HHE-31b:Noise Bridge(HF High Bands + 50MHz)

2012年9月17日月曜日更新・・・執筆中
HHE-31b 【概要】
製作予定であったR、XCとXLを測定できるタイプのノイズブリッジで、HF High Bands + 50MHzを対象に設計しています。
ノイズブリッジは、アンテナのインダクタンスとリアクタンス・共振周波数等を測定することができます。また、受信機と組合わせて、アンテナ調整をすることが可能です。
ノイズ発生はツェナーダイオードを利用するものが多いようですが、選択した回路はMMTTYの作成者である森OM(JE3HHT)のノイズ・ブリッジの製作と大久保 忠『アマチュア無線自作電子回路』を参考にしています。弛張発振器とフェライトビ-ズ(FB-801#43)にφ0.2mmのUEWをトリファイラー巻きで位相が180°異なる信号を得ます。
また、180度位相分波器とソータバランは、山村 英穂『改訂新版 定本トロイダル・コア活用百科』を参考にしています。

目的

スモールループアンテナの準備として作製した、HF High Bands + 50MHz用のノイズブリッジです。

回路

ツェナーダイオードに電圧を掛けてホワイトノイズを発生させ、トランジスターで増幅する回路が多いようですが、弛張発振回路を利用します。

設計

弛張発振回路は、広範囲な周波数を含み出力が大きく、受信モードAMで自動的に変調がかかる利点があります。周期はC1とR1で決まりますが、森OM(JE3HHT)の回路を採用しています。トランジスターは2SA1015(fT=80MHz)と、2SC2347(fT=650MHz)または2SC1906(fT=1000MHz)を使用します。森OMの電源電圧は3V、大久保OMの電源電圧は9Vですが、レベル調整回路があるため9V(006P)とします。

加工

ケースは、TAKACHIのLC135-9V(W76mm×H26mm×D135mm)を使います。また、180度位相分波器とソータバラン(sort-a-balun)を作製します。

バリコン(VC)

中国製のポリバリですが、ポリエステル板の固定が片側しかありません(右側写真と左側写真右側)。固定されていない側を、裏面四隅のナットを外し、リードを利用して固定します(左側写真左側)。
HHE-31b HHE-31b

レベル調整ボリューム(VR)

2mmピッチのため90度外側に曲げ、さらに中央の端子を90度内側に曲げます(写真下側)。
HHE-31b

FB-801#43

180度位相分波器は、フェライトビーズFB-801#43にφ0.2mmUEW線をトリファイラーで4回巻きます(写真中央)。ソータバランは、バイファイラーで4回巻きます(写真左側)。
HHE-31a

ケース

ケース背面パネルにBNCコネクター用の穴φ11mmを開けます。
HHE-31b HHE-31b

HHE-31b HHE-31b

パネル


実装

レベル調整基板

HHE-31b HHE-31b

浮遊インダクタンス(Inductance)調整

HHE-31b HHE-31b HHE-31b

基板

HHE-31b HHE-31b

ケース

HHE-31b HHE-31b

利用方法

1)ノイズブリッジのRX側にに受信機のアンテナを接続します。
2)ノイズブリッジのANT側に調整するアンテナを接続します。
3)調整する周波数で受信し、ノイズが最小になるようにVRとVCを調整します。
リアクタンスの目盛は1MHzですので、測定した周波数で除算します。

補足


資料


頒布