カラーマネージメントは、入力プロファイルと出力プロファイルの対で動作します。Illustratorでカラーマネージメントする場合は、入力プロファイルの指定は、図のように「カラー設定」の「作業用スペース」で行います。(Illustrator
CSの例)
詳細は、Photoshopの設定の場合とほぼ同じですので、 「PhotoshopでICCプロファイルの動きを見る」を参照してください。
モニタの出力プロファイルは、作業用スペースのRGB欄を上にスクロールすると確認できます。設定はモニタのプロファイルをOSにインストールした時自動的に行われています。
プリンタに出力する場合は、プリンタの出力プロファイルを参照しなければなりません。
設定箇所は、IllustratorCSの場合は、図のように「カラーマネージメント」の「プリントカラースペース」の「プロファイル」で設定します。
図の例では、CMYK形式のドキュメントにJapan Color2001 Corted のプロファイルを適用してLab形式に変換し、、そのLab形式の値をC5800_090406_1という名称のICCプロファイルを適用してRGB形式に変換し、C5800(RGBプリンタ)に出力してプリントする場合を示しています。
注意点としては、
Adobe社のDTP関連のアプリケーションは、Windowsの場合、OSのカラーマネージメントを参照していないので、プリンタ自身のカラーマネージメントを停止させるだけでよく、特にOSによるカラーマネージメントを停止する設定は不要です。しかし、Mac
OS-Xの場合で非PSプリンタ(RGBプリンタ)では、OSのカラーマネージメントが常に動作していますので、出来るだけOSでのカラーマネージメントの効果が少なくする必要があります。(具体的には、プリンタドライバでの出力プロファイルにGenericRGBを指定します)
なを、アプリケーションでカラーマネージメントする場合は、プリンタドライバの設定は、出力プロファイルを作成するためにチャートをプリントした時と同じ設定でなければなりません。