過去日記2
2004/6/2 空の軌跡デモCD
やっとこ貰ってきました。秋葉原のアソビットシティ1号館にありました。昨日の日記を書いた後「そういやぁ分割して営業してるんだっけ」と思いなおして調べたら、昔のLAOXゲーム館だったところが1号館として営業してました。知らなかった。よく行く部品屋のある通りにはエロゲーとギャルゲーとアニメしか扱ってない3号館があるせいで誤解してましたよ。普通のゲームも売ってたんたですね!(ひどい)
かつてファルコムがやっていた「デモCDバラマキ作戦」はすっかりなりを潜め、LAOXですらレジに申告して一人一セットのみの配布でした。イースVIのカレンダーがいまだに余りまくってるのとは好対照です。英雄伝説はやはりセールス的に微妙な位置にあるのでしょうか。まあ、ブランドとしてのタイトルをどこまで育てられたかが売り上げにかかっているようなので、よほどのパソコンゲーム好きしか知らない英雄伝説はどうしてもマイナーになっています。
コンシューマでも一応売ってたんですが、
英雄伝説I・II…プレイステーション(PS)とセガサターン(SS)では2タイトルを1枚のCDに収めて発売。ファンの間では見なかったことにされている。
英雄伝説III・・・PS版はまあまあ。とはいえPC−9801版のほぼベタ移植で、内容は全く一緒。戦闘の難易度が下がりすぎ、パッドに手を触れなくてもエンディングまで見られる。SS版はハドソンの手によって跡形もないアレンジが施され、後のシリーズとの繋がりが破壊されている。
英雄伝説IV…PS版があるものの、売っているのを見たことがない。適当にプレイしているとクリア不可能なPC−9801版をベタ移植したせいで、やっぱり普通にやると後半でハマる。
英雄伝説V・・・移植されていない。
ではWindowsへの移植版は
英雄伝説I…「真・英雄伝説」という名前で今でも廉価で売っている。しかし見てはいけないというのがファンの評価。MSX2版が一番いいデキ、と言うのはMSXユーザーの身びいきではないらしい。
英雄伝説II・・・移植されていない。
英雄伝説III・・・ゲームはベタ移植だが非常にいいデキ。でも箱や取説の絵が悲惨。評判の良かったPC−9801版と同じ人が描いているのだが、絵柄を変えようとしていた途上のため、ファンの間でも「病気みたい」と言われる始末。
英雄伝説IV…Win版「V」の後に出た。オリジナルのPC−9801版の凶悪な難易度を大幅に下げ、フリーシナリオだった原作をかなりアレンジして一本道に再構成するという変なことをしている。そのせいか、PC−9801版「IV」のストーリーを引き継いでいる「V」とは微妙に繋がりがオカシイ。
てな具合。
いろんな意味で不遇のシリーズです。うっかり「遊んでみようか」なんて思っちゃった人には今のところ「V」がオススメですが、知らないキャラクターがいきなりラストに出てきて戸惑うこと必至です。ここは「空の軌跡」のデキがよいことを祈りましょう。
「パンツァーフロントAusf.B」はそろそろ押し入れのお友達になってしまいそうです。誰か僕に力を!
2004/6/1 ゲーム情報
「パンツァーフロントausf.B」のデキが悪いのは気のせいだと思いたいので、意味もなく「ICO」を最後まで遊んでしまいました。ICOは大変よいゲームです。プレステ2のマイベスト。三年くらい前のゲームですけど、絵も内容も全く見劣りしません。
さてヨルダを救い出したところで再度「ausf.B」を実行。
うーん。
やっぱりダメかも!
早めに売るべきかなあ。はっはっは。
さて気を取り直して「英雄伝説VI」の話。
デモムービーCDとエントリーブック(小冊子)が配布されている、らしいのですが、どこにもありません。配布している店は確実にあるはずなのに、僕の行動範囲内の店は予約特典にしているのでしょうか。予約してもいいんだけど、そのことをどの店も明記していない。うーん、よくわからん。秋葉原あたりはやってるんだろうか。先日閉店したアソビットシティはこういうものの配布を確実にやっていたので便利だったんだけど…。(でも物を買ったことはほとんどないな)
以下雑談。
最近出たゲームのうち、売り上げ上位のソフトで「続編/リメイクじゃないもの」が異常に少ないことに気づきました。
「モンスターハンター」26万本、「風雲新撰組」23万本、「ファントム・ブレイブ」16万本、「ドンキーコンガ」13万本、くらいです。全体にパッとしません。割と注目されていた気のする「塊魂」も10万本。思ったより売れてないです。
昨年は「メイドインワリオ」が50万本を超えました。
今年はファミコンミニの「スーパーマリオブラザーズ」が50万本も行ってる反面、完全新作は分が悪いということでしょうか。
かくいう自分も欲しいと思ってるソフトは続編モノばかりです。久々に会った大学の同期もみんなゲームやらなくなったと言うし。これからは過去のネームバリューに頼るしかないのでしょうか。結局一番売れてるのはポケモンで、次がドラクエV(PS2版)。
2004/5/31 パンツァーフロント ausf.B
出ました。買いに行きました。…なんか全然売ってません。
「スーパーロボット対戦」などの売れる新作が多数発売される日だったこともあるのですが、店員さんに聞いても売ってたかどうかも知らないくらい(結局、売り切れだったらしい)。想像以上にマイナーなようです、パンツァーフロントは。
翌日秋葉原を見て回りましたが、こちらでもほとんど売っていませんでした。出荷数そのものがそんなに少ないんでしょうか。前作「bis.」は割と普通に置いてあったと思うんですが…。
で、なんとか買ってきてやってみたのですが…うーん、かなりヤバイ感じ。
PS2になって絵はキレイになったのですが、
・マップが少ない。6枚くらいに激減。仮想戦車もストーリーモードもなくなったのは気にならないが、マップが極端に少ない。バリエーションも少なく、フランス戦が1つある他はみんなアフリカ戦線。砂ばっか。夜もなく、昼ばっかし。
・戦車も少ない。しかも地味なのばかり。アフリカ戦線だから1941〜2年頃。イタリア戦車ファンはどれだけいるのだろうか。(どっかにタイガーが出てくるらしいが)
・弾が有効なのかどうか全然分からない。前作では跳ね返されると火花が散り、破壊すると火柱が立った。今回は戦車長のセリフからしか分からない。砲の威力が弱いので、ますます状況が分かりません…。
・声がない。イタリア兵の声がネックだったのか?前作はロシア兵の声すら入ってたのに!
などなど。
そういや、オープニングのムービーもなし。前作、前々作はムービーの出来が実に良かっただけに残念。全体に予算を削られまくって、最低限のものしか入らなかったような印象。データ面で最小限なのは仕方ないとしても、シミュレータ的な難しさばかりが増してしまったせいで、物凄く地味になってしまいました。
雰囲気も前作のほうが良かったなあ。リアル志向の人はいいんでしょうが、僕みたいに雰囲気を楽しみたいタイプの人には定価が上がった分の良さは感じられないでしょう。命中したのはイヤな予感だったようです。
2004/5/21 春の期待作
「これは買うぞー」と発売前から思ってるゲームが久々に2本も現れました。
「PANZER FRONT ausf.B」
5/27発売。ドリームキャスト、プレイステーションで発売された戦車戦シミュレーションゲーム「パンツァーフロント」「パンツァーフロントbis.」に続く第三弾。遂にプレステ2対応!
前作までは各国の変化に富んだマップが楽しめたけれど、今回は北アフリカ戦線オンリー?!うわぁ地味そう。
ただでさえ硬派すぎるゲームだっちゅうのに、ますます一般の人にはお勧めできません。微妙に心配だが私は買うぞ。
ちなみに体験版が配布されたらしいのですが、数が少なかったらしく見ることもできませんでした。
「英雄伝説VI 空の軌跡」
オールドPCゲーマー、特にMSXユーザーには「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」「同II」しか知られていないけれど、実はシリーズは続いていた!1・2とは何の関係もない「英雄伝説III・白き魔女」「英雄伝説IV・朱紅い雫(あかいしずく)」「英雄伝説V・海の檻歌」は一つのシリーズで「ガガーブトリロジー」と言うのだが、ふたたび無関係になって新出発。知名度でイマイチなシリーズだけども、私は好きだ(1・2は好きじゃないけど)。
しかし心の名作「V」から4年半経過しているしスタッフもだいぶ変わったので油断はできない。でも期待しないわけにはいかないのである。ただし、店頭での予約価格が1万円近い!定価をあえてつけると、12,800円ってとこか。うーん、ゲームも売れなくなったのかコストがかかるのか、値段がジリジリ上がってきたなあ。光栄のPC版「三国志II(1989年)」が14,800円もしたことを考えるとまだ安いのだが…。
2004/5/19 Winny開発者逮捕
私はMinMXとWinnyの違いもよく分かっていませんでした。国内の開発者がファイルを広く分散させるタイプのものを作ったという程度には知ってました。それがお上の逆鱗に触れて刑事事件として逮捕されちゃった、という話です。
P2Pタイプのソフトはコピーデータの交換に威力を発揮する(らしい)ので著作権を持ってる側からすると交換ソフトの作者とは「憎いあんちきしょう」となるのは容易に思いつくのですが、海外でも「ソフトを作るのは犯罪になんないもんね」という判例が既に出ています。この状況下で作者がパクられるというのは予想外でした。ソフトを使ってコピーしまくっていたユーザー側が二人ほど逮捕されてましたので、見せしめ効果は十分果たしていたと思うのですが。
しかしまあ、こうなっちゃったらはっきり言って作者側にはまず勝ち目はないでしょう。海外の判例もあるので法解釈から有罪とするにはかなり無理があると思うのですが、過去の例からすると警察が起訴した段階でほぼ有罪が確定します(その率は95%以上と言われます)。
作者の人がどう考えていたかはナゾですが、逮捕されるとは思ってなかったか、されても勝てると思ってたんでしょう。私も、交換ソフトを作って公開するのは犯罪にしようがないと思います。が、京都県警はやっちゃいました。アメリカあたりでは「裁判で決着をつける」となるところですが、日本の場合起訴の段階でほぼ決着がついたと見ていいでしょう。やられたら最期ってヤツです。もし仮に無罪となっても、その後のケアの薄さは有名です。
以前パソコンのエミュレータのコミュニティにMSXの知り合い数人と顔を出したことがあるのですが、エミュレータの作者の方々は割とこういう危険に対して楽観的、というか「BIOSやDOSは勝手なコピーはできないが、エミュレータそのものは適法」とあまり根拠もなく考えていて、いずれ誰か逮捕されるまで分からないだろうなコリャ、と思ったのを覚えています(こういう、エミュレータに関する中立性の認識は今も根強いです)。
しかしエミュレータというのはぶっちゃけハードの挙動をソフトで記述するというものなので、仕様をコピーしてる、とも考えられるわけです。昔は「解析して作ったんでなければOK」って判例がありましたけど、それを個人が証明できるかというと…?
そこへきて今回の「著作権違反幇助容疑」です。聞いたことない(なんせ世界初)容疑ですが、エミュレータに対してもやろうと思えばできる点ではかなり身近な話題になってきたはずです。でも、警戒してエミュレータを引っ込める作者というのはどうもいないようです。単に知らないだけかもしれません。それとも私が心配性なだけでしょうか。
2004/5/17(2) ブルガリアの謎
日本人にとってブルガリアというのはヨーグルト以外何も思い出せない国と言っていいだろう。ゾルゲ市蔵氏もそんなこと書いてたなあ。その原点たるのが「明治ブルガリアヨーグルト」。明治乳業の功績はブルガリアの名を日本に知らしめたことだが、ヨーグルトしか知らしめなかった点は犯罪的ですらある。ブルガリアが共和国ということを知ってる人すら珍しいくらいだ。
さてそんなブルガリアであるが、通貨の単位が「ストチンキ」であることを私は知っている。なぜかというとウチの父親がかつてブルガリアに出張に行って、ストチンキ紙幣だかを僕に見せびらかしていたからなのだ。このころ小学生だった私は「ふーんそうなんだ」以上の感慨を抱くこともなかった。
しかし今思うに、最大の謎はストチンキというまさに珍奇な発音より、親父がブルガリアに何しに行ったのかということに気がついた。化学関係の仕事で一時期あちこちの外国に行っていたが、インドはともかくなんでブルガリアなのか。帰って来てから我が家のヨーグルト消費量が急増した(当然一番食ってたのは親父)という事実と合わせて考えても、何をブルガリアで吹き込まれてきたのだろう。まさか会社もストチンキでヨーグルト食わせるために行かせたわけじゃあるまい。今度聞いてみよっと。
2004/5/17 BARレモン・ハート
「BARレモン・ハート」という漫画がある。1985年から今に至るまで20年近くエンエンと連載されている、お酒のウンチク漫画である。作者の古谷三敏はこの手のウンチクまんがで有名、とは言え「ウンチク漫画家」という肩書きが似合う人はこの人しかいないのが不思議だ。マニアックな知識を出すだけの漫画ならいくらでもあるが、「ウンチクを傾ける」という大人の余裕が感じられる漫画家はなかなかいないからと思われる。
さてこの漫画は20年もやってるのにマスター、メガネさん、松っちゃんと言った登場人物が歳を取らないので周辺の描写の年代だけがズレていく宿命にある。BARだけにあまり時代の変遷を感じさせないので違和感はないが、なぜかコンピュータやゲームの話題がポツポツと出てきて、それが実に妙な出方をするんである。
特に最初は物凄い。「パパ、トランシルバニアってどこにあるの」「わっオオカミ男が出ちゃったよ」というセリフくらいしかないのだが、小学生の男の子が明らかにFM−7でスタークラフトの「トランシルバニア」をやっているシーンがあるのだ!しかも解説一切なし!当時の「別冊アクション」読者の誰がこんなのを分かったのだろうか?(ちなみに同じ回で「阪神が強い」と言ってるから、85年で間違いありません)
他に確認できたところでは、「ディープダンジョン」(ゴミの山をあさるとお金が出てくる)とか「ドラクエII」(これは酒の席の話としてちゃんと出てくる)「ポケットモンスター」(驚きの表現?)なんてのがある。トランシルバニアからポケモンですよ!
他にも初期にMacが出てきたりするから、元はパソコンマニアだったんですね、古谷氏は。最近はあまりパソコンのネタは出てきませんが、読者を置いてけぼりにしないと言う点で賢明な判断と思います。
2004/5/16 進化するインターフェース
Microsoft Office XPを使っていて今更驚いたのだが、これに含まれているWord2002を使っている時のIME変換が凄いことになっていた。
「漢字変換時に、既に確定した前後の文字列を自動でチェック。再変換の対象にする」
というもの。技術的に面倒なことをやってはいるのだが、これが実に無意味というか大きなお世話なのだ。何を意味するかというと、「確定しても確定していないのと同じになる」というオソロシイ状況だ。文章を所々区切って入力していると、突如として前の部分が勝手に変わってしまう。やりにくいったらありゃしない。
しかもこれがWordだけがそうなっているのだ。Excelやメモ帳では起きないから、余計に混乱する。どうして統一された操作系を崩すようなことをするのだろうか。しかもオプションをいくら切り換えてもこの機能が無効にならない。なんじゃこりゃー!!
コンピュータの作業では、結果が予想できるということがとてもとても重要だ。多少遠回りでも、作業にかかる手間や時間が分かってしまえばあとは慣れでどうにかなるのに、それができない。「Enter」を押すとどうなるのか、押さない限り分からない。これじゃコンピュータで作業する意味がない。文節の区切り位置というのは自動で判別するのは本質的に無理(とされている)ので、人間が操作で補ってやる必要がある。別に大した手間じゃないのに割り込んでまでコンピュータがやってくれるなんて、もはや迷惑でしかない。
対策としては、IMEを別のものにするというテがある。私はJapanistという富士通のマイナーIMEを使っている。ATOKでも大丈夫だろう。Japanistは単漢字変換が弱いが、予測機能があるので専門用語の多い文章では威力を発揮する。「こんなものに金を出すなんて」と思う人も多かろうが、金額(6000円弱)分の価値はあった。
2004/5/12 魔法少女コレクション
いきなり危険な香りのするタイトルだが、これは「スタジオぴえろ(現:プロダクションぴえろ)」で制作されたTVアニメーション作品の主題歌を集めたCDの題名。入手した事情はイロイロと複雑なので置いておこう。(旧)MSXマガジンの田口(元)編集長がぴえろにいるなんてのはあまり関係ない(当然)。
魔法少女モノというと「サリーちゃん」とか「ララベル」とかをごっちゃにして思い出してしまう人がいるが、「ぴえろの魔法少女」というのは5作品しかない。(厳密には、他にOVAのみのものが一作品ある)
・魔法の天使 クリィミーマミ(83〜84年、52話)
・魔法の妖精 ペルシャ(84年〜85年、48話)
・魔法のスター マジカルエミ(85〜86年、38話)
・魔法のアイドル パステルユーミ(86年、25話)
・魔法のステージ ファンシーララ(98年、26話)
「魔法の○○」とキャラクター名の結びつきが実に微妙で、どれがどれなんやら分からないがこれが正式名称。
どれも芸能界の舞台裏に普通の女の子が変身して入り込む、という黄金パターンがあった、のであった。
MSXユーザー世代(20代後半)なら上二つは知っているだろう。1983年だからちょうど20年前、小学生のころだからこのへんは知っていても恥ずかしくない。一時期多かった「懐かしのアニメ大全集」というような題名のテレビ番組でも常連だし、知名度は高い。3つめの「マジカルエミ」は年代的に微妙になり、知っている人もいればいない人もいる、といったところ。
最後の「ファンシーララ」は放映時期が他とだいぶ違うので除くと、やはりぶっちぎりでマイナーなのが「パステルユーミ」。最近になってダイジェストで見させられたのだが、かなりつまらない。放映時期もマミが最長で、だんだんと短くなっているのが分かる。マミ・ペルシャのあの存在感はなんだったんだろう。
ちなみに「ぴえろの魔法少女」の復権を目指して作られた(らしい)ララは26話あるもののこれが見事な打ち切りで、アイドルであるララが失踪して終わってしまう。かくして、このシリーズの魔法少女は70年代生まれの一部の人にしか通じないものになってしまったのであった。
2004/5/11 しんくぱっどの罠
なんせ素人の母親が使うので、なんとしても信頼性のためにクリーンインストールしたいThinkPadR40e。しかし「リサイクルPC」などのしがらみのために新品で買った今から中古売却のことを考えておくべきなので、リカバリの手段は残しておきたい。
調べたらどうやら「Rapid Restore PC」というツールで現在のHDDのイメージをCD−Rに書き出せるようです(最悪リカバリCDを別途購入してもいいんだけど、高い)。
というわけで現状を圧縮保存し…(約2時間経過)。うっ、長い。しかしここは我慢だ。
「CD−R書き出し」を選択。
「この処理にはCD−Rディスクが6枚必要です」
ろろろくまい?メディアはたまたまあったからいいけど、書き出しに何時間かかるんだよコラ!
いつになったらこのThinkPadは使えるようになるんでしょうか。
ちなみにOfficeの入ってないモデルしか売ってなかったので、メモリと共にOEM版を買ってきました。2003は高いのでちょっと安いXP(2002)。パッケで買うと5万円が、なんでメモリと抱き合わせるだけで1.5万円になるんでしょうね。ああ大人の世界って不思議だ。
なんか仕事でも家でもパソコンの安定性に悩まされる日々が続いています。ノイローゼになりそうです。心を癒すために中身を知らずに衝動買いしたマンガが「父の死後、母と再婚した男に慰みモノにされ続け遂に自殺を図る姉妹」というものだったのでさらにブルーです。
2004/5/10 IBMめ!IBMめ!
ThinkPadを買いました。人生で3度目。つっても今回のは親のだけど。
またしてもやられました
ThinkPadR40eの店販専用モデルっちゅうのを買ったんですよ。予算で買えるのがそれしかなかったから。そうしたらですねえ、これがIBMのホームページに載ってない。ドライバ検索は問題なくできるんですが、カタログが見つからない。そういうわけで仕様が分からない。一応店では表にしてありましたけど、覚えてません。
何より困るのは、メモリを増設したくても対応するメモリが分からない。まあ元から入ってたメモリを見ればPC2100ってくらい分かりましたが、例えばI・Oデータのホームページの対応表から探そうとしても当然のようにない。それどころか純正品すら検索できない。
もっとビックリしたのは、4年前買ったときはついていたマニュアルがない。付属品一覧とトラブルシュート用の難解な冊子を除いてパソコンの中のオンラインマニュアルのみ。リカバリCDもない。HDD内の専用アプリでリカバリできるらしいんですが、クリーンインストールしたらリカバリは永遠に不可能になります。中古で売れなくなるよ!
そしてもっと驚いたのは、これはIBMじゃなくてMicrosoftのせいですが、いきなりWindowsXPが始まった時に初心者には回答不可能な質問がバンバン出てくる。「使用する地域と通貨」「使用契約に同意して下さい」「インターネット接続環境はダイヤルアップかLANか」「ユーザー登録しますか」…かつて自分用のPCにやった時はホイホイ答えてましたが、親にやらせたら本人がフリーズしてしまいました。無理もありません。
一人で買った人はどうしてるんですかね。隣についてセコンド役をやる商売が必要かもしれません。
でも日本人は「分かるのに教えてくれないのはケチな人」という感覚の持ち主が多いので、金にはならんか。
どっちがケチなんだ全く。
2004/5/7 ThinkPad商売
IBMのノートパソコン、ThinkPadは見た目がスマートなのでPC素人にも人気が高いです。かく言う私もこのページは(型落ちまくりの)ThinkPad240で作っています。
しかしこれがいざ買うとなるとやたらメンドくさい。しかも誰かのものを見積もるとなると余計に…。
DELLだとチップセットは全部intelだし、CPUもHDD、光学ドライブ、Officeのプリインストール(OEM版)もかなり自由に選べます。ついでに安いです。
しかしDELLのノートは見た目がなんとなくダサいので、中身そっちのけで素人さんはThinkPadにしたがるのですね。
ThinkPadは安いのは15万くらいからありますが、高いやつは50万とかします。マンション分譲で言う「最多価格帯」は25万ってとこでしょうか。このへんなら問題ないんでしょう。
しかし、購入条件としてよく挙がる20万円未満のモデルはチップセットが聞いたこともないようなものなので、どうしても信頼性の面で不安になります。
そしてモデル間の関係が複雑。DVDドライブモデルにしようとするとCPUがCeleronのものが選べなかったりします。ハードが条件に合っても、Officeのプリインストールモデルがなかったり、あるいは特定のモデルだけお店で扱ってなくて取り寄せになったり、条件に合うものを探すのがとにかく面倒くさい。特にOffice(Personal)はOEM版だと2万なのに単体パッケージは5万もするのでうかつに別買いもできません。
そして買った後。DELLは素のOSと最低限のドライバ、CD−RやDVDを積んだ時だけ最低限の付属ソフトを入れてくれます。でもIBMはいろーんな付属ソフトをプリインストールしている。その数20以上、鬱陶しいことこの上ない。なんか安定性にも影響を与えているようなソフトも多い気がします。
管理者として見ればDELLは涙が出るくらいありがたい売り方をしてくれます。(あとは内蔵ドライブを2分割しておくオプションがあると個人的に嬉しいですが、大多数の人にはなくても構わないものです)
逆にThinkPadは見た目のカッコ良さとブランド力で高い金を取れてますが、自分で使うのでない限り買いたくない。せめてハードウェアの要件からモデルを探すのが楽にならないと買ってらんないです。今は細かいスペック表とニラメッコしないといけないので、他人のためにやるのはとても疲れます。「DELLにして下さい信頼できるし安いっすよダンナ」と説得するほうが楽です。ホント。
2004/5/2 警察博物館の闇
東京・日本橋にある警察博物館に行ってきました。その名の通り警視庁のやっている博物館で、警察の歴史がいろいろと見られます。殉職者の遺品といった重いテーマもありますが、他は割と明るい展示物が多くお子さまにも楽しめるでしょう。
さて問題なのは普段は閉まっている5Fで今現在やっている企画展。「都市犯罪への対処」というバクゼンとしたテーマですが、具体的には「ピッキング対策の錠」(東急ハンズでよく見るアレと同じ)とか「ドメスティックバイオレンス」とか「ストーカー」だのといった最近増えてきた犯罪への対処に関する展示やパンフレットが多数置かれていました
「ネット犯罪」関連も多く、「ネット上での誹謗中傷への対処」とか「アダルトサイトを子供に見せないためのフィルタリング」なんつーのもありました。
さて会場にはノートパソコンが何台か置かれており、無線LANで警視庁ホームページが自由に閲覧できるようになっていました。こういうのは普通ヨソが見えないようになっているのですが、ふと思いついてURLを打ち込むとasahi.comなんかが見えました。そこで2ちゃんねるを打ち込むと…おおおお、見えた!それじゃってなもんでアダルトサイト…見えた!!うわぁ。
確かめる自分もアレだけど、子供が自由に触れるパソコンなんだからせめてアダルトは見えないようにしなさい!ピーポ君のお面なんか配ってる場合じゃないぞ!
にも関わらず、WindowsUpdateはマメにかけてありました。このへんのポリシーがよく分かりませんよ警視庁。
2004/4/29 あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度
ふらりと入った日暮里の本屋でたまたま見つけた掘り出し物(新刊だけど)。
これは販促マンガの女王「日ペンの美子ちゃん」について研究し尽くした本。単行本の存在しない「美子ちゃん」に対して極めて深い分析・考察を行っており、いかに「知っているようで実は知らない」かを思い知らさせる一冊。
10年ほど前にヒットした「磯野家の謎」の後、二番煎じを狙った「謎本」ブームが起きたことがある。しかしあの手の本とは美子ちゃんへの深い愛という点で全くレベルが違う。研究モノの白眉だ。
・美子ちゃんは4代いる。しかも同一人物ではなく襲名制(!)。
・初代は練馬区在住、しかも巨人ファン
・「バインダー式」の教材は初代からだが、「実用新案の練習機」が登場したのは3代目から
・ペン字検定の3級以上はあまり実用とは関係ない(笑)
など、謎に包まれた美子ちゃんワールドを堪能できる。もちろん実物のマンガも多数収録されており、毎回出てくるセリフ「(超)一流の先生方」「○○年の歴史を誇る〜」など、ゴルゴ13ばりの「様式美の世界」の実態を堪能できる。
これで1000円は安い。ちょっと手に取りにくい表紙だが、読みやすいレイアウトと魅力満載の内容は思わずタメ息が出る素晴らしい本。MSXでこういう本を作ってみたいもんだ。
ところで巻末近くに「美子ちゃん式」を取り入れたマンガを紹介している中に、X68Kの世界でだけ有名な「満開の電子ちゃん」が紹介されているが「満開製作所の消息が不明」「作者の連絡先も不明」となっていた。知ってる人はいそうではあるが、どうしちゃんたんでしょう。
2004/4/27 玄箱とゲームリーダー
ゲームリーダー動作検証ページを更新。「怒」「殺人倶楽部」「ダムバスター」の3本。
さて簡易NAS(ネットワークストレージ)の「玄箱」であるが、すこぶる快調である。これまではデスクトップとノートの2台のPCの間でのデータの整合性を取るのが案外大変だった。Windowsの共有機能を使えば簡単なのだが、立ち上げて共有を設定してコピーして…という一連の動作に時間がかかってしまうため、ついついサボってしまいがちだったのだ。こうなると両方に更新されたデータが残ってしまい、何が最新だか分からなくなる。NASに統合すると全部そこにブチ込んでおけば解決するので分かりやすい。おかげでゲームリーダーの記事も楽にまとまった。
でも「玄箱」はキットなので必要最低限の機能しかない。特にBUFFALOのHD−LANやアイオーデータのLANDISKといった市販品に比べたとき、HDDやファンの回転を時間で止める機能がない。玄箱もHDDをきちんと選択すれば非常に静かではあるが、回しっぱなしにしても使わない時間が多すぎる。今は使うときだけ電源を手動で入り切りしているが、やっぱし不便である。
機能的にはアイオーのLANDISKがファンレスでいい感じだが、120GBも要らない、値段がやや高い、やたらに奥行きが長い(265mm)というのが難点か。
2004/4/26 ファミコンミニ続報
「ファミコンミニ」はなまじの新作・大作ゲームソフトより売れているようです。
トップ3は「スーパーマリオブラザーズ」40万本、「ゼルダの伝説1」15万本、「アイスクライマー」13万本。
スーパーマリオが圧倒的なのは誰もが思ったところでしょうが、この数字は凄い。そしてアイスクライマーが予想以上に健闘しました。私はあのクセのある操作が当時から苦手で、今も克服できません。買ったけど上に登れん!ムキー!!!
さて、ファミコンミニは第二弾の発売も決まったということです。第二弾の発売と共に第一弾の10タイトルは受注終了ということなので、欲しい人は早めに買っておく必要があるでしょう。このへんの売り方、うまいですね。
どことは言いませんが、なまじいつまでも手に入ると却って買わなくなりがちです。過去の例ではTAKERUがそうでした。
あれは常に販売終了を予告せずにいきなり終わらせたので、駆け込み需要をわざわざ捨ててました。
「オンラインでデータを販売すると安くなる」という思い込み、またの名を「ネットビジネス幻想」と言われたものがかつてありましたが、実は最近は思ったほどコストメリットがないことがバレ始めています。そのうちまとめてここにメモします。
2004/4/22 ゲームバブルの時代
一昔前は「ゲームは不況に強い」なんて言われてましたが、今はすっかり不況の波に飲まれてピーヒャララ、といった具合であまり景気のいい話は聞かれません。
そんな折、「不況に強かった」1994年〜1996年頃の日本ファルコムのCDをまとめて見る機会がありました。この時期のファルコムはゲームよりもキャラグッズに物凄い力を入れていて、今は潰れてなくなった代々木の「ファルコムショップ」はそのテのグッズで溢れ返っていたそうです。
その当時のCDたち、これが今の目で見るとホンマにバブルだったんやのーと思わずつぶやいてしまうような濫造っぷりがなんとも笑えます。「ぽっぷるメイル」のドラマCDなぞというものだけで本編5枚続編2枚、ついでに「TARAKO」(「ちびまる子ちゃん」のまる子役が有名、だった)の総集編みたいなCDが1枚、といった具合。脚本の人も一枚ごとにバラバラで、最後の方にはエロ小説書いてた人まで数合わせなのか混ざっている有様。ここまでくると内容もどーでもよくなってしまい、ファンにも評判が悪かったそうです。
今はそれなりにファルコムも正気を取り戻しているようですが、まあ当時としても「売れちゃうから作っていた」わけですから一概に会社のせいとも言えません。これはやはり時代の力なんですなぁ。一枚3000円のCDがゲームとは別にバンバン売れていたなんて…。と、遠い目をしたところで終わり。
実はちょっと正気を取り戻した人からの依頼でヤフオクに出品中です。全部で70点くらいを順次出品予定なので、面白がりたい方はこちら(※終了しました。2006/06/01)をマメにチェックするといいことがあるかもしれません。見るだけならお代は不要。