MSXユーザーの見た2006年度のゲーム


新年あけましておめでとうございます。
昨年に引き続き、2006年1年間に発売されたゲームの簡単なレビューをしてみました。自分の遊んだゲームがどんなんだったかを記録する備忘録代わりでもあります。

タイトルをクリックすると各公式ページに、パッケージの絵をクリックするとAmamon.co.jpの対応ページに飛びます。
リンクがないのはAmazonで売ってなかったものです。

またあくまで参考ですが、PCゲームの環境はWindowsXP-Home+Pentiun4(2.0GHz)+メモリ512MB+RADEON9600(ファンレス、VRAM128MB)です。
プレイ時間は私のクリアまでの実時間です。文章を読むのが遅い人はもっとかかると思います。

1位:英雄伝説 空の軌跡SC(日本ファルコム)
対応機種:Windows98、Me、2000、XP
発売日:2006年3月9日
プレイ時間:60時間

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 待ちに待ってようやく出た、「英雄伝説 空の軌跡」の続編…というか後編です。SCとは「Second Chapter」のことで、後に発売されたPSP版では「FC(First Chapter)」と「SC」という記号が最初から付くようになりました。

 お話は全く前編の続きです。もともと企画段階でシナリオが大きすぎて1本に入らなかったため、前編の発売前の時点で既に前・後編に分けることが決まっていたようで、前作のクリア後に後編の予告が入るという構成になっておりました。

 中身はもう全く文句なしです。面白かった!もともと設定されたシナリオ通りに進めるゲームなので、まあ自由度がうんぬん言う方にはお勧めしませんが、時間がかかってものんべんだらりと進められる大多数の方にはオススメです。

 しかし前作が40時間に対して後編が60時間というのは過去最長の経験でした。このくらいになると、1ヶ月弱かかるので仕事の進行具合も予測がつかず、長期間のブランクもできてしまいがちなので厳しいものがあります。結局、出張先の奈良のビジネスホテルでエンディングを見てしまいました…。コンシューマーでは80〜100時間くらいというのもよく聞くので、まだマシなのかもしれませんが。

 それでも近年最高のクオリティだと思います。国産RPGを求める人はぜひ!


2位:アンダーディフィート(グレフ)
対応機種:ドリームキャスト
発売日:2006年3月23日
プレイ時間:12時間(未クリア)

 「ドリームキャストの最後を飾る」という触れ込みで、この2006年になってわざわざドリームキャスト用に出たシューティングゲームです。(今年、2007年にまたドリームキャスト用のゲームは「トリガーハート エグゼリカ」とか「カラス」の発売が決まってしまいましたが)

 発売ハードはマニア向け一直線の仕様ですが、これが意外にも?シンプルなシステムと無茶のないバランスで、ヘッポコゲーマーの自分でもたいへん面白く遊べました。

 最近のシューティングゲームと言うと、むやみやたらと弾を出しまくっていて、マニア以外を寄せつけない物が多くなりましたが…。本作で覚えることはヘリコプター左右の傾きと、ショットで固定できることくらい。あとは見た通りにゲームが遊べます。やられても自分がヘマをして弾に当たったのがよく分かるので、悔しくても理不尽ではありません。普通に楽しいシューティングゲームです。

 グラフィック表現はかなり頑張っていて、ポリゴンの細かい動きで煙や爆発をリアルに表現しています。それでいて見づらくないのはセンスの良さなのでしょう。

 ただ、元がアーケードなのでクレジットがなくなるといちいち1面からなのは面倒ですね。アーケードの移植だから仕方がないですが、最終面をまだクリアできておりませぬ。そろそろ入手が難しくなってきていますが、まだプレミア価格というほどではないのでお早めにどうぞ。


3位:監修 日本常識力検定協会 いまさら人には聞けない 大人の常識力トレーニングDS(任天堂)
対応機種:ニンテンドーDS
発売日:2006年10月26日
プレイ時間:一日10分×2ヶ月

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 うーん、タイトルが長い。まあ正式名称なので勘弁して下さい。もっと長いのが後で出てくるし。

 まあこのへんはメジャーなので遊んだ方も多いでしょう。ぶっちゃけ言うと「脳トレ」は頑張らないと頭が腐っていくのが如実に分かるのに対して、こちらは知ってる知識で対応できるから努力が要らないかなあ、というのがあります。なんというネガティブ思考!でも「どうぶつの森」ですら既に放置して約半年、ゴキブリが怖くてスロットに差す気も起きない私ですから、賢明な選択だと思いませんか。

 さてこのゲーム、思った以上に面白いです。実際「常識」と言いつつ「そんなんどーでもいいじゃないか」「その時調べりゃいいじゃないか」みたいな雑学も多いので、気楽に楽しめます。実際に楽しいのは、ネットに繋げて分かる「同年代の人が得意な問題」「同じく苦手な問題」「関東地方の人が得意な問題」「同じく苦手な問題」のように、日々の統計に基づいた問題を遊べる点ですな。ネット対戦というほどではないものの、平均点など生きたデータが見られるのは実に面白い試みです。

 ちなみにこれはどんなに頑張っても一日10分以上の「トレーニング」をやらせてもらえないので、時間がある人もない人も同じ土俵で戦える点も見逃せません。ま、逆に言うといくら急いで遊びたくても遊ばせてくれないので、ネットに繋ぐことのできない序盤はいささか退屈とも言えますが…。社会人を置いてきぼりにしない仕様はありがたい限りです。


4位:ハーフライフ エピソード1 日本語版(サイバーフロント)
対応機種:Windows98/Me/2000/XP
発売日:2006年6月2日
プレイ時間:8時間×2周

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 2004年のベスト2に選んだ「ハーフライフ2」の続編エピソード・第一作です。「2」の最後でいきなりG−manに持っていかれた上、ウヤムヤに終わりましたが、なんとその直後、崩壊したタワーの下からヒロインのアレックスに掘り出されるという大層カッコ悪いシーンから始まります(笑)。

 「2」の製作に7年だかかかってしまい、しかもその間ソースの流出だのなんだので延期を重ねた反省があったようです。今後「ハーフライフ」シリーズは大作をスローペースで出すのではなく、短編を安価に、かつこまめに出すというスタンスに変更にした…らしいです。

 要はFPSとしては「2」のシステムのまま、追加シナリオというわけですね。タワーの爆発に巻き込まれないよう避難するのが主な筋です。まあ、あまりストーリーらしいものはなく、ひたすらお使いさせられるような感じです。戦闘も、死んで覚えて進めるところが多かったかな。

 最大の特徴としては、「開発者による解説」がゲーム中に聞けることです(日本語字幕あり)。これは以前「Lost Coast」というデモ版にあった機能と全く同じもので、オプションをONにすると画面にフキダシマークが現れ、それに対してキーを押すことで開発の苦労話やシステムの解説が聞けるというもの。ファーストプレイで見るべきではありませんが、2周目をやってでも見る(聞く)価値はあると思います。シーンによってはシステム内部で使っているキャラクター移動用のパスを見せてくれるようなところもあります。

 短編なので短い(1周に2日でした)のはいいんですが、ゲームとしてはいまいち面白くなかったです。解説モードがなかったらもっと順位は低かったかなあ。


5位:SIREN2(SCEI)
対応機種:プレイステーション2
発売日:2006年2月9日
プレイ時間:15時間

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 2003年に、怖いCMと異様に難しいゲームバランスで有名になった「SIREN」の続編です。前作は山奥の廃村が舞台でしたが、今回は「夜見島」という離島。まあぶっちゃけ言うと廃墟ブームで一躍有名になった「軍艦島」がモデルです。そこに迷い込んだ複数の人々が「屍人」というジャパニーズ・ゾンビと戦って、ある人は死んでアチラさんの仲間になったり、ある人は脱出できたり…という群像劇である点は変わりません。

 さて初代の「SIREN」はあまりの難しさに序盤でクリアを断念するという苦汁を舐めたワタクシですが、「2」はチュートリアルが充実していること、また難易度が適切に引き下げられていることもあり、多少攻略情報を見た程度でクリアできました。前作は、なんと現在位置すらマップに表示されなかった上、攻略上必須の「クイックターン」が説明書にされげなく書かれているだけでした。「2」をクリアして操作を覚えたら、「1」もクリアできるようになりましたよ!

 さて全体のデキですが、ストーリーについて語られなさすぎで、ワケわかりません。1もそうだったのですが、攻略本とかを見て始めて聞かされる「そんなん分かるか!」と言いたくなるような裏設定が満載です。

 とにかく不気味な島内の雰囲気を楽しみましょう。そして存分にゾンビをいじめたりおちょくったりして遊びましょう。慣れてくると、グラフィック以外はあまり怖くなくなります(笑)。その頃にはゲームとして面白くなっていることでしょう。ホラーからは少し遠ざかりますが…。2をクリアできたら1もかなり戦えると思います。それぞれに魅力があるので、レッツ・チャレンジ!


6位:SIMPLE2960 ともだちシリーズ Vol.3 THE いつでもパズル 〜まっすぐ揃えてストローズ〜(D3パブリッシャー)
対応機種:ゲームボーイアドバンス
発売日:2003年12月18日
プレイ時間:10時間
 今年一番長いタイトルです(笑)。ちょっと古いゲームですが、ゲームショップ1983の店長さんに「軽く遊べるゲームでオススメはなんでしょ」と聞いたらでてきたのがコレ。知名度が非常に低いですが、簡単ルールでなかなか遊ばせてくれるパズルゲームです。

 知名度が低いのは、SIMPLE2960シリーズというのがそもそも4本しかなくて店頭での扱いも悪かった上、他のラインナップが「THE テーブルゲームコレクション」「THE ブロックくずし」「THE トランプ」という既存のゲームの焼き直ししかなかったためなのでしょうね。本当に惜しいです。

 さてこのゲーム、パズルを「解く」というより、もっとも効率の良い移動手順をいかにして一瞬で「見破る」か!というゲームなので、クリアそのものはそんなに大変でもありません。ホントに誰でも遊べます。いい加減なストーリーとマッチした可愛い絵もなかなかお気に入りです。

 でも、最近は全然売ってないなあ、これ…。


7位:ゴッド・オブ・ウォー(カプコン)
対応機種:プレイステーション2
発売日:2005年11月17日(カプコレ版:2006年9月28日)
プレイ時間:15時間

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 2005年発売のゲームがベスト版で半額になったので買ってみました。これはアメリカで製作された、普通の人からはあまり見向きもされない、いわゆる洋ゲーのローカライズ版です。

 内容はギリシャ神話を題材としたアクションゲームで、筋肉ムキムキの戦士・クレイトスが、神々にお願いされて戦神アレスを倒しに行くというお話です。噂通り凄いですわ、コレ。グラフィックもアクションも一級品、ロード時間もほとんどなし。普通のテレビならプレステ3と言ってもバレません。

 でも、目がすっごい疲れます

 クリアはしましたが、絵がキレイすぎて何をやってるか(主人公の向いている方向など)分からないシーンが結構あり、辛かったです。あと、やはりというか、死んで覚えるところが結構多いんですよね…。アクション部分より、時間制限のあるパズルや綱渡りなどのトラップで何十回死んだことか。僕の個人的資質がダメなのかもしれませんが。

 あとこのゲームはよく「簡単な操作で多彩なアクション」と褒められていますが、ただでさえ多いPS2コントローラのボタンをフルに使う上に押す順番(○→○→△など)で出る技の変化も多く、覚えていられません。恐ろしく良くできているのは分かるのですが、ちょっともう一回はご勘弁…という感じ。


8位:アンリアルII 日本語版(サイバーフロント)
対応機種:Windows98/Me/2000/XP
発売日:2004年3月19日
プレイ時間:15時間

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 一時期は「Quake」「HALF-LIFE」と共にFPS三大巨頭と言われた「Unreal」の続編。
 ちょっと古いのですが、安売りしてたので買ってみました。

 なんかいまいちいい評判を聞かなかったのですが、未プレイの前作の評判が良すぎたことも影響しているようです。でも、確かにあんまし面白くありませんでした…。全編を通して拠点防衛をさせられることが多くてテンポが悪いのです。出てくる回数としてはあまりないのだけど、弾薬の制限がキツいくせにどのくらい攻撃をしのげばいいかはやってみないと分からず、結局何度もトライ&エラーで乗り切るしかないというのが気になりました。

 あとはあまりステージ展開に幅が感じられなかったところですかねえ。発表当時で「そこそこ」という評価だったグラフィックも、今となってはフツウ以下という感じ。いや、頑張ってるのは分かるんですが、いまひとつ野暮ったいというか、質感に欠ける、軽い感じです。


9位:漢字の渡り鳥(サクセス)
対応機種:ニンテンドーDS
発売日:2006年6月1日
プレイ時間:7時間

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 「脳トレ」ブームの派生品としては、なかなか個性的な外見で攻めてきたところに好感を持って購入…。
 安いだけあって全体に安さを感じる作りでした。

 全体にルールの作り込みが甘くて、理不尽な点があちこちにあります。低価格で出すために、修正してられなかったのかな、そんな感じがしています。特に2面の漢字麻雀は最初から答えを知らないと上がれないんじゃないか?!

 ギャグもかなり滑っていて、最後に宇宙に行ってしまうあたりは面白いというより対応に困ってしまいます。序盤のライバル「銀銀(しろがね・ぎん)」あたりまではイイ味出しているんですがねえ。

 初回分は結構売れたのか一時期品薄でしたが、今はあちこちで余ってますね。


10位:ぐるみん(日本ファルコム)
対応機種:Windows98/Me/2000/XP
発売日:2004年12月25日
プレイ時間:10時間

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 ごめんなさい、つまらなくてなんとなく挫折してそれっきりになっています。

 日本ファルコムにフル3Dのノウハウが少なかった頃の作品で、分かりづらいというのもありますが、「イースVI」とか「フェルガナの誓い」に比べた時、肝心のアクションがちっとも面白くないです…。システム的にもドリルである点に必然性を感じないというか…。面が進めてもやることはほとんど同じだし、曲もイマイチだし、モチベーションが追いつきませんでした。

 あと、誰もが言ってますが、主人公パリンの声が凄まじく大根演技なのもやる気を削ぎます。デモで誰もがズッこけた「やるしかないわね」ボイスのやる気の無さはMSXturboR版「FRAY」といい勝負です。

 別に声優ファンではありませんが、ただ単にヘタクソというのはキツいですわ。「ゴッド・オブ・ウォー」の玄田哲章と比べると天地の差じゃのう。


11位:ドットストリーム(任天堂)
対応機種:ゲームボーイアドバンス
発売日:2006年7月13日
プレイ時間:3時間

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 任天堂の実験的な企画である「ビットジェネレーションズ」のシリーズ第一弾です。シンプルな外見でゲームとしての面白さを追求した…らしいんですが。

 つまんないです、これ

 画面がシンプルなのはMSXなどの雑誌投稿プログラムのゲームで慣れているので気にしませんが、それらと比較したときにかなり負けています。ルールとしては「他のドットが通った跡があると加速して、他にニトロやアイテムが使える」…というのがありますが、どーにもこーにも面白くないんですよ、これ。

 地形が複雑になると通るべきルートを覚えないと勝負にならないし、逆にそこさえ飲み込めば必ず勝ててしまうので、あまりかけひきも起こりません。シリーズの他のものはもっと面白いのもあるらしいんですが、こうまでつまらないと外見がシンプルなのも「オシャレっぽく見せたいけど、実はただ志が低いだけ」に見えてきてしまって、やる気も何も起こりませんでした。2000円という価格でしたが、高いとか安いとかいう以前にこのゲームに時間を使いたくないので、そのへんの評価はする気にもなりません。


12位:乙女的恋革命★ラブレボ!(インターチャネル)
対応機種:プレイステーション2
発売日:2006年1月26日
プレイ時間:5時間

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 嫁さんにせがまれて買ったゲームです。いわゆるボーイズラブ。主人公が女の子で、意中の男を落すのが目的です。本来僕なんざが触れるべきゲームではありませんが、一味違っていたのでちょっと手を出してみました。その一味とは主人公が超デブ(100kg)

 なかなか面白い視点です。まず痩せないとそもそも恋愛が成立しないのです。そしてその痩せる過程はシミュレーションゲームです。

 …というわけで1周やってみましたが、ただ痩せただけでモテモテとなり、意中の男性からは特に何ともない、というエンディングでした。

 改めて情報を見てみると、このゲームは条件のクリアが異様に厳しいのです。
 「○月○日までに体重を○○kgにした状態で、○○という選択肢を選ぶとイベントが発生、さらにそのイベントが発生している条件で…」ということの繰り返しで、自力では絶対解けません。ボーイズラブですが、18禁のエロゲームと作りが何ら変わりません。

 なんで似たような作りかというと、要するに作る側にとって楽だからなんですね。システムもスクリプト主体で既存のものが使い回せるし、何より作業量の調整がしやすいのです。しかも今はネットに情報が溢れていますから、それを見ながらプレイすれば誰でも意中の男性を落せる!

 って、そんなゲーム遊んで面白いのでしょうか。まあ特定のキャラクターに惚れ込めれば可能なんでしょうけど…私はどーでもいいので、辞めました。しかし友達の女性に聞いたところ、「ルート入り」とかいう用語まで男性用エロゲームと同じものが使われていて、唖然としました。

 一応、嫁さんは作業プレイながらそれなりに楽しめたようです。


番外:メタルギアソリッド3・サブシスタンス(コナミ)
対応機種:プレイステーション2
発売日:2005年12月22日
プレイ時間:3時間(「メタルギア2・ソリッドスネーク」のみ)

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 メタルギアソリッド3(2004年発売)は発売時に購入して遊んでいます。こちらを買ったのはMSX2版「メタルギア」及び「メタルギア2・ソリッドスネーク」が収録されているから…ちょっと安かったこともありまして、オホホ。サブシスタンスの本編のほうはほとんど遊んでません。

 んで、とりあえずMSX2版の「ソリッドスネーク」を最後まで遊びました。SCCの音の再現度はスタッフにMSX2版のマニアがいたそうで、大変素晴らしいです。

 しかし全体の動作は精度が良くなくて、オープニングからカクカクしたり妙に速くなったりして、ゲームそのもののプレイ感覚もオリジナルとはだいぶ違う感じになっています。顔グラフィックの差し替えやメッセージのみ高解像度になっていたりする意図的な改変は仕方ないのですが、小島監督によるチェックが入っていなければ甘いデキと言ってしまっていたかもしれません。

 それなりのこだわりも見せていて、MSX2の起動画面が出てくるところなんかはいい感じです。これも実機と比べるとガクガクですけど…。


総評

 今年はプレイステーション3とWiiが発売されました。そして我等が1チップMSXも!…というのは冗談ですが。PS3もWiiも売ってませんでしたねえ。いまだにPS3のデモ機くらいにしか触ったことがありません。最近になってPS3は普通に手に入るようですが。

 まあそらそーと、新作について。

 「空の軌跡SC」は夫婦で家事をおっぽりだす面白さです。前後編100時間!と言われると薦めづらいのですが…。「アンダーディフィート」別名「アン子とデフ美の大冒険」、家庭用ハードとしては沈没してますけども、さすがにNAOMI基板だけあって作り込みに手抜きはナシです。それでいて弾幕とのお付き合いは必要なく、普通に面白いシューティングであることが偉大です。「常識力検定」はゲームと言うのはいささかはばかられますが、二人で遊ぶとなかなか楽しいです。一人だと虚しいかも。「ハーフライフ2・EP1」、前作のファンならやっとけ!ていうかもうやってるか?!「SIREN2」、値崩れが激しくて2980円じゃなかったらやってなかったかも。「ともだちパズル」は割と普通にオススメ。それ以下はもうどうでもいいや。とりあえず、そろそろグラフィックの進化に目がついていかなくなったのを感じたのが「ゴッド・オブ・ウォー」でした。老化でしょうか。

 めでたいニュースといえば、WiiのバーチャルコンソールでMSXのソフトが遊べそうになりつつあることですね。ちなみにバーチャルコンソールのメガドライブのタイトルに「トージャム&アール」を入れるべく暗躍した人は、なんとMSX・FANの元編集者の方であったことが「ゲームサイド」で判明しました。納得…。

 2007年はゲーム業界にとっても、MSXにとっても転機になりそうな年となりました。せいぜい後悔しないように頑張ります。とりあえずWiiで「魔導師ラルバ」のリリースに向けて暗躍してみましょうか。

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