われていました。脱帽です。

ここまでされちゃったら文句もつけられないってモンです。強いて言えば「ゼルダの伝説」はディスク版で出して欲しかったということくらいでありましょう。シリーズ30本を前にするともはや些細な事に過ぎません。

2000円の価格のせいか、子供も結構買っていたという話を聞きました。いいことです。ただあまりこれを押しすぎると最近のゲームの立場が無くなるのであえて5位にさせて頂きました。


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個人的にオススメはやはりコレ、「ファミコン探偵倶楽部PARTII・うしろに立つ少女」です。ファミコン時代に遊んじゃってるのでストーリーは知ってますが、ファミコン独特の音が耳に残る音楽と雰囲気は今でも楽しめました。キャラクターで言えばひとみちゃんがやはり素敵です。

ソフトの性質上GBAの内蔵スピーカだと低音が全く聞こえないので、ぜひ静かな部屋+ヘッドホンで遊んでみて下さいまし。



6位:DOOM3(id Software)
対応機種:Windows2000,XP
発売日:2004年8月12日
プレイ時間:忘れた(長かった…)

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「ハーフライフ2」と並んでFPSの2大巨頭とも言える作品の新作が8年ぶりくらいに登場。なんせ「DOOM」「DOOMII」「FINAL DOOM」は全部MS−DOSで動いていたあたりから時代を察して下さい。

さて最新のグラフィックエンジンを搭載して登場したDOOM3、確かにグラフィックが素晴らしくホラームードは満点です。しかしゲームとしてはいま一つ頂けませんでした。どこのサイトを見ても言われているのが

・似たようなステージが続く
・敵のアルゴリズムが単調
・文章を読むのがかったるい

の3点です。文章については英語版しか出ていないので(日本語マニュアルのみ付属)かったるいのは仕方ないとも言えますが、前2点はFPSとしてどーしよーもないです。そう、遊んでてつまんないんですね。果てし無く続く似たような陰気臭さ、たまに出てきてはワンパターンに襲ってくる敵、これが合わさるとどうにもこうにもダラけてしまい、とにかくゲームが長く感じます。闇の多いグラフィックのためわずかなプレイでも神経と目が猛烈に疲れ、一日一時間になっちゃったせいもあります。

あらゆる点で「ハーフライフ2」とは対象的な本作、アメリカでの評判は知りませんが日本ではプロアマのライターが一律にハーフライフ2を推しています。どうしても遊んでみたいなら、ベンチマークだと思って買いましょう。私は一応クリアしましたけど、変化がない割に長いので無理にクリアは目指さない方がよろしいかと。



7位:メタルギアソリッド3 スネークイーター(コナミ)
対応機種:プレイステーション2
発売日:2004年12月16日
プレイ時間:20時間

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素晴らしい出来だった「メタルギアソリッド」と、後半のストーリーがどんどんブッ飛んで行く(悪い意味で)ことで多くのファンからタメ息が漏れた「メタルギアソリッド2・サンズオブリバティ」の続編。「2」もそうでしたが、アメリカでの発売が先で日本は後。もう海外市場メインなのが丸分かりですが、内容も海外向けにすっかりシフトしてしまいました。

もうこのゲーム、潜入シミュレータと化していてマトモに遊ぶとほとんど動くこともできません。前作までにあった精度の高い動体反応センサーがなくなった上、代わりのセンサーが食料として食べられるヘビやカエルにも反応するため、ほとんど役立たずです。
ついでにグラフィックが向上してジャングルの中の敵兵が全く目立たないから、ほとんど赤外線センサーの画面ばかり見ていたような気がします。

攻撃も難しく、麻酔銃を使う場合は精度の高い射撃が要求されるのですが、デュアルショック2じゃ無理です。最初の3時間は射撃が外れる→敵に気づかれる→見つかる→タコ殴りにされるの繰り返し。前作、前々作を経験した私でも難易度ノーマルでこのザマです。

ではどうするか。もう各種攻略サイトで言うところのランボープレイが主体とならざるを得ません。そう、見つかろうが何しようが走って突破。襲い来る敵はショットガンやマシンガンでフッ飛ばすのです。だってそうしないと先に進めないんですもの!敵に見つかった後アラート解除されるまでが長くなったこと、隠れる場所がやたら少ないことと合わせて、本来のスタイルである潜入プレイを貫けないという不可思議なゲームバランスになってしまいました。むしろ敵の銃によるダメージは少ないため、ゲームからレッツ・ランボーと言われているような気がします。

お分かりでしょうが、必然的に武器のない序盤を突破するのが猛烈に大変です。そこを抜けられたら後はむしろ楽でした。
ここまでアメちゃん仕様になっちゃうとは夢にも思わなかっただけにショックです。さらに後半で狙撃銃を手に入れたら、まずエリア全体の敵を皆殺し。スリルも何もありません、ウキー!これでも最初はできるだけ忠実に潜入しようとしたんです、許して!

脇で見ていても楽しそうに見えないらしく、助手はプレイを諦めてMSX版ティル・ナ・ノーグを遊んでました



実際のところは非常に細かく作り込まれており、これが「PANZER FRONT」みたいなニッチ層を狙ったゲームなら絶賛しちゃった可能性はあります。でも、コナミの世界的看板タイトルでここまで初心者をケッ飛ばしたらマズイだろという思いがあり、低めの評価をさせて頂きました。まあ、実際そんなにストーリーにもハマれませんでしたし…。

ちなみにMSX2版「メタルギア」ともちゃんと繋がってますが、ペトロビッチ博士は出てきませんでした。


番外:PANZERFRONT Ausf.B(エンターブレイン)
対応機種:プレイステーション2
発売日:2004年5月27日
プレイ時間:5時間(※ほとんど遊んでません)

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名作だった「パンツァーフロント」、欠点を全て克服してマップも増えた「パンツァーフロントbis.」に続き、満を持して発売された最新作。



これを買うお金があったら「PANZER FRONT bis.」を買いましょう。



以上!

余談ながら2004年12月に廉価版が出ています。
パッケージが全く同じなので在庫の投げ売りにしか見えませんでした


タイトルのリンクから開発後記を読むと、いろいろ苦労があったようで気の毒ですが言い訳じゃゲームは面白くならないということをヒシヒシと感じます。開発リソースの配分をミスったとしか思えません。

4年前の前作「bis.」に廉価版が存在しないところからも「Ausf.B」の人気のなさが分かると思います。


総評
ドラクエとファイナルファンタジーはどちらもいま一ついい思い出がなくて見逃していますが、まあこれだけゲームがたくさん出ているとメジャーどころだけでも一通り遊ぶことすら困難なので勘弁して下さい。上のゲームはだいたい「手っとり早く楽しく遊べる」というのを重視して買ってますので。ですからネットゲームはまるで無視してます。「ファンタシースターオンライン ブルーバースト」を無料の時にチョコっとやったものの、友達がいなくてオンラインプレイができずに辞めました。ハーフライフ2についてる「カウンターストライク」で見知らぬ人と撃ち合いするのが関の山です。

さて全体を見て分かる通り、続編ばっかり買っていますね。売れたソフトの続編はお金をかけられることもあって開発期間はどれもこれも長く、逆転裁判3の1年はいいしても英雄伝説VIが4年、ハーフライフ2が6年、DOOM3が4年、メタルギアソリッド3が3年、PANZERFRONT Ausf.Bが2年半。自分の注目していたソフトがこの1年でドッと出てしまった結果、しばらく遊ぶゲームがなくなりそうな勢いです。開発規模はまだまだ増しているようですから、次はいつになるのやら。

その間に新しいタイトルにも手を出したいのですが、一本あたりの時間が長くなっている上、難易度が全体的に向上している(もしくは私が老化してついていけなくなっている)ため、尻込みしがちです。(去年PS2の「SIREN」でクリア断念という目に遭いましたし)

社会人的にはゲーム時間の短縮(1本あたり15〜20時間程度)を切に願うのですが、短くすると国内では苦情が来るらしいのです。苦情を言うような人はマニアに違いないと思いますが、フツーの人にはファミコンミニくらいで十分です。今の市販ソフトは廉価版を除いて全て大作指向ですが、そのへん見直さないと産業として生き残れないんじゃないかと思った1年でした。

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