MSXユーザーの見た2012年度のゲーム


新年あけましておめでとうございます。
ついさっき、2011年度を入れたばかりのような気がします。年月が経つのは速いですね。まるで一日しか経っていないような気分です。

さて、2012年はiPhone(4S)を買いました。
ゲームもいくつか買いました。
でも、ほとんどやってません。家の中では小さい画面でゲームしたくないし、外に出たときは本を読むし。

1位:GHOST TRICK(CAPCOM)
対応機種:ニンテンドーDS/iPhone/iPad
発売日:2010年6月19日(ニンテンドーDS)/2010年12月16日(iPhone)
プレイ時間:20時間

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今年のトップと言うにはちょっとアレなのですが、私がやったのはiPad(初代)です。
元のDS版は発売記念のサイン会の横を通りすぎた記憶はあるのですが、放置してました。
いやなんせパッケージがコレですし、ねえ…。

しかしゲームとしては抜群に面白い。奇想天外なゲームとはこのこと。
初登場の時点で死んでいる、主人公の運命やいかに!
場面場面をその場のアイテムで切り抜けるアドベンチャーゲームとしての面白さと、謎に満ちたストーリーを追う両面がうまく噛み合っている、「428」に勝るとも劣らないゲームに仕上がっております。

で、最後までやると確かにパッケージは「コレしかないなあ」と思うんですねえ…。日本版が出てパッケージにかなり批判がありましたが、あとで出た米国版もほとんど同じだったので、「うん、そうだよねえ」と頷かざるを得ません。

ところでこのゲーム、特徴的なアニメーションの原型はスーパーファミコンの「OUTER WORLD」だそうな。米国版は「OUT OF THIS WORLD」というのは知っていましたが、実はオリジナルはPC版であり、フランスで開発された「ANOTHER WORLD」なのだそうな。最近知りました。

とりあえず、知らない人はiPhoneでもなんでもいいからやってみよう!

2位:BRAID(Number None)
対応機種:XBOX360/PS3(ダウンロード専売)
発売日:2008年8月6日
プレイ時間:10時間


XBOX360専用のダウンロード専用コンテンツとしてひっそりと発売され、いつの間にか支持を得ていた作品…という感じです。

名前すらも知りませんでしたが、「LIMBO」が好きならオススメだよ!と言われてやってみたらなかなかの面白さ。
見た目は普通のアクションゲームですが「時間を巻き戻す」ことができ、さらに「巻き戻しに影響を受けないものがある」という要素がキモとなっており、かなり頭を使います。

やや難しすぎるきらいはあります。最終面近くなると複雑に要素がからむために、二度や三度の挑戦ではいかんともし難いほど。この点、ちょっと減点しました。攻略動画を見てしまえば簡単に再現はできます。

あと、ストーリーが難解。断片的なメッセージで全体像を匂わせる、という体裁らしいのですが、勧めてくれた人によると「日本語への翻訳が良くない」「英語で読んだ方がいいよ」とのこと。書くまで忘れてましたが、英語ではまだ読んでないや…。アハハ。

ともあれ、独特の絵と合わせて遊ぶ価値は十分にあります。
ダウンロード専売としてはちょっと高めの価格ですが、体験版だけでも触れてみてください。

3位:MEDAL OF HONOR:WARFIGHTER(EA GAMES)
対応機種:XBOX360/PS3/PC
発売日:2012年11月15日
プレイ時間:15時間

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「CALL OF DUTY:BLACK OPS II」と真っ向勝負を挑んで見事に砕け散った、現代戦版MEDAL OF HONORの二作目。
海外のレビューでは散々な評価なんですが、そんなにヒドい出来ですかね?
普通に面白く遊べましたが…欠点を指摘すると、二人の主人公のどっちを今遊んでいるのか分かりづらい、というFPS特有の問題はあります。
正直言って「BLACK OPS II」はストーリー面だけでも複雑になりすぎて、ちょっとついていけませんでした。

このへん、時代の流れというやつでしょうか。自分が難しすぎるお話についていけなくなりつつあるの?とウッカリ考えてしまいます。
「全部やること一緒」「頭悪くても遊べる(これは言い過ぎ)」なFPSに複雑さを求めすぎるのもどうかなあ、と思いますが…。

おおむね低評価の中で唯一評価されていたカーチェイスのシーンは、なかなかの緊張感とボリュームで楽しめました。
しかし本筋は複雑になる一方で、カーチェイスを頑張って切り抜けても最後はやっぱり敵に捕らわれてしまうとか、肝心なところは昔のまんまという気もします。

4位:DOOM3:BFG EDITION(id software)
対応機種:XBOX360/PS3/PC
発売日:2012年11月22日
プレイ時間:12時間

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2004年に発売された「DOOM3」が帰って来た!
2004年版も実は遊んでおり、本コラムの2004年度版でもレビューをしていました。

当時は「単調」「似たようなステージが続く」とか書いて低評価としていましたが、今やるとちょっと違います。
MEDAL OF HONORとかCALL OF DUTYのストーリーがめんどくさくなる一方で、この単調さが妙に心地よいのです。

これはいけません。

僕は何のためにFPSをやっているのでしょうか。もちろん、MSXのやりすぎを補正し、現代社会に生きるゲーム好きとして感性を常に磨くためなのに!いかに最新ゲームでも、時がたてばレトロになるのは必然…既にFPSですらもレトロへの安住に走りつつある、この現状を危険と言わずしてなんとしましょう。

あーでも、エイリアンに近づいてショットガンでドーン、という感覚がね…何も考えなくてよくて、無性に楽しいんだよね…。
「エイリアンハント」なんてのはFPSでも古くささの代名詞だったのに。

言い忘れてましたが、2004年版は日本語版が出なかったので、初ローカライズではあります。
ぶっちゃけ、ストーリーなんかどーでもいいんですけどね。
あとライトで常に照らすように仕様が変わったせいか、雰囲気がだいぶ変わったような気はします。8年前のものと比べる気にはならないけど。

5位:CALL OF DUTY:BLACK OPS II(treyarch)
対応機種:XBOX360/PS3/PC
発売日:2012年11月22日
プレイ時間:15時間

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はい、世界の定番FPSです(投げやり)。

今度は近未来とベトナム戦を行ったり来たりするストーリーになりました。
正直言って、途中からついていけなくなりました。ワケわかんね。

近未来の武器がトンデモすぎて現実味がない(壁の向こうが見えるとか)のと、舞台がめまぐるしく変わるので手持ちの武器にやっと慣れたころに使えなくなってしまう、ということの繰り返しで、どうにもこうにもハマれませんでした…。

自分の取った公道に応じてストーリー分岐がいくつかあるらしいんですが、あまり見たいと思えずに放置しています。
MEDAL OF HONOR:WARFIGHTER共々、今回は最高難易度に挑戦する気になれません。

総評

いやはや、今年は全然ゲームやってませんなあ。
個人的に忙しかったこともありますが、3〜5位のFPSが11月に集中して出たので、やり込みも全くもって足りません。

さて、今はちょっと注目のゲームというものがなく、今後に苦慮しています。
「トロ・ステーション」ももうすぐ終わっちまうしな。テレビさんがイイ味出していて好きだったんですが。

ちなみにtorneは今でもぶっち切りでPS3の稼働時間No.1です。nasneも導入しましたが、torneの既存の録画をnasneに移せないので、結局両方使っています。二番組が同時録画できるのがメリットだよね!
とか言ってますが、PS3での録画を不安定にしたくないがためにnasneを買ったのに、結局torneが残ってしまったせいでPS3でゲームをやる気が起きません。

2012年と言えば「魔法少女まどか☆マギカ」の再放送を録画したまま怖くて見てませんでしたが、年明けから見始めたら止まらなくなって一気に見てしまいました。面白かった!
最近、僕は「面白い番組を避けて録画する男」と呼ばれています。
いいんだよハズレでも!それなりに勉強にはなるし(何の)。

今年は「Test Drive Unlimited2」(2011年)と「Machinarium」(2009年)をやってますが、どっちもまだ中途半端です。
PSPの「英雄伝説 碧の軌跡」も途中で放置していて、3DSもレイトン教授しか買ってないしな…。

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