トゥル-・カラーズ
ジョン・キューザック  ジェイムス・スペイダー
学生時代から親友。一人は、野心家の政治家になり、一人は司法省の役人になる・・。
選挙がらみの、野望・裏切り・愛・・・。青春ドラマ

CSNで、「ウルフ」と同じ、スペイダー君、見ちゃった〜!
なんと、結構よかったです。スハペーダ君。(^◇^)ケッケッケ...
野心家の方の役かと思えば、ぼんぼんで、役人を選ぶわりと「いい人」の方の役で、
かたや、童顔で、おでこテカテカの、キューザックが、野心家で、わりと「悪」の方の役。

この、配役・組み合わせが、わりといいんですよ〜。
キューーザックが熱演!!なので、スペイダーは、どんなにしつこい演技しても、
キューザックの引き立て役であった。(* ̄ー ̄)ニヤッ
でも、それが、よかったのよねぇ〜。彼は、悪より、どこかのほほん、気弱?な役の方がいいわ。
とにかく、「力抜いて」いれば、いいのよね〜。(^◇^)ケッケッケ...
足みじかいし、ちびだけど・・。

☆☆★



ヘブン
トム・ティクヴァ監督  ジョバンニ・レビシ  ケイト・ブランシェット

公式サイト・・・http://www.heaven-movie.com/
夫・教え子を麻薬で殺された主人公は、売人ボス復習に爆弾をしかける・・それを応援する警官とのラブストーリー


もう、最高に綺麗で、ポエムな映像です。
前半のサスペンスは、どきどき・・そして後半のラブストーリーは、言葉すくなげの中
とにかく、美しい・・・
げぼなコメントは書くにおよばづ。
まさに、必見です。

ケイトもリビシも、最高に素敵!!
この映画をみると、まさに「シンプル・イズ・ビューティフル!」です。
映画の醍醐味を味わえました。


☆☆☆☆


日陰のふたり
ケイト・ウィンスレット  他・・。


妻も在り、夫の在る、従兄弟同志の2人が、結婚制度を拒否して「愛?」を貫いた、悲劇。

噂どうり、ばか女とばか男の話しって言えばそれだけだ〜。(*⌒д⌒*)アハ
不倫だぁ〜〜〜!まさに。
お互い離婚すればいいじゃん。できない理由なんて、映画の中では見あたらないんだけど・・
いくら、時代背景が、古くても・・。どうも納得いかない。

前半かったるくて、なんだ〜??だったのですが、後半いろいろミエテきました。
これは、もう、見る側<私>の思い?が動いてきたってことで、
ラスト「僕たちは、誰がなんと言おうと夫婦だ!」って言うせりふを言わす作品の意図とはぜんぜん
ちがうんだけど・・・。<なんだ?あれは?あのラストは??純愛映画?だったの?>
そのわりには、お互い、努力が全然みえないんですけど・・・。(・_・) エ?って感じ。

あの主人公、2人は、夢や理念で生きていた・・二人とも全然成熟してなくて
すごく、ネガティブ思考で、まさに「日陰二人」
現実をみてないから、もの足りなさばかり目立って、生に恋愛することすら、女は怖がっていたように思う・・
<その反面、裸体や、出産シーンなど、映像がなまなのが、興味深い・・>
男の学問コンプレックスもすごいし、
いつまで、従兄弟<無性>でじゃれあう、幻想をいだいているのが、なんとも悲劇だよ・・
出産までしてるのにさ・・。
でも、ばか女、理解できたりする私・・・。
今の時代でこそありえないけど、「男性的」パワーって、けぎらいされたから・・。
けして、本質ではないのだけど、活発だったり、利口だったりすることじたいタブーだったわけで
その、反動・反発で、女性的パワーを押さえこむのよね・・・。
女性的パワーって、理屈でなく、現実だから・・・
師範学校もやまちゃうし・・。
そのへん、この2人は、男性的パワーに支配されすぎてたんだと、思うよ。
結果、犠牲は、自然の摂理で産まれた子供達じゃん!!(ノ_-。)ウゥ・・・

「愛」とは、どーしても、思えないんだけど、・・・・・錯覚・・投影・・
だから、「日陰」なのよ・・。


バテニョ―ルおじさん
ジェラ-ル・ジュニョー監督・主演

肉屋を営む主人公は、2階に住むユダヤ人医師の家族を、娘婿の陰謀で、ナチに密告するという事態にはまってしまう。
しかし、収容所から一人脱走してきた少年を、屋根裏にかくまい、スイスへ逃亡させようと、奮闘する。

上質映画です。きっぱり!

このおじさん役の方、はじめてみましたが、監督・脚本主演・だそうで・・
ぜーーーんぜん、美男子ではあるませんがファンになってしまいました。
映画の中では、始終「しかめっつら」をしているのですが、なぜだか、笑えるのよね・・
あとで、知りましたが「笑劇団」の方だそうです。
きっと、名優なんだろうなぁ〜〜

ユダヤ人医師家族は、当然医者であり金持ち・・
その下の住居で、肉屋屋を営む「バテニュールおじさん」←このタイトルもいいです!
もまた当然、貧困・・。
このへんの、関係が上手く表われている映画です。
でも、このおじさんは、いじいじぜづ、きっぱりと、「ひがんでいる」
どーーせ、おれは貧乏だよ!おまえらは、頭もよくて金もあっていいね〜みたいにとか・・。<セリフではありません>
なので、たいした悪気もないのです。
もちろん、ばか娘婿が、2階のユダヤ人を密告した時も、「(・_・) エ?・・・・・そんな・・ひどい・・」と本心で思い
また、そんなことも、「しかたないかも・・・」とそのうち、毎日の肉屋の仕事に励みます。
でも、さすがに、2階のユダヤ少年が脱走してきた時には、追い返すことができず、
かくまうのですが・・
この辺の、流れ・葛藤・少年とのやりとりが実におもしろいでした。

そして、最後は、そこいらのおじさんから、なかなか、骨のあるおじさんに、変身していくのですよね〜
ちょっこっと、「ラブ」もあったりして・・。(o^-^o) いひっ

あたりまえに、善人で悪人でもない、普通のおじさんの「ナチもの」です。
変な娘と妻なんだけだ、それなりに大事にしてるのよね・・・。
必見!!

そして、おじさんのキャラと子供のキャラゆえ、全然、重い映画ではないです。
テーマは重いんだけどね・・・。

ライフ・イズ・ビューティフルも、主演・監督でがんばってたけど、
おなじ「ナチもん」なら、こちらの方が、上質でしょ。

☆☆☆☆★


ロゼッタ
監督リュック& ジャン=ピエール・ ダルデンヌ兄弟  エミリー・デュケンヌ

アルコールとsix依存の母と、キャンプ場の車中に住むロゼッタ・・。彼女の夢は「仕事」に就き、まっとうな生活をすること・・・

カンヌパルムドール賞を取った作品。
ロゼッタの、でかい肩幅を揺らしながらと、「がし!がし!」と、長靴で歩く姿は
たくましいを超え、怖いぐらい・・・・。そしてそれが、とてつもなく、愛しく見えてくるのです・・
まだ、思春期の御嬢さんの年頃ぐらいなんだろうけど・・
若さゆえか、そのひたむきさと、純粋さに、まんままと、泣かされました・・(T△T)うぅ
眉間にシワぶーーーたれ顔の、ロゼッタが、もうい愛しくて・愛しくて・・
思い出すだけで、(T△T)うぅ(T△T)うぅ

そこいらに居る、調子こいた愛想のよい女の子なんて、
みんなすごーーく、「ばっちいぃ〜」・「不潔」!って感じ。
ロゼッタ〜〜!!私が抱きしめてあげるよ〜〜(T△T)うぅ
<きっと、投げ飛ばされるに違いない・・・。。。(o_ _)oドテッ>

「仕事」さえ、みつかれば、まっとうな生活ができると、必死で、職に就こうとします。
やっと、友達になった彼でさえ、殺そう・・としてしまう。
すべて、「職」につくための、人減らし・・という単純な理由なんですが、ハラハラ・(゚o゚;) ドキドキ…
そしてまた、泣けるのよ・・・・じーーーーんと。

映画は、ひたすら、淡々と、ロゼッタの、たくましく!貧しい日常を描いてます。
またこれが、すごくきっちりした子なんだよね〜。
だらしない親を背負いながらも・・・。

「やっぱぁ〜高校生は、お金かかるのよね〜」なんて言ってる、あほな日本の女子校生!!
この映画をご覧!!!!

ラスト、泣きじゃくるロゼッタの真っ赤な顔に、笑顔が見えます・・・
ここから、何か、希望がみえてきそう・・・。

すごい、ぷつ!と終わるラストシーンなのですが、悲劇を予感させながらも
あの笑顔と、なにかに?希望をもたせているようにも見えます・・。
と、言うか、そうあってほしい!!

久々の、「泣く」映画
☆☆☆☆


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