過去日記7

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2005/10/10 池の平ホテル

テレビCMが無闇と印象的なホテルというと、「ハトヤ(で・ん・わ・は・ヨイ・フロ)」とか「ホテルニュー岡部」とかになる。時代を感じるCMソングを覚えている人は多いだろう。20代前半の人でも知ってるから10年くらい前までやっていたらしい。今はテレビを全然見ないので、知らない。

かつてはバカにしていたこのへんの旅館にどれも行ったことがない!と気付いたのが最近のこと。そのうちの一つ「池の平ホテル」に行きました。本当は欠員が出たところに割り込んだんですが。

この頃のホテルは「総合リゾート」という今となっては意味不明のコンセプトの基につくられていて、ホテルを中心に温泉・遊園地・美術館・スキー城・その他モロモロを一カ所に押し込んで、大量の観光客を受け入れてさばく、という経営スタイルであったようだ。この手のリゾート地は高度成長期に伸びて、バブルの後に潰れまくったのだが、CMをやっていたようなところは割としぶとく残っている。

しかし受け入れのためのハコを大きくするために増築に増築を重ねたせいか、同じフロアなのに異様にアップダウンが多いイビツな構造をしていて、面白いと言えば面白い。館内のゲームセンターが階段状になっていたり、案内にあるはずのレストランがなかったりする。部屋も暖房(スチーム)しかなかったところに後から冷房を追加したので配管が出ている。部屋に備えつけだったはずのアラーム時計が壊れてなくなって、板で塞いでいたりするのも物悲しい。それでもまあまあ小奇麗で、バイキングの飯もそれなりに美味かったのであるが。

ただ館内のレストランのやる気のなさはピカイチで、マズくて高くて遅い。今どきここまでヘッポコなところも珍しいので却って感激したくらいだ。飯を食う場所は複数あるのだが、経営母体が一緒なせいかどこで食っても質量共に同じ、ついでにサービス精神も最低限、といった感じである。隣の人のトン汁定食の制作風景が見えてしまったのだが、「エバラ」と書かれたレトルトを開けている所であった。せめて見えないところでやっとくれよ。敷地内にローソンが一軒あって異様に混んでいたのが不思議であったが、確かに質・量・価格共に館内のそれを大幅に上回っている。唯一座席がないので立ち食いになってしまうのが難だが、もし席があったらレストランに勝ち目はないだろう・・・。

まあ他にもいろいろあったんですが、若いうちに本気でリゾートを求めて行くと死ぬので、せめて社会人になってから行きましょう。楽しいかどうかはともかく、面白いです。あ、でも恋人と行ったりすると間違いなく破局を迎えるので、しつこい女を処分するのには使えるかもしれない。

2005/10/6 Yahoo!検索

最近Yahoo!で検索すると、かつてのカテゴリ分類ではなくgoogleみたいな本文検索が優先して出てきます。で、「MSX」で検索するとウチのページがトップ10近くに入ってしまうのです。なんか最近Yahoo!から来てる人が多いなあと思ったらそーゆーことなんですね。しかし何が基準なんだかちっとも分かりません。

ちなみにgoogleでのランクは低くて、35位〜40位くらいをウロウロしています。

2005/10/5 ニッポンバシ系

大阪の日本橋でタコヤキを食っていたら聞こえてきた会話。

「最近アキバ系とか言うけど、このへんの俺たちはどう言えばいいんだろうな」
「ニッポンバシ系?長いなあ」
「じゃあポンバシ系・・・。うーん、でも何かが違うなあ」

まあちょっと前に話題になった「電車男」の件を踏まえた会話なのでしょうが、確かに大阪・日本橋は梅田にヨドバシカメラが来たせいで普通の家電目当ての客は根こそぎいなくなり、残ったのはマニアと荒んだ街、という状況であることは以前も書いた通りです。

とはいえ彼らが羨む(?)アキバ系とやらも、「電車男」のカレにいくら恋人ができたからと言って秋葉原にいる人全員がその恩恵を受けるなんてことはないわけで、単に秋葉原をウロついていても恋人ができないわけじゃない、という程度の「電車男」以前と変わらない事実でしかないわけです。


そんなことよりも、いわゆるマニアの傾向を見ていると、ジャンルに関わらず中途半端なマニアはダメという感じがしてきました。ここで言う「中途半端」とは、大雑把に言って情報に振り回されるタイプ。すなわち、雑誌に書いてあるような「誰かの書いた、言ったこと」はよく覚えている割に、当の作品について自分の意見がない・・・といった方々のことです。

自分の意見が言えるようになるには人との交流は欠かせませんし、自分の意見が言えなくて雑誌の受け売りをしてるような奴は(周囲もマニアなだけに)すぐ見破られます。こういう人は、受け売りしか言えない人同士で固まって懐かしさに浸るような行動に走りがちで、一見グループに見えますが、結果としてそのまま孤立していきます。ちなみに、マニアのありがちな姿としてよく言われる「風呂に入らなくて臭い人」はほぼ100%こちらに入ります、というかこっちにしか入れてもらえません。

並のレベルを越えたマニアには、普通の外見を保ちつつ、話すのも上手いし聞くのも上手い人でないと到達できないようです。・・・そんなことは過去に岡田斗司夫あたりが書いていましたが、まったくホントですね。んで、そうした人はますますマニアとしてドロ沼にハマるんですが、交流が広がるうちにいつのまにか嫁さんを捕まえていたりします。これは地域に関係ない傾向です。「アキバ系」と言う分類にはほぼ何の意味もありません。

まあここに書いたのはほぼ男の話で、女性はマニアか否かに関係なく、おおむねしゃべるのも聞くのも男より上手です。なので、女性は下手な男よりマニアとして格上です。受け売りの話しかできないツマンナイ人は割と早い段階で話に入っていけなくなりますから、マニアとしてハンパやってると女の子と会話もままならないのですよ。このへんは意識しないと残酷なくらい差が開いていく一方なので、マニアを志す若人はくれぐれも注意しましょう。

2005/9/29 ズボンが!

裂けました

の部分が。

しかも出先で。


UPS(無停電電源、バッテリが入ってるので重い)を持って床に置こうとしたら「ビリッ」と音がして見事に裂けました。コントであるようなクリアなサウンドだったもんで、「本当にこんな音がするんだ」とつい思ってしまいましたよ!とりあえず、サーバ室に人がいなくて幸いでした。誰か見ていたら生きては帰せません。

あろうことか今日の私は白。紺色のズボンからチラリと見えているだけでも目立ってしょうがありません。ここ数年で最大のピンチです。誰かに見られたら生きては帰せません。

幸い裂けた範囲は限定的であったため、内股で歩くことにより外観は普通のズボンと変わりなく、帰宅も問題なくこなせました。が、尻まで裂けていたら人生終わっていたかもしれません。単調な仕事の中にも、なかなか油断できないスリルとサスペンスが待ち受けていました。都会は恐ろしいところじゃ。

2005/9/23 男のパンツ

今の若者らしい下着はトランクスと思われているようだが、昔はブリーフだった時期があったそうな。そしてその前はというと、トランクスだったという。これを書いたのは唐沢俊一氏であったと思う。その要点を抜き出すと、このようなサイクルとなる。

トランクスを履いている男がオジサンになる→オジサンのイメージがトランクスにつく→次世代の若者はブリーフに走る→ブリーフを履いている男がオジサンになる→(以下繰り返し)

なかなか興味深い出来事である。ブリーフ〜トランクスのイメージ変化はおよそ20年ごとに入れ替わっているらしい。これは親と子の間でそれぞれ入れ替わる、と考えると納得が行く。だって他の男の下着を見るなんて、普通は親のそれしかないもんね。

意外と知られていないが、「ゴルゴ13」(さいとう・たかを)のデューク東郷は初登場のシーンがなんとあの顔でブリーフ一丁、というスタイルなのである。今見ると違和感があって笑えるが、当時は先端のファッションだった、ようだ。これが1968年10月のこと。この少し後、1971年の「男おいどん」(松本零士)だと学生の主人公は縞パンツ(トランクス)であるが、これは若いのにオジサンくさい、ということを示すアイテムであることに注目しなくてはならない。こちらは絵柄や生活感から十分にオジサンくささが出ているので説明不要とも言えるけれど、やっぱりトランクス=オジサンというイメージあっての縞パンツであると言える。

さてここまで書いてアレなのだが、私の知り合いにはブリーフの上にトランクスを履くという意味不明な奴がいる。見たことはないが、彼女の証言によるので間違いないだろう。本人にも聞いてみたところ、安心感が違うという謎の回答を得られた。なんなんだそれは。

2005/9/20 自衛隊駐屯地

前に旅行で行った湯布院の観光案内地図・・・の一部。

前面に貼りつけた予備キャタピラ、側面の工具類などなかなか特徴を捉えた描写と言えますが、それ以前にドイツの戦車であることを理解すべきだったのではないかと思います。

いわゆるキングタイガーですね。最近のギョーカイ的にはティーガーIIと言うらしいですが。


2005/9/17 チャタテムシ

夏の間、畳にチャタテムシとおぼしき虫がわいた。大した数ではなく、目をこらすと畳の上を数匹走り回っている、という感じ。害虫でありながら、比較的マイナーな虫であるのは特に噛んだりするような実害はまるでなく、何匹もいるとちょっと気持ち悪い、という程度であるせいだそうだ。ビジュアルだけで攻めるタイプである。

ちょっとダニっぽくもあるので、知らない人も多いかもしれない。実は僕もこの夏まで名前を知らなかった。涼しくなって湿気がなくなると出なくなるらしく、もうあまり見かけなくなった。それにしてもこいつらは畳の表面を実に無意味に元気よく走り回っている。せめて畳の中だけなら見つかりもしないで共存できるのだが、表に出る性質のせいで害虫扱いなのだ。損な性格である。それにしても彼らはいつまでも元気に走り回っている。止まっているのを見たことがない。夜は寝てるんだろうか。

2004/8/31 いきなりマイホーム

僕より少し年下のやつが結婚することになった(らしい)が、なんかいきなり家を買う気らしい。別に貯金があるわけでも給料が良すぎるわけでもないようだが、いろいろ考えて今が買い時と決断したようだ。

それにしても結婚直前に買っちゃうとはなかなか大胆だな。でも結婚式の資金はどうするんだろう、今度聞いてみるか。

2005/8/26 人と防災未来センター

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」というのが神戸にあります。名前の通り、阪神大震災の記念館です。建物がデカくて立派でした。中身は・・・。

さて、ここの展示の一つに「震災直後のまち」という実物大ジオラマがあるのですが、ふと見ると地面にスーパーファミコンのコントローラが埋まっていました。確かに当時のゲーム機事情を考えるとあっても不思議ではないのですが、なんでここに?と考えるとなかなか奥が深いです。

2005/8/24 日航機

とだけ言ったら、多くはちょうど20年前に墜落した123便のことを指すようです。御巣鷹山に墜落した「日本航空123便墜落事故」のこと。blog流行りの今、「日航機」で調べると本当にたくさんの記事が見つかります。

ざっと見てみると当時中学生くらいだった人がよく覚えているようで、大学生以上の人はわりと冷めた目で見ていたようです。私は中学よりもっと下だったのですが、母の田舎のおバアちゃんちにいたせいで強烈に覚えています。

なぜかというと、チャンネルがNHKと教育しか入らなかったからなんですね。嫌でも目に入ることになります。朝も夜もNHKに流れ続けるカタカナの搭乗者名簿、なんせ524人もいるのをアナウンサーが一人ずつ読み上げるのでいつまで経っても終わらないのと、それが時間を追うごとに少しずつ漢字の名前になっていったのが物凄く印象に残っています。それを除くとわずかに覚えているのが「ダッチロール」「圧力隔壁」なる言葉でしょうか。阪神の社長とか坂本九が亡くなったのを知ったのはずっと後に関連書籍を読んでつけた知識に過ぎません。

この事故は僕と同年代の人はあまり覚えていないようです。年齢的に考えれば、僕もバアちゃんちにいなかったらほとんど忘れていたに違いありません。

とはいえ、今もって原因がよく分からない上、誰も責任を取ってないという結末などから疑問の声は絶えておりません。それとは関係ないとは思いますが、僕は大のヒコーキ嫌いです。とにかく乗ると怖くてしょうがないのです。それより何より、自分から乗ろうなんて夢にも思いません。長距離移動はイコール新幹線です。

それでもどうしても逃げられず、人生で2往復(4回)だけ乗ったことがあります。特に離陸直後や着陸直前などは手に汗握る状態で、新婚旅行の際には嫁にも笑われてしまいました。しかしワザと出る訳もなく、20年前の夏に見た、テレビの名簿から迫ってくる静かな恐怖が今も頭に蘇るのです。あの事故では悲惨な写真や生存者の救出シーンなどいろんな映像が流れましたが、私にとってはあの果てし無く、そして淡々と流れ続ける名簿こそが何よりも現実的で怖かったのでしょう。

2005/8/23 嫌われ者

最近になって昔の知人にテッテ的に嫌われている事を知った。原因は僕にあるようで、心当たりは(多すぎて)よく分からないのであるが「いじめた側は覚えていない」とよく言われるように、さっぱり覚えていない。

ただ、元々そいつとは友人というほど話すこともなかったので、嫌われていても全然実害がない。正直「ふーんそうなんだ」と思っただけである。伝聞では僕を遠ざけるためにあらゆる努力をしているようであるが、別にそんなことしなくても滅多に思い出さない奴だ。彼は大変空しい努力をしていることになり、かえって切なさを感じる。

そこまでして嫌ってくれているなら、むしろヒールを演じてあげるくらいでないといけないのではないか、と思ってみた。お菓子をぶん取って木の上に登って尻を叩いてヤーイ、と言う程度の心配りは紳士として必要なのではなかろうか。

2005/8/20 誰も覚えてないゲーム

むかーし、「ストリートファイターII(1991年)」が大ヒットした直後にゾロゾロと対戦格闘ゲームが出ましたが、初期のものはヘンな味付けがしてあるものが多く、今となっては手のつけようもないカルト作品が多くあるようです。そんな中で私が覚えているのが「チャタンヤラクーシャンク」と「バーニングライバル」です。共にストIIの翌年、92年に発売されたアーケード作品で、家庭用には一切移植されていないため今日見ることは極めて難しいでしょう。

「チャタンヤラクーシャンク」は海外メーカーのミッチェル製の空手ゲーム、というか「KARATE」ゲームと言ったほうがいいのでしょう。13年経った今でも意味の分からないタイトル、なぜか審判が歌舞伎役者、「一本!」の文字が意味もなく燃え尽きるアニメーションなどが強烈に記憶に残っています。アッという間に勝負がついてしまうためにルールが分かりにくいゲームでした。理解する前にゲームセンターから消え去ってしまったのが心残りです。

「バーニングライバル」は「バーニングファイト」と勘違いする人が多いのですが、「ライバル」はセガ、「ファイト」はSNKの作品です。「バーニングファイト」も2面ボスがハル○・ホーガン似の男で、噴水を破壊した後「イッチバーン!」という奇怪なボイスを放つのが強烈でしたね。脱線しましたが「バーニングライバル」は「ストII」タイプの1vs1の格闘ゲームです。セガ唯一の2D対戦格闘だそうで内容はユルユルでしたが、グラフィックやアニメーションが当時としては綺麗だった・・・ような記憶があります。このゲーム、今調べてもスクリーンショットが全く見つかりません。そんなにマイナーなんでしょうか。ようやくインストラクションカードの画像だけ見つけましたが、当時ちょっぴり可愛いと思っていた女忍者の顔がまるで妖怪でした。ゲーム画面はもっとマシだったように思いますが、そっちも妖怪だったらどうしようかと心配です。

2005/8/18 人生いろいろ

聞いた話だが、こんな人(女性)がいると聞いた。

20代前半で結婚するもダンナが浮気して相手を妊娠させてしまい2年ほどで離婚。元ダンナは浮気相手に堕して欲しいが相手は絶対産むつもりらしく、こんなことなら浮気なんてするんじゃなかった、などと今更言っているらしい。当の彼女は離婚したことを両親にはまだ言っていないー。

どこの安ドラマかと思うような筋書きだが、実際いるんだからしょうがない。直接の知り合いではないが、お気の毒である。写真を見せてもらったらちょっとやつれた感じがしていた・・・。それに比べれば僕の周囲はノンキなもんです。

2005/8/15 デンワの滞納

友人たちとメシを食いました。何となく携帯電話の話になって、うち一人(むかしここに書いた、5インチフロッピーを見たことないという女性)が料金の滞納をしたことがあるという。いくら?と聞いたら何と最大17万円!そりゃ凄すぎだ!月いくら使っとるんじゃ!と聞いたら何と4万円くらい!一月の給料の何割くらいなのかは知らないが、いくらなんでも多すぎる。しかも用途の大半はWeb閲覧のパケット代だそうだ。家にADSL引いてるらしいのに・・・。だいたい、今ならたいてい定額サービスがある。

で、友人たちとよってたかって説得を試みるのだが、あーだこーだと理由をつけて逃げようとする。

「ついついリアルタイムで気になって見てしまう」(→家のパソコンで見ればいい、とかは通じなかった)
「その時面白かったから(対価として)いいかな、と思ってしまう」(→払わなくていいカネを払うんじゃない!)
「プラン変更するのに手間かかるし」(→かかりません)
「変更の間携帯使えないとヤダ」(→使えます)

てな感じでダメっぷりを発揮。いるんだなあ、こういう人は。その日は「まず真っ先にやらない理由を見つけちゃダメ!」「噂のケータイ依存症!」などあらゆることを言いまくられたが、翌日には同席した友人数名にショップまで強制連行されてしまったらしい。

で、オチとしては現時点で滞納が残っていたせいでプラン変更ができなかったらしいのだが、次の給料日にまた友人に連行される予定となったそうな。熱い友情である。

2005/8/2 身分証明書をブラ下げて

怪しげな訪問販売のニイちゃんがやってきて「お宅の水質の調査に伺いました」とかいうのが家に来たことのない人は首都圏では稀だと思います。いっつも不思議なのはこの人たち必ず「身分証明書」と書かれたカードを胸につけたり首から下げたりしてること。であるからして、とりあえず胸元を見て「身分証明書」と書かれていたらスルー、というのが正しい社会人としての対応です。

何がオカシイかと言うと、普通は「身分証明書」と言ったら社員証・保険証・免許証・学生証・パスポートなどの「身分を証明する何か」であって、単品の「身分証明書」というモノは(一般的には)ない、ということなんですな。ニイちゃんたちの証明書を見ると、大抵は「○○サービス有限会社」とか書いてあるから、身分を証明するものは「社員証」でなくてはならないはずなのに、どうしてわざわざ怪しげに「身分証明書」と書くのでしょうか。東京で何度も来ましたが、今いる某地方都市でも全く同じでした。分かりやすくてありがとう。あと、浅草で絶対にアフリカに行きそうもないアフリカ孤児募金をやってた人も同じように「身分証明書」をつけていましたっけ。

ちなみに役所で取ってこれるものに「身分証明書」というのがありまして、これは破産してないことを証明するためのものなんだそうです。会社を作る時とかに必要だとか。

2005/7/29 ニンテンドーDSの使い道

マズい、ニンテンドーDSを買ったのにこの一ヶ月間は目覚まし時計にしか使っていない!でもアラームをセットした時間に対して「残り時間」が出てくるのがとっても便利!睡眠時間の逆算が必要ないから夜更かしの友に最適!でもアラームを起動している間はゲームができないので、無意味に高価な目覚まし時計です。

で、やっているのは「アレスタ2」だったりするんだからアホですね。ウデがなまっていてちっとも先に進めません。

2005/7/28 声優交代

もう古い話題なのですが、「ドラえもん」の声優が入れ替わったのが話題になりました。しかしほぼ同時期に「サザエさん」のワカメの声優もひっそりと世代交代していたそうです。全然知りませんでした。カツオの声が替わった時は少しは聞いたものですが。最近テレビ見ないしねえ・・・。

2005/7/26 山川直人の単行本

が、2冊も出ていて驚きました。買って中身を読んだら、著者も驚いていました(笑)。

漫画家の人ですが、独特すぎる絵柄と静かで短い物語を描くために、そんなに知られた人ではありません。でも一度読めば忘れられないタイプの絵で、私は好きです。過去に「ナルミさん愛してる」というのを一冊だけ買っていました。今は手元にありませんが、たまに思い出す不思議な本です。今回出たのは、「口笛小曲集」「コーヒーもう一杯 1」の2冊。

2005/7/24 万引き防止策

相変わらず地方都市に滞在中です。

ヒマ潰しに本屋に行ったら、コミックのカバーが外された状態で平積みされているのに遭遇してギョッとしました。書店の一角だけまるで白黒写真のように色がなく、かなり不気味です。どうも人気作に限って万引き防止のために取られている処置のようだけど、東京では見たことがないやり方です。「NARUTO」「BLEACH」「鋼の錬金術師」「スクールランブル」あたりがそうしたカバー外しの対象になってました。

・「BLEACH」のカバー下は黒枠が大きく取られていてまるでお葬式のよう
・「スクールランブル」のカバー下は絵が全くない(古いKCコミックスの体裁で、「KC」で埋めた地にタイトルが文字で書かれているだけ)
・「鋼の錬金術師」のカバー下は一発ギャグコーナーになっている

などなど、本来買った人しか分からないことを知ってしまいました。
このカバー外しは異なる系列の複数の書店でやっていたので、このへんはそんなに万引き被害が深刻なのでしょうか。


あと全然関係ないけど、西岸良平の「夕焼けの詩」が全巻揃っていたのを見ていたら、48巻のサブタイトルが「抹殺指令」というやたら異質なものだった。何だろう、すごく気になる。この人の漫画はいわゆる「懐かしもの」だと思われているが、実はSFも結構描いていたりするので油断できない。表紙から内容が想像できません

2005/7/21 嗚呼、地方都市

出張でとある地方都市に来ているのですが、不況の影響で商店街がいわゆるシャッター街になっていて侘しさを感じずにはいられません。侘しいだけならともかく、シャッター街の原因である大型ショッピングセンターは遠くて簡単には行けない距離にあります。自家用車の普及率が一家にデフォルトで2台という土地なので、バスも下手に乗ると帰って来れないバラ色の生活です。駅前だけだと生活に必要な品が手に入りません。きっと地元の人なら知っているような店にはあるんでしょうが、知り合いもいないので足で探し歩きました。

で、結局欲しいものは売ってなかったんですが、あるなんて考えもしなかった「霞C2Ver.」が3つも売っていて思わず死にたくなりました。あろうことか初代の青い奴と「Fate」のセイバーもありまして、分からない人も多いでしょうが最新の美少女人形だけは不自由しないというトンデモない土地であることを再確認しました。

さらに今滞在している宿に一番近いのがなぜかケーキ屋で、コンビニはその5倍くらい離れた場所にしかありません。「パンがなければケーキを食べろ」というマリーアントワネット的な仕打ちなのかと思わず上司の顔を思い出して切なくなってしまう今日この頃です。ヤケクソで一日2個食ったら翌日気持ちが悪くなりました。美味しかったけど。

2005/7/20 ガラにもなく

料理したら、指がタマネギ臭くなってしまいました。2日経ってもまだ香ります。

何かの呪いでしょうか。

2005/7/13 モリゾー

私の目つきはモリゾーに似ているそうです。
それって単に目つきが悪いということなんじゃないのか。

2005/7/12 名古屋は右か左か

blogのほうに名古屋の大須にいった旨を書きました。その際に気になって調べたのが「名古屋ではエスカレーターで立ち止まるときは右か左のどちらか?」ということでした。大阪/神戸などは右、東京/神奈川は左です。

結論から言うと、「混在」ということになるようです。東西からやってくる人が混じるためか、エスカレーターで歩く人がほとんどいませんでした。それぞれ思い思いの方向で立ち止まってしまうので誰も歩いて進めない、進むのを諦めてしまう?ような状況になっているのではないかと思います。

まあ土日のことなので、平日ならもっとはっきり分かるのかもしれません。ただ、地下鉄なんかも階段の数に比べるとエスカレーターを設置している箇所は少なく、あまり歩くメリットがないのは確かだと思いました。

2005/7/11(2) ピザハットのワナ

今日はADSLの工事のため会社は休み、でも家から出られませんでした。というわけでお昼は宅配ピザを頼みます。田舎なので私のヒイキにしているストロベリーコーンズはエリア外、仕方がないのでポストに入ってたピザハットを頼みます。平日昼だとサイドメニューとセットで単品より安い!というランチメニューをやっているのでポテトを選んでネットで頼みました。

すると届いたのはピザとポテトが2個。あれ?よく読むと、

■1オーダーにつき「焼きたてポテト」を1個プレゼント!
<2005年9月4日まで>


と書いてあります。ネット注文+ランチメニュー=ポテト2個、となってしまったのでした。もともと量が多いのに2つも食えません。半分残して、ディナーもピザになってしまいました。ポテト以外を頼んでいればこんなことにはならなかったのにッ・・・。ああ不健康まっしぐら。

明日は野菜を採ります。

2005/7/11(1) 久々の更新

更新と言っても日記だけです、ごめんなさい。ちょっと事情でネットが使えず、ようやく復帰することができました。今日まで無線LANへの○○○○でしのいでいました。これが単に遅い(ISDN並み)というだけでなく、パソコンの位置や向き、また近所の人の電子レンジの使用状態(推定)などによって受信状態が変わり、切れてばかりでストレスが溜まりました。それでも携帯電話にパソコンを繋ぐのに比べると、どんなに不便でも自由に使えるなのは偉大なんですけどね。まあ、もう不安定&遅いネットともオサラバです。ADSLと有線LANバンザイ!

・・・とか書いて大丈夫なんだろうか、と思ったので伏せ字にしてみました。まあ実際問題として、Web閲覧程度は根気でなんとかなりますが、その他は状況が良くないとかなり難しいと思います。

それにしてもセキュリティ対策が全くなされていないのはちょっと前(11b)の時代のYahoo!BBばっかりです。最近はレンタルモデムに無線LANがくっついたのが主流で、出荷時に個別のWEPは掛けるようなのでいきなり繋がったりはしません。しかしSSIDを伏せてないので名前はボロボロ見つかりますね。

2005/6/9 PSP用エロビデオ

http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20050609101.html

この記事を見たとき、「ああメモリースティックにエロビデオ入れて売った奴が出たのか」と思いました。そしたら違う。なんとUMD版アダルトビデオが正式に!発売される!のでありますよ。最初のリリース予定は3本ありますが、巨乳ナースですか。

PS2もアダルトDVDは見れましたがそれはあくまで「ついで」であり、本来の目的ではないと言えなくもなかったわけです。でもPSPでしか使えないUMDが出るとなるとこれはちょっとアレのような気がします。ちょっとPSPの中古を買うのは控えた方がいいかもしれません(何が)。
期待のアダルトUMDは7/8発売予定!


2回連続で下ネタになってしまった。疲れているんですきっと。

2005/6/5 思い出し笑い

昔見て笑えた光景。ふと思い出したので書いておきます。

・ラブホテルに入っていく力士を見た。

別におかしかないんだけど、マゲや浴衣(?)そのままで彼女を連れてアヤシイ光につつまれたホテルに入っていく光景はちょっとした異世界でした。脳裏に「夜の土俵入り」と浮かんだのはきっと僕がオッサンになった証拠だと思います。笑え。ちなみに、彼女は小柄で細めの体格でした。

・秋葉原のエロ漫画専門店に入っていく力士を見た。

やはりマゲも浴衣もそのままで入っていったので男らしいと思いました。この時は思わず尾行して彼が立ち読みしていた本をチェックしてしまいましたよ。読めば分かる通り私も入っちゃったわけでちょっと恥ずかしかったです。ちなみに彼が熱心に読んでいたのはどう見ても幼女ものでした。さすがにそれはヤバいんじゃないか力士!

2005/6/4 「ひぐらしのなく頃に」その後

終わりました「ひぐらしのなく頃に」と「ひぐらしのなく頃に解」。しかし5本のシナリオを読むのに20時間近くかけて判明した事実、それはまだ続くということでした。

最初の「ひぐらしのなく頃に」は「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」と4つのシナリオが入ってて、続く「ひぐらしのなく頃に解」には現時点では「目明し編」のみがリリースされている、ということだそうです。

元々「○○編」ごとに新作として半年に一回程度のペースでリリースしていたのを4本まとめたのが今出ている「ひぐらしのなく頃に」であり、どうも「解」のほうも4本くらい作る予定である、てなことが書いてありました。な、長い!しかし作ってる方は既に3年くらいかけているわけですから、大した根性です。

感想としては、確かに面白いです。読んでて飽きません。シナリオ間の繋がりがしっかりしているのは、元々のプロットをちゃんと作っていたからなのでしょう。でも、ひたすら長いです。各シナリオ毎に事件が起こる前の日常描写を読む必要があり、これが全プレイ時間の半分を占めます。選択肢が無くてただ読むだけ、というスタイルが(やり直しがないという点で)かろうじて救いになっていますが、プレイにかなりの覚悟を要求されます。飽きません、とは書いたものの、中断が長いとその限りではないと思います。

この長さも開発の人が周囲の要望を取り入れていった結果のようなので文句を言っても仕方ないのですが、さすがに疲れました。私個人としてはこれ以上追っかける気にはならないなあ、というところです。ヘタレていてすみません。

感想:読める、けど長い。

最大の謎は、完結していない本作のコンシューマ化はどのタイミングで行われるのか、ということでしょうか。

2005/5/31 有害指定ゲーム

神奈川県で「グランドセフトオートIII」が有害図書類指定された、というニュースがありますが、なんかもう「だからどーした」という感じがしてなりません。誰もツッコんでいませんが、既に続編の「Vice City」は国内で出ているのに、なぜいまさら「III」だけの指定なのか。

まあそれよりも「バイオハザード」とか「メタルギアソリッド」などの殺しまくりゲームは他にナンボでもありますから、今更GTAIIIだけ隔離する意味は考えても全然分かりません。大丈夫か神奈川県。

2005/5/26 シェンムーオンライン

ドリームキャストで70億円をかけて開発された「シェンムー」。ゲーム業界が上り坂をちょっと過ぎたころの1999年12月の発売でした。もう5年も前なんですね。

公式には100万本(全世界で)出たということですがどう考えても大赤字だったこのソフト、今でも秋葉原あたりで新品が50円くらいで売っている不思議な作品です。公式ページたるShenmue.comには「セガを代表するソフト」とか書いてありましたが、今思えば「ゲームバブル絶頂期を代表するソフト」だったことがよーく分かります。その(当時としては)美麗な見た目、外見に反比例した底知れないつまらなさ、始まったと思った瞬間に終わってしまうストーリーなどは今更こんなところで言うまでもない程の伝説になっています。

2001年発売のシェンムーIIもまたとんでもない尻切れトンボでした。内容はともかく、12万本というセールスのためか以後続編は作られることなく終わっています。

それが去年になって「シェンムーオンライン」なるよく分からないソフトが発表されたことを覚えている方はどれくらいいるでしょうか。シェンムーオンライン公式ページのプレスリリースpdfには「2004年11月からクローズドβ、2005年春に正式サービス開始」とありますが、いまだに音沙汰ありません。正直言えば、みんな忘れてるんじゃないかと思います。

しかし!なんと韓国では既に限定ながらβ版のテスト(Time Limit Preview)が行われていました。トップページとプレスリリースくらいしかないシェンムーオンライン公式ページに比べると、韓国のシェンムーオンラインのページは別次元の充実ぶりです。動画もあります。まだ正式サービスの予定ではないようですが、もしかして韓国ではシェンムー人気が高いのでしょうか?しかし、動画には日本語で「※この映像は開発中のものです」とか書いてありました。

2005/5/22 自動パン焼き機

結婚祝いに友達から貰ったパン焼き器(ホームベーカリー)が最近不調である。発酵が足りないのか本来の1/2程度の厚さしかないペタンコ・パンになってしまうのだ。これがなんともパサパサのマズい代物なのだ!焼くとでき損ないのラスクのようになってしまう。こうなると日々の朝食が非常に貧しく感じてしまうし、食うのも遅くなって遅刻の原因となってしまう。由々しき事態である。気温が上がってきたのが一つの原因と思われたので粉や水を冷やしてみたのだがやはりダメであった。うーん、どうしよう。

ちなみにホームベーカリーは運用コストは市販のパンを買うのに比べてそんなに安くない。むしろレーズンなんか入れた日には高いくらいなので、そのへんで売ってるパンを買ってくれば万事解決である。ここは友情を踏みにじってでも食生活の改善を図りたいところだが、パン焼きにおけるサイエンスを追及してみたいという気持ちもある。早急になんとかせねば・・・。

2005/5/17 ななこSOS

最近話題の漫画「失踪日記」の作者である、吾妻ひでおの代表作。ちょっと前に原作の文庫版が出ていたので読んでみた。かつてテレビアニメをやっていたのは見ていたのだが、原作を見るのは始めてである。さて内容はというととにかく徹底してナンセンスで、これだけのものを長くやっていたら失踪したくなりそうな気がしてきた。テレビ版の内容はさっぱり覚えていないのだが、まさかこのまま映像化したわけはなくもうちょっとスジがあったように思う。

もう一つ買った同じ作者の「オリンポスのポロン」のほうは単純に楽しくて、こちらの方が個人的には良かった。そう言えばこちらもテレビアニメやってたね。内容はあまり覚えていないが、主題歌は今でも思い出せる。しょうもない事を覚えているもんだなあ、と考えたら「ななこ」の主題歌はさっぱり覚えていない。アレ?そういや「ポロン」はMSXでカラオケ作ってた人がいたっけな。それで記憶がリフレッシュされていたのか・・・。あれを見たのも10年くらい前のはずだが、その程度でも結構記憶の鮮明さは違うもんらしい。

2005/5/15 ひぐらしその2

これには3つのシナリオがあります。ようやく最後のシナリオに入りました。私の所要時間は「鬼隠し編」・・・4時間。「綿流し編」・・・6時間。「祟殺し編」・・・まだ始めたばかり。ただ「最短のシナリオ」とあるのでそんなに長くはかからないでしょう。でも、さらに続きがありそっちが回答編とのことなので、また買ってこないといけませんね。ここまで見たからにはとりあえず回答編までは付き合うつもりですが、どれ位かかるんだろうか・・・。

このゲームは、各シナリオが連続しているのではなく平行に走っているのが独特な点です。最初の前提(登場人物、過去の事件、舞台設定)が同じだけで起こるストーリーはそれぞれ異なります。ですから「鬼隠し編」で殺される人間が「綿流し編」では生き残ったりするわけです。逆に生き残った人が別のシナリオではとばっちりで殺されて井戸に捨てられたりして違う意味の涙を誘います。

それらの各シナリオを読んでこの舞台に秘められた謎を自分で考えるというものであり、プレイスタイルは要するに読むだけ、という割り切り方が潔いですね。

今のところの感想としては、面白いです。なかなか読ませる、というべきでしょうか。でもそれぞれのシナリオの前半が日常の描写、後半で事件が起こる・・・という構成のため、ぶっちゃけ前半はホラーではありません。伏線のために前半がある、というわけでもありません。フツーに「怖さ」を期待して買うとかなりツラいでしょう。


さて「ひぐらし」も同人ですが、最近MSXのパソケット時代の同人ソフト数百本の調査を依頼されました。片っ端から見ていってますが、根底に流れる同人テイストについてはWindowsもMSXもあまり変わりません。古いものでは1988年のものがありましたから、17年前ということになりますか。ズラっと見ていくと進歩した部分とそうでない部分が見えてきそうで面白いです。

2005/5/12 同人ソフト「ひぐらしのなく頃に」

今、このソフトを遊んでいます。これはWindowsの同人ソフトです。MSXじゃないのでこっちの日記に。

要するに「売れた」ということでそれなりに話題になっているソフトです。今の同人ソフトでパクリもしくはエロを除くと残りはほとんどなく、その中にあってそこそこの人気を得た「ひぐらし」は貴重な作品のようです。同人上がりの作品としては18禁ですが「月姫」が有名で、このサークルは後に「Fate」というゲームで一般の流通(すなわち市販)に乗るゲームも作りました。「月姫」は最後まで同人流通のみでしたが、「ひぐらし」は今度コンシューマに移植されることがほぼ決定とのことです。

という情けないミーハー根性で遊んでいるのですが、同人ソフトを褒める際の言葉は今も昔も「市販ソフトみたいな」何かである、ということを感じました。実は、MSXでもそうでした。ですから「市販ソフトらしからぬ」作風のものはあまり評価されない傾向にありましたが、Windowsはなまじ何でも作れてしまうだけに「市販ソフトみたい」でないとそもそも評価の対象にされないらしいんですね。この「ひぐらし」も文章量が市販並みに凄まじく多いのです。サークルのホームページには25時間とか書いてあります。

このゲームはホラーです。ホラーということは怖いはずなのですが、最初の2時間は怖いことが一つもありません。日常の描写ばかりでひたすら退屈です。私は文章が読むのが速いので最初の事件が起こるまでおおむね2時間でしたが、他の人のレビューを見るとなんとそこまで6時間かかっていました。これは今までの経験上、平均的なスピードのようです。その人はつまらなくなってとうとう投げ出したようですが、無理もありません。私の場合、その先は割とスムーズに進みましたが、さらに2時間、全体で4時間かけてやっと導入部の終わり、ということでした。ということは普通の人なら12時間です。やってられますかコレ。

ゲームの所要時間はここ10年でズルズルと伸びています。今だと総プレイ時間15時間なんて短い方ですが、10年前はおおむねそんなもんでした。「ファイナルファンタジー」などの大作でも30時間程度でした。それが今は短いゲームで15時間、長ければ100時間という世界です。社会人は時間がなくてゲームができないのではなく、長すぎて滅多に遊べない。その波は同人ソフトにも押し寄せています。それも、必要があって長いのではなく、長くするために長くなっている。面白さが薄まってるんですね。これじゃゲームが売れなくなって当然です。

「ひぐらし」は同人ソフトですから、好きなように作ってあるのをどうこう言うつもりはありません。むしろ選択肢をなくして自分が推理する、という独特のスタイルを貫いている所は好感が持てます。しかしこれを市販するという神経はちょっと信じられない。そこまでゲーム業界はヤバいのでしょうか。でもその前にやる事はいくらでもあると思います。確かに「ドラクエ8」あたりはきちんと面白くて100時間必要らしいですが、これを30時間にするところから始めるべきなんではないか、と思いました。