ニュージーランド南島1500キロドライブ

2012年1月3日、ニュージーランド航空のNZ90は定刻の18:30に成田を飛び立った。機材はB777だ。昨年、Eチケットを購入したときの機材はB747だったが実際にはB777に変わっていた。この日は成田からクライストチャーチへの直行便だ。

● クライストチャーチで緊急治療
翌日、午前9:45にクライストチャーチ空港へ到着。昨年暮れからどうも体調がおかしく、風邪気味だったのでお正月の2日に目黒区総合庁舎にある休日診療で薬をもらってきたが機内の乾燥状態の中でのどを痛め、クライストチャーチへ到着したときには声がほどんど出ない状態になってしまった。さて、これから２週間もこの調子だと先が思いやられると判断し、すぐに旅行保険（ジェイアイ保険）でニュージーランドの連絡先に電話した。空港からホテルまではシティバスを利用。宿泊は昨年の地震で市内のほとんどのホテルがレッドゾーン内にあるため、ハグレｰ公園の近くの「シャトー・オン・ザ・パーク」を予約。荷物を置いてまずは近くの医療機関へ行くことに。保険会社からクライストチャーチにいる日本人女性がすぐに対応してくれた。午後３時に診療予約をしてくれて、さっそく診てもらうことにした。ホテルから徒歩圏内にあるので助かった。ハイストリート・シティ・ヘルスというリカートン通りにある医療機関だ。Mick先生に診療してもらい抗生剤と鼻の薬をもらうことができた。どうも風邪ではなくウィスル性の疾患のようだ。日本では毎年11月にインフルエンザの予防接種を受けているので安心していたが、どうも別のウィルスにあたったようだ。毎年宿泊しているリッジスはレッドゾーンの中にあって残念ながら今年は宿泊できない。

●フランスの香り漂うアカロアへ
1月5日、今日はクライストチャーチからバスツアーでアカロアへ行くことにした。ホテル到着時、フロントのスタッフにこのツアーの予約をお願いした。バスはホテル前まで送迎してくれるのでありがたい。アカロアはすでに数回訪ねているが、クライストチャーチ市内は地震の影響で見るところも少ないのでこのツアーを申し込んだ。バスはブラックスワンのいる湖を見ながら快走。途中のリトルリバーで小休止。そしてバスは小高い丘を登っていく。アカロアでは海辺のカフェでランチをとったりお茶を飲みながら海を眺めるなどリラックスした一日を過ごすことができた。帰りは近くのチーズ工場を見学してクライストチャーチへ戻ってきた。この日の夕食はクライストチャーチに住むお友だちご夫妻とアートセンター前にある「クッキン・ウイズ・ガス」というレストランでい楽しくいただいた。

●レンタカーでダニーデンへ
1月6日、今日からレンタカーで9日間の旅の始まりだ。いつもはハーツの市内営業所で車を借りるがここも地震の影響でやっていない。空港にあるハーツの営業所で車を借りて出発。1号線をどこまでも南下。ダニーデンへは以前にも車で走ったことがあるが、せっかくなので途中の街を見ながら有効にレンタカーを使うことにした。ちょうどお昼近くになったので、ティマルでランチをとることにした。国道からシティセンターへ向かうと、海辺の方でイベントをやっていた。ニュージーランドは今が夏休みなので子どもたちが遊んでいる。マオリの歌を歌っているのだろうか。丘の上にあるレストランで海を見ながらランチをとった。午後はひたすら1号線を走る。途中のオアマルでひと休みすることにした。ここはNHKの「世界ふれあい街歩き」で紹介されていたように芸術家が多く、倉庫などの空き部屋を利用して演劇やハンドクラフトなどを実演販売している。夕方まだ明るいうちにダニーデンへ到着することができた。今回宿泊するモーテルは、「Bella Vista Motels Dunedin」だ。感じのいい女性スタッフが部屋のキーを渡してくれた。夕食は海鮮料理を食べたいといったら近くにあるいいお店を紹介してくれた。

●タイエリ渓谷鉄道の旅
1月7日、一度乗って見たかったタイエリ鉄道のツアーに申し込んだ。ダニーデンからタイエリ川沿いに走る渓谷列車は季節によって異なるが夏の時期は一日二回走る。ダニーデン駅を9:30に出発する午前便に乗車。この日は土曜日なので駅前広場でサタデーマッケットが開催されている。新鮮な野菜や魚、蜂蜜、工芸品などが売られている。地元の人も買い物にやってくるのできっと新鮮で安いのだろう。列車は定刻よりも30分近く遅れて発車。この列車の様子をビデオに収めたのでご覧ください。

●ダニーデンからテアナウへ、翌日はミルフォードサウンド
1月8日、今日はダニーデンからテアナウへ向かう。天気は快晴。すがすがしい夏のドライブを楽しんだ。テアナウへは午後早い時間に到着できた。ホテルは、「Kingsgate Hotel Te Anau」というリゾートホテルだ。シティセンターにあるiサイトで明日のミルフォードサウンドツアーを申し込んだ。real Journysという旅行社のツアーは日本語ガイドも乗車しているので安心だ。このバスはクィーンズタウンから出発し、途中のテアナウで乗客をピックアップするというツアー。ミルフォードサウンドツアーの模様はビデオで紹介しているのでぜひご覧ください。

●クィーンズタウンでは汽船に乗ってウォルターピーク牧場へ
1月10日、テアナウからクィーンズタウンへ向かう。クィーンズタウンではいつものリッジスを予約してある。プライオリティ会員になっているので優先的にいい部屋を確保してくれるのでありがたい。今回、はじめて汽船に乗ってウォールターピーク牧場ツアーに参加。1月11日、汽船に乗って対岸にあるウォールターピーク牧場へと向かった。映画のシーンに出てきそうなすばらしい牧場だ。ここでティータイム。この模様もビデオでご覧ください。

●マウントクック
1月12日、最終目的地のマウントクックへと向かった。途中、クロムウェルで休憩を兼ねてオールドタウンの見学をしてきた。ツアーでは立ち寄らない場所とあってか、なかなかおもむきのあるところだ。西部劇に出てくるようなつくりだ。マウントクックへは夕方到着。ホテルは、「ハーミテージホテル」へ宿泊。ここは日本人観光客が多いためか、日本人スタッフが数名働いている。翌日、フッカーバレーを散策する予定だったが、あいにくの雨模様だったのでホテルでのんびりと一日を過ごした。

●クライストチャーチではリカートンマーケットとオパワへ
1月14日、マウントクックからクライストチャーチへ戻ってきた。車は夕方4時に返却する予定になっていてほぼ同時刻に空港へ到着し無事に返却を終えた。ホテルは最初に宿泊した「シャトー・オン・ザ・パーク」だ。翌日は日曜日なのでリカートン・サンデー・マーケットへ行くことにした。翌日、ホテルの人が好意的にその場所まで車で送ってくれた。マーケットの様子は動画で紹介しているのでご覧ください。そのあと、数年前約１か月間、ホームステイしたオパワの家を訪問。周辺を散策して当時をなつかしく思い出した。

帰国日の1月16日は早朝3:30にモーニングコール。クライストチャーチ出発が5:40のNZ500だ。4:00にホテルへスーパーシャトルが迎えに来てくれた。すでに数名の人が乗っていたので結構早くでかける人もいるのだと感心した。空港でチェックインして定刻にオークランドへ。出国手続きをすませて9:25発の NZ99へ搭乗。日中のフライトはラクだ。夕方16:00には成田へ。予定よりも約30分近く早く到着した。
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