過去日記8

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2005/12/13 今年やった(MSX以外の)ゲーム

「きみのためなら死ねる」「アナザーコード 2つの記憶」「ワンダと巨像」「CALL OF DUTY・United Offensive」「CALLOF DUTY 2」「イース・フェルガナの誓い」「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に・解」「セーラー服戦記」えーと、あと何かあったっけ。またレビューをまとめて書きます。「HALF-LIFE2 LOSTCOAST」はデモだから番外かな。

「セーラー服戦記」はディスクが壊れてしまいほとんど遊んでいません。その他は最低1周はしています。それにしても今年は全然プレステ2に触ってないな。

それはそうと、「やわらかあたま塾」を買おうとして「DS楽引辞典」を買ってしまった私は脳が疲れているようです。やはりここは川島教授の力を借りて脳を鍛えるべきでしょうか。ただ、そもそも教授に頼るのがイヤで「あたま塾」を買おうとしていたような気が…。今気になっているのはあと「おいでよ どうぶつの森」あたりかなあ。


さて、来年は遂に「英雄伝説VI・SC(Second Chapter)」が3月に発売!前作から1年半以上もかかってようやく完結です。

2005/12/10 ホームページビルダー10(その2)

期待していたblogの編集機能がどうもうまく働かない。突然落ちたりするので安心して使えないのは困ったもんだ。今使ってるgooブログとの相性もある様子なので、変えることも検討中。標準でも対応してるはずなんだけどなあ。

2005/12/5 CALL OF DUTY2と鳥山明

クリアしました。前作よりも盛り上がりが感じられて、なかなか良い出来であります。強いて欠点を上げれば、

(1)ロシア人が英語をしゃべる。

 これは前作から変わらずです。ドイツ兵はドイツ語なんですけどねえ。いまひとつムードが盛り上がりません。やはり突撃時には「ウラー!」とか言ってほしいものです。


(2)完全防寒装備のドイツ兵が、鳥山明の自画像に見える。

 一時期の氏の自画像は、丸いサングラスにマスク、というものでした。これがもうこのゲームに出てくる兵隊にソックリなのです。
 このゲームは最初ロシア軍のシナリオで始まるのですが、ドイツ兵が最初に目の前に出てきたとき吹き出してしまい、いきなり死にました(実話)。あまり知られていませんが、マンガ「ドラゴンボール」のレッドリボン軍の銃がMP40だったり、ヤムチャが初登場時にパンツァーファウスト(ドイツ独特の対戦者兵器。作中では「パンツァーファスト」)をブルマの車に撃ったりしてました。なので別にドイツ兵をモデルにしていてもおかしくはありませんが、鳥山明というよりも、昔の変質者のパブリック・イメージに近いビジュアルが笑いを誘う原因のような気もします。


前作は日本語字幕版が出ていましたが、今回はもう国内販売分も本編は英語のまま(説明書だけ日本語)のようです。今回、英語版を遊んだ時に知らない単語をチマチマと調べてみつつ遊んだのですが、「同志(ロシア兵の会話)」とか「迫撃砲」のようなそのスジの専門用語ばっかしで、一般社会での勉強としては役立ちそうもありませんでした。考えてみれば戦場の兵隊さんがいちいち難しい会話をしているはずもないですから、多少分からなくても雰囲気で分かります。

2005/12/3 ホームページビルダー10

12/2が発売日である。昨日までは今年の春に特売で手に入れたバージョン6(2000円だった。かろうじてWinXP対応)を使っていたが、そろそろ細かいバグや使い勝手が気になっていたので最新版に一気にグレードアップを図った。今回始めてAmazonを使ったが、深夜1時頃に申し込んだらなんと当日の夕方にはもう配送されていた。凄いなあ…。

というわけで初更新を今この日記でやっているのだが、なんというかモッサリと重い、ような気がする。ソフトのバージョンアップなんてだいたいそんなもんだが、AcrobatReaderのV6→V7の時は珍しくも見違えるように軽くなったのでちょっと気を抜いていた。サイトを整理しないといけないかもしれない。

2005/12/1 またもや購入

「CALL OF DUTY2」を買ってしまった。海外版が6200円くらいのところ、LAOXで4980円と安売りされていたのでつい手が出てしまった。

そろそろウチのビデオボード(Radeon9600)では最新の作品には非力となってきたが、これを換えるとなるとAGPx4しか刺さらないウチのPCだととマザーボードもろとも買い換えが必要である。今はいいビデオボードはやたら高いし、SLI(ビデオボード2枚差しでパフォーマンス向上を図る)なんてやったらそれこそビデオボードだけでも10万以上かかる、というかかけられる。仕方がないので遅いのをガマンしつつ遊ぶことにした。ボードそのものはDirectX9対応なのだが、ソフトと相性が悪いのか時々リセットがかかる極めて不安定な環境となってしまっているのが悲しい。

このゲームはDirectX7互換モードも持っており、こちらはそこそこ軽く安定している反面、絵がどうしてもヘボくなる。ステージによって落ちたり落ちなかったりするので、落ちない限りDirectX9で遊ぶことにした。苦しい限りである。

2005/11/26 忙しい

社会人になって「いやあ忙しくって」なんて言うのはいかにも自分がデキる男だとアピールしているようでいて、その実は単に段取りが悪いだけなので言いたくなかったのだが、困ったことに忙しい。えーと、段取りが悪かったんですごめんなさい。

それにしても最近人と話していて思うのが、危機に関して鈍感な人が増えてきた、ということだろうか。どうしてそれをほっぽっといたら仕事に火がつくのが分からないのだろう、と不思議なくらいである。もちろん火がメラメラと燃え出せばどんなアホでも気付くのだが、気付くのが遅すぎるので目の前のお客が発火寸前になっている。他人のケツに火がつくのは本人のせいである限り知ったこっちゃないのだが、、それがこちらのケツに引火すると困るので間接的に火消しを図らざるを得ない。が、肝心の本人の尻の皮が厚いのかまだ気がついてくれないのであった。

周囲の人と話してみて、どうもこういう人の増加傾向は確かにあるようだ。ただ、年齢を問わずある一定の割合で必ずいるものらしい。デキるかデキないかは本人の経験と心がけ次第ということか。そういう自分に火がついていないかセルフチェックを怠らないようにしなくては。

2005/11/21 キャプチャボード

ビデオキャプチャボードを探しているのだが、自分に合ったものがない。ハードウェアだけ見れば、この間初期不良だったアイオーデータのGV-VCP3/PCIで機能的には十分である。MSXを映すだけなので、アナログチューナーは要らないし。しかし初期不良で返金して貰えたとはいえ、全く同じのを買うのはちょっぴり勇気が必要である。

さらに、できれば動画編集ソフトがついていたらいーなー、という欲もあった。しかし最近は各メーカーとも主力の動画編集ソフトはキャプチャボードには付属させていないことが多い。CMカットとDVDに焼く程度の簡便なソフトは付属しているようだが、ユーリードのVideoStudioとかカノープスの超速UltraEditといった良いソフトをオマケにする気はないようだ(GV-VCP3/PCIにはViseoStudioの6のSE版がついてきたが、3世代前のソフトでWMVの編集ができない)。なかなか敵も考える。

2005/11/20 ミスター味っ子IIを入手

やっと見つけた!買った!読んだ!なんか凄いぞ、このマンガ。

まず気付くのが、前作の設定に極めて忠実です。作者もきちんと中身を読み直したのでしょう、ウロ覚えで描いたりしていないことはよーく分かります。

前作では年齢設定が不明でしたが、味吉陽一はどうも14〜15歳だった様子。それから20年、今やかつての「味っ子」もなんと35歳。20歳で結婚し、28歳の頃に唐突に失踪。残された母と子と妻が食堂を守ります(第一話)。そしてそのころ、陽一は外国でなぜか現地の子とつるんで味勝負(第二話)。第三話でやっと帰ってきます。ひでえ父親だ

どうやら今回の焦点は、前作でかなりテキトーに描かれていた「味皇料理会」そのもの。20年を経て組織としての軋みが起きており、丸井シェフの失脚など数々の事件が起きている模様。そこに相変わらず料理で立ち向かうのが、伝説の男(ホントにこう呼ばれる)・味吉陽一とその息子、ということになるようです。


「味っ子」はアニメ版のインパクトから混同が起きがちですが、陽一の同級生「みつ子」とその弟「しげる君」はアニメにしか出てきません。よって、陽一の妻は見たこともない「八重」という女性です。誰でしょうこの人。7年も陽一を待っているんだから大した人ですが。

母親はもちろん我らが未亡人・法子さんです。前作の初回で老けていた彼女は作中でピチピチに若返ったのは前に書きましたが、なんと今回その姿から再度老けていました。さすがに往年の美貌にはやや陰りがあるものの、謎の色気は健在です。

さて一番驚いたのは、前作の後半によく出てきた九州の「素材の魔術師」中江兵太君。若き日の彼はなかなかの美少年だったのですが、すっごい老けてました。私は男ですが、それでもかなりのショックです。ああ、時の流れは残酷!


で、前作と比べると作者の力量はかなりレベルアップしていることが分かります。前作はスピードが求められていた時代の少年誌だったことと、今回は青年誌「イブニング」であることの差もありますが、話の掘り下げ方がうまくなっています。題材が題材なので、前作を知らないと厳しいですけど…。

ただ、前作「味っ子」も今となっては古くさいものの、十分に面白いマンガです。作者の若々しさが溢れていて、それはそれで立派な魅力なんだなあ、と両者を比べると分かります。さてさて、一巻の入手にも苦労しましたが、続きはどこにも売ってなかったのでオンライン書店で注文中!早く届かないかなー。

2005/11/19 キャプチャボード購入&返品

今の研究室の環境はMSX(ターボR)とメイン使いのPCと、1チップMSXの3台が微妙に離れていて不便だったのだが、よく考えてみればキャプチャボードをPCに突っ込んでまとめて見られるようにすれば楽ではないか!と神の啓示により唐突に気が付いた。それが秋葉原の路上だったので、真っ先に見かけた「ワケあり品」のキャプチャボードを3000円程度で購入。しかしこれで映る画面は横方向に細かく振動してしまい、どうも初期不良っぽいので返品した。動作を細かく調べるのかと思ったら、こちらの言い分を100%信用してくれてあっさりと返金されました。秋葉原のクレバリーさんありがとう!特にキーボードを買うときは色々お世話になってます。

さてこのボードはテレビチューナのないやつなので定価でも7000円程度の安物である。MSXの画面を映したりキャプチャするだけなので機能的には十分だったが、添付ソフトがかなり古かったため新品で買う気が起きない。しかし今はチューナがあるものが主流でだいたい1万円くらいする。わずかに使った感じでは、とりあえず便利なのは分かったので欲しいといえば欲しい。が、今は買っても使いこなす時間が取れそうにない…。さてどうしよう。

2005/11/13 ワンダと巨像・クリア後の感想

「ワンダと巨像」、10時間強で一周クリアできた。ボリューム的にはこの程度で今の自分にはベストである。
ラストは「ICO」と違って暗く後味の悪い終わり方であった。まあ、ストーリーはほとんどないゲームなのでそのへんは好みの問題だろう。

さて、このゲームは16体の巨像が登場するが、

1.自分より大きい巨像にどう貼りつくか。
2.動く巨像の上でどう弱点を攻撃できるポイントまで移動するか。

が、プレイヤーに対して与えられた課題である。ゲームというのは「与えられた課題をどう乗り切るか」が面白さである。しかし3Dのゲームは全般的に「与えられた課題」が目で見てよく分かりづらい。特に「ワンダ」ではフィールドである巨像そのものが動くし、主人公が巨像に乗ると嫌がって身をよじって振り落とそうとする。そこでR1ボタン(掴まり)で耐えることになるのだが、手の末端などに行くと振り回されっぱなしで手を放せなくなったり、あるいは移動ルート(または到達すべき弱点)が目で見ても分からなかったりで、握力ゲージ(これは明確に見える)がなくなるのをなすすべもなく見守るだけになる局面が大変多いのである。

巨像から落ちても割としぶとい主人公なので何度でもトライできるのは救いだが、やはり解くには冷静に計算して握力ゲージの減り具合や、遠心力のかかり具合などを頭の中で計算してからでないとなかなか弱点まで辿り着けない。これが「恋人を救うために巨人に立ち向かう」というシチュエーションといまひとつかみ合わないような気がする・・・のであった。やはり「ICO」に比べてゲーム慣れが必要というか、マニア受けに近い内容である。

フィールドが動くゲームといえば、ちょっと古いが同じPS2で「絶体絶命都市」があったっけ。あれも「ルートを死んで覚える」ゲームだったなあ・・・。「ゲーム」と「3D」というのは本質的に相性が悪いのかもしれない。

2005/11/06 続ワンダ

「ワンダと巨像」、累計6時間ほどやって13体撃破。このゲームは隠し要素のようなものは非常に少なく、ゲーム中に寄り道する必要はない。こうした無駄のない作りには好感が持てる。

ゲームそのものもかなり練られていると思う。たぶん今年のベストだろう。しかし、時々3D特有の「自分がどこにいるのかよく分からない」という状態にしばしば陥ってしまう。もうこれは3Dゲームの宿命なのか?謎でもなんでもない脇道を見過ごしてずいぶん時間を無駄にしてしまった(これは先程の6時間には入っていない、はず)。

全体の難易度は高くないものの、ゲームのお約束を守っていないところが面白いので、「ICO」と比べても割とゲーム経験者向けと言える作品だ。ゲーム初心者の人にはちょっと奨めにくい。ちなみに、現時点でストーリーはまったく進展していない。フツーのゲームをお求めの向きはご注意を。

それにしても僕はアグロ(馬)に乗るのがヘタだ。ジャンプボタンと馬に乗るボタンは共用なのだが、うまく乗れずに馬のそばでピョコピョコ飛び跳ねる主人公が不憫である。

2005/11/01 ISDN

ISDNと言うと、今となってはADSLが使えない地域で仕方なく使うものという後ろ向きな存在のような気がするが、信頼性を必要とする通信ではまだまだ使う余地がある。もちろん一般家庭のインターネット用途では選択する必要はないが、それはインターネットが元々リンク速度を保証しないフィールドを前提としているからである。

ISDNは64kbit/秒の回線が2つ束になっているのだが、この64kbit/秒は速度が保証されている。さらにそれぞれをデータ通信と音声の会話に使うことができる。ついでにISDN回線はADSLと同じように普通の電話回線をそのまま使えるので、局舎までの配線は既設の電話線が使える。要するに、家庭側に追加工事が要らないのだ。ISDNのメリットはこの程度で、しかもデメリットも色々あるのだが、このメリットは今となってはなかなかに貴重なものとなってしまった。

近頃はコスト削減の面からIP電話を導入する企業が急速に増えたが、そのアオリなのか聞き取りづらい通話が増えたように思う。かつてこうした現象は携帯電話からかかってくる時によくあったが、むしろ今では携帯電話のほうがクリアな音質となってしまった。もっとも、多少音質が悪くても通常の会話には流れというものがあり、推測が効くのであまり困らない。困るのは知らない人からかかってくる電話の取り次ぎで、「○○○社の□□ですが」という挨拶の固有名詞が全然聞き取れないことがある。こればかりは推測が効かないのでもう一度聞くしかないが、2〜3回聞いても分からない時はカンで取り次ぐしかない。

結局コストダウンのしわ寄せがユーザーに来ているわけで、あまり感心しない。それでも電話はまだ金さえ出せばISDNという信頼を買えるから、まだマシと言える。

思えばこの10年、パソコン業界は信頼性をかなぐり捨ててひたすら価格を下げる方向で成功してきた。パソコンしかり、インターネットしかりである。性能は上がる反面、不具合の原因を特定できないようにし、管理責任をユーザーに押しつけることで値段を徹底的に下げる。ベストエフォートという魔法の言葉で全てを誤魔化してしまう思想、とも言える。

実はこの間までISDNなんて今更勉強しても何の役に立たない、と思っていたのだが、仕事で必要になって一気に勉強したところ、利便性を高めるように考え抜かれた非常に面白いシステムであることが分かった。うまく使えていればそこそこ早くて信用できるネットワークが広く普及していたかもしれない。そう思うと、ソフトバ○クの安かろう悪かろう作戦の前に破れ去ったのは惜しい。

そう、ISDNはその付加価値の高さ故にNTTのプライドが値段を下げなかったのが普及を阻害した最大の要因なのである。時期的に早すぎたというのもあるかもしれないが、ISDNの開始(1988年)の頃にパソコン通信も始まっていたから、やはり最大のネックは価格だったのだろう。1200bps(1.2k)のしょぼいモデムで従量課金が当たり前だった時代に、実はもう10倍のネットワークが使えたのである。もちろん値段も只事ではなくて、で最初にISDNを入れた人の家にNTTの人が3人くらい挨拶に行ったなんていう微笑ましいエピソードもあったそうだ(実はその人はMSXの「囲碁倶楽部」で対戦囲碁をするために、パケット通信を使いたかったのだ)。

結果としてISDNが脚光を浴びたのは、インターネットが普及しだした1995年からADSLがメジャーになるまでの5年間ほどで、あのおバカの極み「インパク」を見るために最適な回線だった、というボンクラな印象ばかりが残ってしまった。本質は決してそんなもんじゃないのだが、今となっては緊急用のバックアップ回線くらいにしか使われないのは、時代の流れというやつである。

しかし、もっと早くから定速の出る回線としてISDNが普及していれば、それに合わせてもっと人間寄りのネットワークサービスが実現していたかもしれない。20年前の雑誌に載っていた「21世紀の生活」というのは決してウソではなかったはずだ。

今はパソコンの信頼性はWinXPになって多少上がったが、それでもパソコン様がスネないようにご機嫌を伺いながら使っている人が多い。これが21世紀の生活だとは思わなかった。

2005/10/31 ワンダと巨像

買った買ったよ買いました、この秋の注目作「ワンダと巨像」。なんか色々なサイトでベタボメされているので今更って気もしますが、僕の中のPS2最高傑作「ICO」のスタッフが作ったというのだからスルーはできません。

で、やってみました。結構難しいです。目的は16体の巨像を倒すこと、それだけ。巨像だから見上げるほどデカいのは当然として、石の像だと思っていたら意外にもフサフサと毛が生えています。この毛や段差を足掛かりに巨像にしがみついて弱点まで近づき、チクチクと攻撃を加えて倒す、というゲームであります。メッセージもインジケータも最小限である本作、全体に流れる雰囲気はICO以上に良くなっており、今やPCと比べて非力となったPS2のグラフィックであることを感じさせません。シーク音は相変わらずズコズコとうるさいですが・・・。

さてとにかく死にまくるゲームかと思っていましたが、ICOと違って主人公が華奢に見えるわりになかなかしぶとい。かなりの落差でも死にません。巨像の迫力満点の攻撃でもまず一発では死にません。踏まれても割と平気だし、体力回復も速いです。矢の本数も無限なので、ひたすらトライ&エラーが繰り返せるのはありがたいですな。

でも3Dゲームの弱点である判定の分かりづらさはどーにもなりませんね。同種のゲームとしてはかなり良い方なのですが、どこに掴まれるのか、どこからどこまで飛べるのかを正確に知ることはできないので、特に動き続ける巨像の肘から腹にジャンプ!というシーンではしょっちゅう墜落してしまいます。遊ぶ前から想像がつくと思いますが、このゲームで一番難しいのがまず巨像に近づくこと、そしてその状態から巨像の体にしがみつくことです。貼りついてさえしまえばあとは攻撃を受けることはなく、移動ルートを考えるのみで済みます。落ちるとまた最初からというわけで、ちょっぴり萎えてしまいます。

とか言ってまだ3体目の巨像と戦ってる途中です。うーん、先は長い・・・。それはさておき、ICOゆずりに風景がとてもきれいなゲームなので、死んだ恋人の復活なんかほっといて観光目当てにブラブラし続けるのも気持ちよさそうです。こんなダメ勇者に未来は開けるのか。

2005/10/30 本を安く買う方法

本というのは定価販売なので値引きがありません。いろいろ言われておりますが、再販制度のおかけです。安いところを探して歩かずに済み、旅先の本屋で買ったところで損した気にはなりません。パソコンソフトなんかだとこうはいきませんね。

が、それでも何かないかと考えてみたところ、微妙にながらいくつか安く買う方法がありまして、1年ばかり実践してみました。ゾッキ本を狙う(半額以下になったりする)とかBOOK・OFFとかありますが、これらは不確実なので新刊で欲しい本を買うことを考えましょう。書店員になって店員割引というのもナシね。


(1)楽天ブックス

TBSとアレとかコレとか言われてる楽天、ここから買うと1%のポイントがつきます。さらに楽天カード(中身は三井住友VISAカード)で買うと月遅れながらさらに1%プラスされるので、事実上2%帰ってくることになります。さらに期間限定で2倍帰ってきたりするので、うまく使うと3〜4%くらいになります。このポイントは以前は楽天ブックスで買うときにだけ使えなかったのですが、ごく最近使えるようになりました。1500円以上買うと送料無料なので、先日の「ミスター味っ子」大人買いなどの重量級の局面で威力を発揮します。

楽天カードは年会費などがタダのカードとしては使えるほうで、ポイントが少量からでも使えるのと、他ジャンルの商品(旅行とか)にも使えるのが強いです(これがオ○コカードあたりだと、2000ポイントで文具セット、とかになる)。公共料金の支払いや飲み会の清算などを寄せまくれば、お小遣いに色がつく程度は溜まります。

ちなみにAmazon.comにはこの手の一律にかかるポイントはないようです(よく調べてないけど)。他のネット書店は使ってないので知りません・・・。


(2)図書カード

近頃見なくなったものに図書券がありますが、なんとこの9月で廃止されてしまいました。さてそらそうと子供への贈り物に最適!の図書券や図書カードも、なぜか金券ショップに行くと微妙に安く売っています。誰がどうして売ったのかな?と考えると微妙に心に雲がかかりますが、多少なりともケチりたい大人としては見過ごす手はありません。割引率はおおむね共通していて、3%のようです(ごく稀に4%)。

でも実際使ってみるとちょっと不便なのが、残りポイントが表示されないこと。テレホンカードみたいに1000円刻みで穴が開くだけです。一応ポイント残量を印刷したレシートがレジのレシートとは別に貰えるので、こちらで分かります。なぜこんな状態なのかというと、図書カード用の機械はレジと別にあるためです。なので会計にかかる時間はおつりを渡す時間がなくなるかわりに、機械を二重に操作するためにまあドッコイといったところでしょうか。金額の打ち間違いがないかどうかはきちんとチェックしておきましょう。JRの構内だと、Suicaで買うときの方が便利で確実なのが微妙に悲しいところです。

さて図書カードの最大の難点、それは金券ショップにあるやつはほぼ必ずピーターラビットのやつだということでしょうか。メルヘンチックな柄が自分に似合わないというのもさることながら、最初に書いたように売り主が想像できるということが、セコい大人としても微妙に心を曇らせます。・・・と嫁に話したところ、「プレゼントするほうも金券ショップで買ってるでしょ」という回答が・・・。ま、世の中そんなもんか。在庫はおおむね豊富なようです。学生諸君は売るんじゃないぞ!むしろ買え!

また、残額不足の場合に2枚使うのはスムーズにできました。ご安心を。


(3)ヨドバシカメラゴールドポイントカード

昔はポイントがつきませんでした(たしか)が、最近は書籍を買っても3%還元されるそうです(今調べて知った)。雑誌はどうなんだろう?ライバルのビックカメラとかソフマップLAOXもどうしてるんでしょう。いずれにしても、店舗数が限られること、書籍の種類がパソコン関係に限定されるのが難点です。電気製品のポイント還元率が高い(10%以上)ので、それを書籍に回すほうがよいでしょう。



てなわけでどうでしょうか。近頃では新刊書店でも(これまで禁止されていたらしい)ポイントカード制を導入するところが出てきているようですが、たかが1%かそこらです。しかも系列の書店でしか使えないとなると、有り難みは薄いですね。

こうしてみると、金額的には(2)が一番有効でしょうか。ただ、やはり(2)の場合は安くなった分のお金とは「カードの贈り主の親御さん(勝手に仮定)が出した分」であるというのが気になってしまいます。考えすぎでしょうか・・・。

他にあったら教えてくださいまし。特にネット通販は他にもいろいろなサービスがあるらしいのですが、どこも複雑になってしまって何がメリットなのか全然分かりませんヨ!

2005/10/29 過剰反応その後

「ミスター味っ子II」を探しているのだが、3巻まで出ているはずの単行本が前は割とよく見かけたのにいざ探し出すと全然見つからない。「キン肉マンII世」はどこにでもあるのだが・・・。人気ないのかな(禁句)。というわけで掲載誌の「イブニング」を読んでみたら、本マグロ一本を丸焼きにして一切れ80万円の料理!とか相変わらずヘンなことをやっていた・・・。「将太の寿司」は割とリアル路線だったような気がするんだが。

今思うと、少年マガジンでは「中華一番!」という「料理版・北斗の拳」と言われた「味っ子」の後継者があったなあ。この過剰反応の遺伝子は料理マンガ業界を浸食しているのか、掲示板でコメントのあった「焼きたて!ジャぱん」、これは少年サンデーだけど、アニメ版がなかなか凄まじいことになっているようだ・・・(例:メロンパンを食った人が突如ブリッジをし、全身でメロンの形を表現しつつ絶叫「メローン!!」)。えーと、原作はこれから読んでみます。

2005/10/23 CALL OF DUTY拡張パックをクリア

んーと、なんかあっさりと終わってしまいました。まあまあ面白かったんですが、この「CALLOF DUTY」は戦争の中の一兵士と、部隊の協力で目の前の障害(ドイツ軍)を打開することを描くゲームです。ここのスタッフが以前作った「メダルオブオナー」のシナリオがやたらヒーローじみていることに対するアンチテーゼとして「CALLOF〜」を作ったということですから、別スタッフによるこの拡張パックも似たようなテイストを持っています。

エンディング直前の自分の役割は「援軍が来るまで持ちこたえる」というたいへん地味なものです。なので、激しい攻撃をしのいでやっとこさっとこクリアしても、あるいは(ある段階まで進めば)物陰でじっと隠れてても終わっちゃいます。「戦争は自分の知らないところで終わった」という、確かに一兵士としてはリアルな感覚を得られますが、ゲームとしての達成感よりも「アレ、ここで終わり?」というような感覚に包まれてしまいました。全体としての起承転結がないのです。

PS2版「メダルオブオナー・史上最大の作戦」のラストは追いかけ続けた敵将校をついに追い詰めて殺害、ついでに彼の開発していた新鋭戦闘機を敵基地の奥深くでぶんどって発進、脱出!という少年冒険物語みたいなありえない終わり方をするのですが、ヒイキ目に見てもこっちのほうが燃えるなあ、と思ってしまうことしきりなのでした。

2005/10/22 ミスター味っ子

1987年〜1990年の間「週刊少年マガジン」に連載されたマンガ「ミスター味っ子」をご記憶の方はMSX世代にも多いだろう。友達がTVアニメ版のDVDを買ったというので見せて貰った。

このTV版は当時見た人をして「無意味に凄い」と言わしめるほどの過剰な演出に包まれた怪作である。

お話は、少年でありながら天才的な料理のカンを持つ主人公「味吉陽一」が、今は亡き父の残した「日の出食堂」を母と共に守りながらライバルとの料理決戦を経て成長していく・・・というものである。少年マンガであるがゆえか、必ず料理に勝敗をつけるスタイルが最後まで貫かれる。が、どうしても紙媒体なので「いかに美味しいか」の表現が食べた人のリアクションでもって語られるのみで、実際どんな味なのかは分からない。こればっかりは古今東西の料理マンガに共通した問題でありスタイルでもあるが、この「味っ子」ではそのリアクションが他の料理マンガに比べると大仰で、TVアニメ版はそれに輪をかけて過剰な演出が施されているのが最大の特徴である。

最も有名なのが第25話、「激闘!大坂城・カレー丼春の陣」における味皇・村田源次郎のリアクション。カレー丼を食べた味皇が巨大化を始め、手足が大坂城を突き破り城ごと直立、最後に天守閣の障子がガラリと開くとそこに味皇の血走った目、というもの。メディアの弱点である「味の映像化」を何か間違った方向性で実現してしまった迫力に、当時のコドモにとって漏れなくトラウマになっている模様。しかしここまでやってしまった結果として、料理に対する印象がかなり希薄になってしまったらしく、巨大化を口にした人に対して聞いてみても「何を食べたのか」を誰も覚えていなかった。ビジュアルインパクトの前に本来の目的を完全に見失っているといえる。ちなみにこのエピソードはまるまる原作にはない。

普通こういうことをしたら原作者は怒りそうなもんだが、思わず原作を全巻取り寄せて読破したところ、原作のほうのリアクションもTVアニメ版に合わせてある時期から過剰になっていたのに驚いたの何の。連載2年目あたりでTVアニメが始まったのだが、そのころから原作でも審査員の顔が変形しまくっている。このへん「原作者が気に入った」のか「アニメに合わせざるを得なかった」のかで解釈が分かれるところだが、原作者は何も語っていない。ただ中盤以降で過剰な反応(それでもTV版よりはずっとおとなしいけど)が当たり前になった結果、全体のトーンがワンパターン化しているのは否めない。原作がTVアニメの悪影響を受けた珍しい例である。それでも当時のコミックスで全19巻(現在入手できる文庫版は全10巻)、足掛け4年も続いたのだから、当時としては十分成功した部類だろう。

さて原作で最大の謎は陽一のお母さんで、当初老けていた見た目がどんどん若返っていく。陽一はどうも高校生らしいが、お母さんが下手すると20代に見えるくらい若い。連載当初は口元にシワ、さらに割烹着+手拭いほっかむりのせいで普通に40代に見えるのだが、連載末期にはファッションまで若返っているのである。ちなみにTVアニメ版では当社から見た目が若く、萌え系未亡人全開である。これは当時全く気付かなかったが、原作にはない丸井シェフがお母さんに送る熱い視線などもTV版スタッフらの声なきメッセージに見えてくる。いやー、オトナになってから見るといろんな発見がありますね!


そう言えば、原作には味皇グループに対する組織として味将軍グループなる組織もチラホラと出てくるが、数人の手先を除いて本人が姿を現さないまま連載の方が終わってしまっている。結局何だったんだ、コイツら。

ちなみに現在連載中の「ミスター味っ子II」では(TV版の幼なじみの女の子は原作に出て来ないためか)誰だか知らない女性と結婚している上、陽一が息子を残してチベットに失踪しているとか聞きました。怖くてまだ読んでません。

2005/10/21 秋の注目作

新作ラッシュの中で欲しいものは、「ワンダと巨像」「CALL OF DUTY・FINEST HOUR(日本語版)」「QUAKE4」「赤ちゃんはどこからくるの」などなど。全部はとても遊べないので2本くらいチョイスすることになるだろうか。

QUAKE4はハード性能が圧倒的に不足気味なのでパスかな・・・。最近、古いビデオボードの価格があまり下がらない。高価なモデルの幅が広くなったような気がする。

2005/10/18 ムード

PCゲーム「CALL OF DUTY・UNITED OFFENSIVE」を購入した。もーすぐ「2」が出る「CALLOF DUTY」の拡張シナリオパックであるが、なんとなく買うのが伸び伸びになってしまっていた。「CALLOF DUTY」は英語版を買っていたのだが、シナリオパックは日本語版の方が安くて悔しかったので買わなかったのだ(英語版の本編だと、シナリオパックも英語版を買わないといけない)。英語版なんだからそのうち値段も下がるべ、と思ってたのだがその気配もなく、とうとう手を出してしまった。

さて例によって連合軍vsドイツ軍の撃ち合いゲームであるが、嫁が横でネットを見ながら「コレ買ってー」とか言ってるのでムードが壊れること甚だしいったらありゃしない。本編をやった時はまだ一人だったもんなあ。メタルギアソリッド3がいまひとつ面白くなかったのも、隣に嫁がいたせいかもしれないと思う今日この頃なのであった。ミリタリーゲーマーは環境整備を慎重にしましょう。

2005/10/17 オタク市場

・・・がどうのこうのと言われるが、これって要するにオタクは金ヅルである、というだけのことなんじゃなかろうか。市場がウン億円、とか言ってみたところで「金を出すやつがそれだけまとまって存在する」というだけで、オタクな人の人間的価値とは無関係である。金だけはどんなダメ人間が出しても偉人が出しても100円は100円、どこまでも平等だ。

もちろんお金をかけずにオタクしている人もいるだろうが、そういうのは経済的には別段気にされない、というだけである。それは別にいいことでも悪いことでもない。個々人の人間性とはまた別の話である。なぜか「オタクが社会的に認知された」と勘違いしている人がいるようなんだが、そんな勘違いする前に風呂に入ったほうがいいと思った季節の変わり目であった。

2005/10/16 天の声バンク

PCエンジンのCD−ROMシステムは、データセーブを本体内蔵のSRAMに行う。しかしこれは容量が少ないのと、キャパシタによる保存のために数週間で消えてしまう(らしい)ので、保管のためには電池バックアップの外部メモリに書き出す必要がある。この代表的なものが「天の声バンク」である。

よく似た方式にセガサターンのパワーメモリがあるが、あちらはフラッシュメモリなので管理に気をつかわなくて良い。しかしPCエンジンの頃はまだSRAM+電池式なのが痛い。よく電池の寿命は3年程度・・・と言われるが、これは最悪の状況を想定したもので、実際は10年くらい持つことがMSXの電池内蔵ソフトなどでも実証されている。長いものでは20年程度持つようだが、そろそろ電池切れのものがポロポロと見つかるようになってきた。

比較的新しい「天の声バンク」も発売から15年ほど経過しており、そろそろ電池が危ない。なので、一枚買ってきて分解してみた・・・のだが、電池の入る所が両面テープで止めてあったりして、なんともやりにくい。さらに電池そのものはそのへんでも売ってるCR2320だが、直接ハンダづけはできないので電極がついたものが必要となる。しかしこれはなかなか売っていない。前は秋葉原になら各種あったのだが、最近は見かけなくなってきた。

それにしてもPCエンジンはこうした修理に関する情報が乏しい。中には「天の声バンク」をフラッシュROM使用とか書いてあるホームページまである始末。コンシューマは壊れたら捨ててしまうのか。PCエンジンのCD−ROMは割とヤワで、かつもう修理不能のようなので、今後の保存がどうなるか気になるところではある。エミュレータしかないのかなあ。

2005/10/13 ぜんはいざー

オーディオへのこだわりなんかこれっぽっちもない私だが、勧められて買ったゼンハイザーHD414というヘッドホンを持っている。ドイツ製。とっても古いモデルの復刻版・・・らしいのだが、詳しいことはよく知らない。ともかく、そこそこ音が良くて使いよい(耳が痛くならない)ので今も使っている。

で、耳あて部分のスポンジがボロくなったので本体を買ったときに一緒に買った予備パッドと交換した・・・ら、なんかもう全然色が変わっている!交換したほうは鮮やかな黄色だったのに、古くなったほうはアメ色っぽい。何年使ったんだろうか。今でも替えパッドは売ってるようだけど、秋葉原で取り扱っていた店がこないだ行ったら無くなっていた。通販に頼るしかないのだろうか。