ＭＳＸユーザーの見た２００９年度のゲーム

新年あけましておめでとうございます。

うそです。なんかもう１２月です。今年はモタモタしていたらこんな時期になってしまいましたとさ。
毎年書いていて２００９年だけ欠けてしまうのもイヤなので書きます。どうせすぐ２０１０年度も書かないといけないので、今年の用事は今年のうちに。
２００９年はそれほど数を遊びませんでしたねえ。しかもよく見れば発売日が２００８年のばっかりです。

さて、昨年はとうとうＰＳ３を導入しました。
安いのが出たので飛びつきました。
ついでにテレビも新調しました。ＳＨＡＲＰの３２型フルハイビジョン。
普通この大きさだと１０８０Ｐのはないのですが、７２０Ｐでも見た目の違いが分かりません。まあ６畳間にはちょうどいい大きさです。
１位：メタルギアソリッド４（KONAMI）
対応機種：ＰＳ３
発売日：２００８年６月１２日
プレイ時間：20時間

Amazon.co.jp		 ２００９年のベスト！と言いたいのですが２００８年発売です。まあそこはツッこんではいけない。
さてＭＳＸ出身のキャラクターとしては屈指の出世を遂げた我らがソリッドスネークが主人公に返り咲きました。

話としてはメタルギア（ＭＳＸ版１，２とＰＳ版のＭＧＳ１〜３）の総括と言ってもよい内容で、ＭＳＸ版から付き合ってきた人（僕含む）には熱すぎる展開が目白押しです。
ＭＳＸ版を知らない人への配慮なんかなんなのか、マッドナー博士がセリフの片隅にちょっとだけ登場するなどいささか苦しいところもありますが、ＭＧＳ１の舞台に舞い戻っての死闘は涙なしには語れません。

そして最後にはあの人が。
アンタ死ぬの何度目だよという気もしますが、まあそこはそれ。

何を書いてもネタバレになってしまいそうなので、とりあえずＭＳＸユーザーならやっておけ！
２位：４２８（SEGA）
対応機種：Wii
発売日：２００８年１２月４日
プレイ時間：15時間

Amazon.co.jp		 １９９７年にセガサターンで発売された「街」の流れにある実写ノベルウェアです。
案の定というか何というか売り上げが爆死していましたが、この面白さは凄いですよ。「街」もそうでしたが、どこを読んでいても面白い（カナン編除く）。
個人的には終盤の爆弾関連が自力で解けなかったくらいには難しかったのですが、完成度は抜群です。４２８とＭＧＳ４は甲乙つけがたい出来でした。

ただ難点として、隠しを見ていくと最後にキャンペーン応募のＵＲＬが出るのですが、このＷｅｂサイトは２００９年の５月（私が遊んだ時期）には事実上閉鎖されていて、何も見ることができなかった…というところですか。ゲームそのものは作品として残っても、「ここには、もう何もない」じゃあガックリですよ…。
３位：Fallout3（Bethesda SOFTWORKS）
対応機種：ＸＢＯＸ３６０、ＰＳ３
発売日：２００８年１２月４日
プレイ時間：100時間

Amazon.co.jp		 なんと１００時間オーバーまで遊んでしまった洋モノＲＰＧ。最初のとっつきが悪いですが、ハマると抜け出せません。
遊び込めば４００時間オーバーもありうるというのだからもの凄いです。

核戦争で崩壊した世界の中でたくましく生き抜く人々を描いた作品で、１０年以上前にＰＣで１と２が存在したＲＰＧの続編として改めて作られたもの、だそーです。なので日本語版のない１や２は知らなくても十分に楽しめます。フル３Ｄと完全日本語化がなされた膨大な世界は圧倒的という他ありません。
メインのシナリオを追うより、各地で起こる小イベントや遺物を見て回るのがひたすら楽しいタイプのゲームでした。
正直言えば１００時間でもまだ見られていないイベントは多数あるのですが、キリがないので封印したというのが本当のところです。

ちなみに画像は２００９年末に発売された「GAME OF THE YEAR」版。有料のダウンロードコンテンツとして配信された追加シナリオ５本を同梱したバージョンです。
最初は通常版を買ったのですが、このＧＯＴＹ版を買い直しました。

ところでこのゲームは自由度が非常に高い反面、バランスは後半になるほどドンブリ勘定になっていきます。なんというか不老不死にした「ソーサリアン」に感覚がとてもよく似ています。追加シナリオではそれを調整するためにレベルに応じて敵を泥縄的に強くしているので、ますますソーサリアンに似ています。
４位：GEARS OF WAR 2（EPIC GAMES）
対応機種：ＸＢＯＸ３６０
発売日：２００９年７月３０日
プレイ時間：たくさん

Amazon.co.jp		 去年のレビューにも乗っけましたが、こちらは日本語版です。結局買っちゃいました。
追加ＤＬＣ「ネクサスへの道」と、追加マルチプレイヤーマップを全部収録した豪華版！
もちろん日本語版なので魅惑の罵りボイスも堪能できます。

特にマルチプレイヤーの「Ｈｏｒｄｅ」モードが熱い熱い。５人１組で５０ステージ（ｗａｖｅ）に及ぶ敵の攻撃を撃退する協力プレイモードがたまりません。
今でもパブリック（通称「野良Ｈｏｒｄｅ」）で知らない人と助け合いながら遊んでいるほどです。ちなみに２９マップ中２５マップを野良だけでクリア済みです（遊び込んでいる人にはこれがどれだけヒマ人の所業か分かるでしょう）。

「３」の発売が２０１１年の春から年末になってしまったので、しばらくは遊んでいそうです。
５位：BIOHAZARD5（CAPCOM）
対応機種：ＸＢＯＸ３６０、ＰＳ３
発売日：２００９年３月５日
プレイ時間：１５時間

Amazon.co.jp		 ハリウッド映画化すらされた国民的・世界的ホラーゲームながら、実のところ人生初バイオです。
ＰＳの１もちょっとやったんですが、チマチマしてて自分にはどうも合わなかったんですよね…。
安かったので買いました。

感想。
どうしてこんなにチマチマしているのか。

なんでも「４」と同様に銃を撃ちまくるタイプに変わった…というのですが、海外の同系統の作品（ＦＰＳとかＴＰＳ）に比べるとやたらめったらシビアです。
とにかく「弱点」をピンポイントで狙わないといつまで経っても倒せない、そんな敵が多くいてイヤになります。そして低難易度でも弾が常に不足気味で、節約を強いられます。

特に終盤出てくるリーパーという敵は白い弱点が体の各所から順繰りにモコモコ出てきて、これを的確に狙わないと全然倒せません。もう面倒くさいの何の…。
ラスボスなんかも正直当たってるのか当たってないのか全然分からないうちに弾がなくなったりで、アクションなのに攻略サイトを見ないと進めないシーンが多く、作業感が満点です。
他にも終盤にだけ「ＱＴＥでイベント中に突然死」とかあって、笑えないギャグかと思いました。

どうも世間でも「４」のほうが良かったような言われ方をよくしていますね。
まあグラフィックと売り上げは世界レベルだったので良かったんじゃないでしょうか（適当）。
６位：リトルビッグプラネット（ＳＣＥＩ）
対応機種：ＰＳ３
発売日：２００８年１０月３０日
プレイ時間：15時間

Amazon.co.jp		 このへんからはどーでもよくなります。世間の評判は良いのですが、物理シミュレーションのせいで異様にシビアなバランスになってしまったアクションゲーム、という印象が強いです。世界的な評価は高いのに、自分の中ではイマイチ…。

なんか、ほんの少しの違いで結果が変わってくるのにイラつくんですよね。足場の位置がちょっと傾いているだけでジャンプが届かない、とか…。そのへんが単なるジャンプアクションに過ぎない本作のストレスを妙に高めている気がします。一通りクリアしたけどもういいや。

あとワケわからんのが主人公たちを「リビッツ」と呼んでいること。これはもともと「Ｓａｃｋｂｏｙ」で、リビッツなんて呼び名は日本だけなんですね。誰だこの指示したの。サックと聞いてまさかコ○ドームでも連想したバカがいるのでしょうか。グローバルの波は遠いぜよ…。
７位：ミラーズエッジ（ＤＩＣＥ）
対応機種：ＸＢＯＸ３６０、ＰＳ３
発売日：２００８年１２月１１日
プレイ時間：15時間

Amazon.co.jp		 真っ白な街を駆け抜ける未来の飛脚を描いたアクションゲームです。なかなか目に眩しいビジュアルとコンセプトで期待はしていたのですが、いざ遊んでみるとなんかガッカリという「アサシンクリード」と似た経過を辿りました。
主観視点で走る、というのは要するにすぐ迷うということであり、当初のイメージのように華麗に駆け抜けることは初回のプレイではほぼ絶望。一度死にまくってルートを覚えた２周目になってようやく夢が叶う…という感じでした。

初回プレイは敵に追われて道が分からないままタコ殴りに会うパターンに何度も陥り、結局プレイ動画を見てそれをトレースさぜる得ない…ていうかやり方が分かってもヘタクソなのでちっとも再現ができない…そんな夢と現実の境目を直視するゲームでありました。

全世界ではミリオンセールスになりましたが、今は新品が９８０円くらいで売ってます。
総評

２００８年版でも触れた「ギアーズオブウォー２」を除くと、２００９年は上位３本と下位３本の差が絶望的に違いますね−。
あまりゲーム自体遊ばなかったというのもありますが。
いまだに「リトルビッグプラネット」「バイオ５」は何が面白いんだか分かりません。
ちなみにＰＳ３は「SIREN NEW TRANSLATION」も買ったのですけど、怖すぎて途中で投げ出しています…。

さてこれを書いているのは既に２０１０年１２月であるため、「２０１０年度のゲーム」もほぼ固まりつつあります。
ところが一番よく起動しているのは「ｔｏｒｎｅ」のような気がしてなりません。次は「週刊トロ・ステーション」？
年末までに「ＭＡＤＷＯＲＬＤ」を一通り遊びたいねえ。「Fallout:NewVegas」は既に発売されていますが、ＦＯ３が恐るべき時間泥棒っぷりを発揮してくれたために怖くてまだ買えません…。

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