★アルハンドレ・ホドロフスキー監督特集★

ビデオ発売時、「エル・トポ」「ホーリーマウンテン」を観て、以来、気になっていた監督です。
カルトの王者として、今回5枚組み、DVDが限定発売されたので、魔よけのつもりで大枚ハタイテ購入しました!
そんなに、カルトマニアでは、ないのですが・・・・(^◇^)ケッケッケ..
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ホドロフスキー監督・インタビュー・フィルム
どんな人なんだろう???
以外に、気のいい、おしゃべりじいさん!って感じでした。まあ、74歳になって、丸くなったのでしょうか??
もっと、気難しい、エキセントリックな感じをイメージしていました。
まーーーーーー。よくしゃべる!!楽しいそうに。(*⌒д⌒*)アハ
なんか、近所のおやじ!・・。すごく健康的な自己愛感じました。あーー健康なんだな〜・・。
かなり、日本びいきなようで、武道。武士。ヤクザ・・・黒澤・小津・・若手監督の話もしてました。
三島は、過去に生きた男であるとか、宮本武蔵であるとか・・・マンガ家の大友克洋とは、酒を飲んだそうです。
日本人は、エゴより、全体を考える・・・瞑想の「ことなんかも、話でました・・。
奇形は、遺伝が生んだ、芸術だ。とも言ってましたね〜。7人の、小人に囲まれて、暮したいなんてね・・・(・Θ・;)アセアセ…
すべての宗教は、キリストしかり、仏教しかり・・・みんな「カルト」だと、言いきってます。
「デュ−ン」の監督をするはづだったとか・・・これって、リンチ監督の、「デューン・砂の惑星」の事でしょうね??
彼が作ったなら、もっと、、官能的だったと思います・・・

最後、日本ファンへの、メッセージとして
1国籍を考えるな。私たちは、ひとつの星に生きている人間だ。
2性別は考えるな。私たちは、両性具有者だ。
3年を考えるな。年をとろうとも私たちは、輝ける人間なのであってひとつの精神の存在なのだ
 精神に年齢はない。
4他の人になろうと考えるな。自分自身であり続けてほしい。
 勇気がいることかもしれないが、人と比較することは、止めるべきだ。

フェリーニが、あるとき詐欺師だったように、彼もまた、線が太い!が、私の印象でした・・。

このフィルムの他にも、作品ごとに、インタビューフィルムが付いてます。そのつど、感想を書きますが・・
ともあれ、彼は、話す時に、右手を頭に置くのが、クセのようで・・・
まだまだ、マインドが強く、レット・ゴー<解放・手放す>は、出来ていない様子・・
なんのなんの、映画のようには、行かないはよね・・・現実ですもん。
明るい、哲学表現じいさん!かね?
でも、彼自身が、「僕の映画は数学的」と言うよに、図形とか、組み合わせとか、好きそう・・
形而上的なんだけど、とにかく男っほいよね。理数系の頭なんかしら・・。答えがかならず在る感じ・・。
フェリーニの方が、文系かしら???
クリストファー・ウォーケンは、体育系だけど・・ヾ( ̄o ̄;)オイオイ・・関係ないかっ!(*⌒д⌒*)アハ


ファンドとリス
戦いの無い街、タールを目指して、半身麻痺のリスを、荷車に乗せ、ファンドは、進む・・

さすが、35年前の、映画。古さは、ありますが、
モノクロが映し出す、背景・オブジェは、別もんに、見えたり、
視覚的に、見る側に不思議な感覚を呼びおこします。背景が、生き物のようだ・・。
ハエの、ブーンブーンの音や、土・草に埋まった身体・ケバイくてエロイ中年女は、この頃からの、
「お得意」だったのですね・・。
フェリ−ニの、ジェルソミーナと、ザンパンの、ような2人でもあります。
ファンドの意地悪が、なさけなくて、可愛くもありますが・・・マゾっけたっぷりの、リスでありました。
妙に・・すごく、エロイ!!

インタビューで、母親は、2メートルぐらいあり、<ほんとかよ??>オペラ歌手志望なので
いつも、唄うように、しゃべっていた・・。と言ってます。すごく納得・・。
彼の女性の、イメージは、そーゆー強い母なんでしょうね。けばけば女とか・・・なんだか、女性恐怖でもあるんですかね〜??


エル・トポ
ナンバー1を目指し、砂漠を旅する無敵のガンマン<小連れ狼>は、禅問答でもあるかのような
兆戦者を、次々と倒していくが、最後、愛人に殺されてまい、地下洞窟に住む奇形の集団に助けられ、
<人格の変容・><再生>して慈悲深い僧侶のように生まれ変わる・・。
ガンマンは、彼らを救おうと、、街をめざしてトンネルを掘るのだが・・・

初めて見た時は、衝撃で、悶死状態・・・
でも、今見てみると、こんなに、はっきりした、「ストーリー」があったのね〜・・と、感心してしまいました。
主演の、監督も若いし、ひげもじゃのガンマンから、坊主頭になる変身ぶりには、驚く。
なかなかの、いい男〜!!<はじめ見た時は、そんな余裕なかったわ〜・・>
小人との、大道芸人ぶりも、作品に色を添え、やっぱ完成度が、かなり高い作品だとまたまた感動しました。

砂漠の挑戦者が、「俺の、命がほしい??そんな、オレの命なんて、たいしたもんじゃないよ。・・ほら。」
と、死んでみせちゃうなんて、笑えまーーーす!!!
それにしても、エル・トポの、「勝ち方」は、きたねぇ〜ぞ!

衝撃的な映像と、じつに、わかりやすい、お話。哲学。がうまくかみ合っている。
やっぱり、大好きな作品です!!!映画の醍醐味!堪能って感じかな〜。
可愛いロマンスもあるし、女のエゴ、すべてのシーンが劇的で、全体のストーリーを上回っている。
なので、はじめて見た時は、ストーリーよりも、画面そのものに、引きこまれたんだろうな〜・・。
「ロード・オブ・リング」なんかの、原型でも、あるんじゃないのかしらね・・・。

これは、もう、またまた何度でも、見てみたくなる作品です・・。

インタビューで、4人の挑戦者は、1人目インド人・2人目アステカ・マヤ文明・3人目グルジェフ・4人目タオイズムの、
象徴であると言ってます。とってもわかりやすい説明です。また、それぞれに、付きそう動物、
馬ー有益・高貴 ウサギー多産性・案内役  ライオンー権力  蝶ー意識の目覚め・変化の象徴
とも、言ってくれてます。これまた、まさに、タロットカードそのもので、興味ぶかいです。
こうしてみると、まるで、カルトでないじゃん・・・。と。
しかも、最後、仏教の僧侶が自殺<ベトナム戦争を思い出すのです。。このシーン。。>するイメージで、
エル・トポは、自殺するのですが、その死骸に、蜂がたかるのは、自己犠牲と、希望の象徴だそうだ・・。
そうゆーふーにはみえなかったけど・・・(*⌒д⌒*)アハ
ますます、タロットの大アルカナ・ラストの「宇宙」のカードですよね・・・。「有機的な完結・そして自然な開花」

おっと、興味ぶかい話といえば、「ロード・オブ・ザ・リング」は、ジョン・レノンと小野ヨ―コで、
共演したがってたらしい・・。ホーリーマウンテンは、ジョージ・ハリスンが主演で・・。
でも、お尻丸だしにするのがいやで、ジョージは降りたらしい・・。(^◇^)ケッケッケ...


ホーリーマウンテン
キリスト風の主人公が、錬金術者<マスター>の居る塔に入り、彼の指示で、現代を風刺・批判したような象徴的キャラの男女らと、
永遠の命・魂を求め聖なる山を登る。


はじめて見た時、あまりに、象徴的すぎて、ちょっと、しらけた作品です・・。
なんだか、説教・・教義臭い・・・テナ感じ・
でも、セットや、山を目指す人間達のキャラ、<惑星がそれぞれある・これ見て思いだしたんだけど、鏡リュウジの
「タロットと星占術」の講座、先週予約していて行きそびれた!やっぱ、行けばよかった〜(ノ_-。)ウゥ・・・>
なんか、オモシロイです・・。シュールな感じも、綺麗だし・・。
やっぱり、すごく、フェリー風・・。
セットとか、イメージは、「女の都」の、声の出る女の「写真コレクション」を
思い出しました・・。暴力や、残酷さは、濃厚なんだけど、なんだか、全体がポップな映画なので、
ナマナマしくなくて、それが、逆に「うるさい」感じもしたのよね・・。理屈が
浮いて見えたりした・・今も初回鑑賞時も・・・。

もう、なんでもあり!思いついたことは、全部並べてしまおう!撮ってしまおう!イメージ・アイデア象徴の羅列
そのへんが、また、フェリー風でもあるんだけど、好きなんだけど・・そーゆー「おもちゃ屋」さん的感じ・・
アイデアも、面白いし・・・・。でも・・・でも・・・。なんか・・・よくない・・。
たぶん、役者だと思う・・
役者の重み<役者としての魅力>がないので、フェリーニのようには、いかない・・
ちょっと、「がさがさ」してるのよね・・・。説明的すぎるのが、前面にでたような。
作品のためのディテ―ルでしかない、しろうと役者を使ったことが、裏目に出ているのでは??
なんだか、全体的に「うるおい」がなさすぎたように思いました。
しかも、ラストも、[81/2]の様・・・
すべては、幻想だ!現実を生きろ!みたいなメッセージで、終わるのよね・・。
あんまり、セリフで直接的に言ってほしくなかった。。って思ったんだけど・・

今回みて、はじめて気がついたんだけど、出だしに、カードが3枚でてくる・・
ひとつは、0番の、「愚者」のカード。あとは、残念だけど、読み取り不明・・わかんないわ〜
これもやっぱり、タロットの大アルカナカードの旅なのですね。
自我の明渡し・レット・ゴー目指して・・・。そして、また0番の「愚者」に戻る・・・。
現実もまた、幻想であるように・・岸田秀の「唯言論」のようだけど。

でも、きっと、監督は、「今・ここ」に生きることを、言いたかったのでしょう。
そう言う意味では、やっぱり、作られた時代の、ヒッピー・禅ブーム・ゲシュタルト心理学・精神分析の流行なんかに
はまってますよね・・。
なので、今みた時の方が、新鮮でした。

ああ・・もう完全に、カルトではないですね。こうやって、3本みてみると。
精神世界の旅?人生の旅・・なのですね〜。
なんか、ちょっと、がっかりしたりして・・・(*⌒д⌒*)アハ
でも、私の興味ある世界に、より近いのですがね。タロット好きなもんで。
それに、またアラタメテ、フェリーニの作品群、見てみたくなりました。


聖なる血
サーカス1座の家族。座長である父と、狂信的な母を持つ、主人公フェニックス。
浮気な夫と、淫乱な座員が、いちゃついているなのを見て、母は、夫の局所に硫酸をかけてしまう。
怒った父は、母の両腕を、ばっさり!切断。<のちに自殺・・。>と言う両親をトラウマをもったフェニックスは、病院に収容されるが成人になった頃
母が、迎えにきて、病院を抜け出してしまう。、狂信的な母の呪縛にかかり、母のなくなった、「両腕」として支配される主人公。
母の腕になった、彼の両手は、自分を魅惑する女を殺そうとするのだった・・・。

現代風な、サイコ犯罪なお話。実話だそうです。
ストーリーも、セリフも、はっきりしていて、なじみやすかったです。
映像も、綺麗だし、「ににんばおり」とでも、いいましょうか、母と、息子の手の、コンビが
美しくて、印象的です。母役の女優さん、すごくよかったです。
ラスト、母の呪縛から、解放されるのですが、外には、警察が・・・。
この終わり方も、好みですわ〜。
「支配的な母の呪縛」テーマは、いろんな映画にありますが、
冴えてます。手を切断・・その変わりになるってのが、すごくオモシロイでした。
ゾウの鼻血とか、刺青女、耳ちぎる男、聾唖・ダウン症達・・・
キャラが、いいです。
ホーラーより、人間味というか、ドメスティクな感じがあるし、
やっぱり、とりあえずは、ラブ・ストーリーだからかな??
教義的な感じも、押さえてあるし。でも、あの「聖なる血」のカルト宗教は、笑える!
どっかで、「おちょくってる」のが、いい「感じ」にでてると思う。

あの、セーラー服のストリップと、校長先生みたいな男の、服脱ぎダンス・・
なんか、いいんだわ〜・・。のりが。(*⌒д⌒*)アハ
お気に入りのシーンです・・。

監督は、この話を作るとき、「人間は許されるものなんだ・・」と思った。といっていました
犯罪者は、許される。ってことらしいですが、
あんまり、そーゆーことは、私には、観ていて関係なかったな・・・(*⌒д⌒*)アハ
さすが、監督視点がちがう・・・。
1番、新しい作品のせいか、「余裕」みたいなもんが感じられて、おしつけがましくありません。
衝撃的な映像も、ユーモラスだったり、たんに、美しかったりして、・・・
アイデアの面白さは、相変わらずすごいんだけど、それがすごく生きていて、花丸作品だと。
俳優も、いいし。実子である、息子達3人も、すごくよかったです、美系風だしね。
完成度高です。

楽しかったです。お気にいりの映画になりました。(・ω・)ノハィ

インタビューでは、「人間は肉でできている。・・・・私は、死んだら、猫のえさになりたい。」
と言ってました。なるほでね・・・。
たしうかに、自然の摂理だわさ・・食って食われて。私は、骨になりたいけどね・・。


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