過去日記5

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2004/11/30 WINGゲームマガジンvol.1

かつてMSXで「白と黒の伝説」シリーズなど独特すぎるゲームを次々に出していた大分の「ソフトスタジオWING」。その作風は一般的ではないものの熱心なファンも少なからずおり、実は私もその一人であります。

さてそのWINGは現在「スタジオWING」として活動を続けておりまして、当時のメンバーが今もWindows向けに新作ゲームを作っているのであります。最近出たのがこの「WINGゲームマガジンvol.1」、なんともショボいパッケージですが、MSX2でも出た「怨霊戦記」の新作「怨霊戦記II」の体験版、PC−8801MC用に出ていた「MIRRORS」のWindows移植版の体験版、そして新作「エスパー村上刑事」の3本が入って1,980円なのですから気にしないように。


さてこの「エスパー村上刑事」、一見するとあまりにもテキトーな絵が微笑ましい作品です。しかしこれを作ったのはあの武田社長です。武田社長とはあの「白と黒の伝説」を1985〜86年当時に中心となって作り上げた、当時45歳のオジサマです。1986年9月号のMSXマガジン(スイカのCGが表紙)をお持ちの方は、インタビュー記事をご覧下さいまし。

あれから20年、今は65歳の武田社長。その社長が!一人で音楽も!シナリオも!そしてこの絵も!作られたンですから多少の事に目クジラ立ててはいけないのです。しかもこれは「白と黒の伝説」の外伝です。

村上刑事とはMSX時代からのWINGソフトの名物キャラクターで、人類が滅亡寸前のピンチでも悠々としていた愛すべきお方なのであります。MSXでは「アスカ編」のラストで壮絶な最後を遂げますが、別のゲームでは別人として相変わらず登場しておりました。


このストーリーはMSX版ではなくWindowsでリメイクされた方の外伝なのですが、社長が作っただけあって村上刑事らしさはむしろMSX版に近くなっています。

ゲームは選択式のアドベンチャーゲームです。人質を取り銀行に立てこもった犯人の要求で食べ物を持って入った村上刑事の運命は?

絵はアレですがMSX版の「白と黒の伝説」と比べればあまり違和感もないし、音楽も当然WINGしていて大変満足です。そう思うのは私がWINGファンだからでしょうかそうですか。


WINGのソフトは昔から誤植が多いことでも有名で、芸術的な誤植(「サキュウ(砂丘)」→「サキユ」、「フィナーレ」→「フィナレー」など)はもはやないと物足りない程でもありましす。そのへんは相変わらずで、しょっぱなから「この作品はフィックションです」など飛ばしまくりです。


「スタジオWING」のホームページでは「WINGゲームマガジンvol.1」の他にWindows版「白と黒の伝説・真百鬼編」「WINGゲーム音楽大全集」も発売中です。このホームページはたまに休業するので、買えるうちに買っておこう!


2004/11/25 ハリスおばさんパリに行く

長いこと忘れていた本のタイトルです。著者はポール・ガリコ。中学の頃に「戦艦武蔵のさいご」と共になぜか最後まで図書館で読んだ数少ない本の一つ。というか、最後までたどり着いたのはこの二冊だけでした。

ロンドン在住のハリスおばさんがひょんなことから出会ったディオールのドレス、一目惚れした彼女は貯金をはたいてドレスを求めてパリに行く、というコメディです。分不相応なドレスを、彼女の努力と多くの友人の助けで手に入れます。ロンドンに戻ったおばさんはそのドレスを最後の最後に台無しにしてしまうのでした。しかしおばさんが手に入れたのはドレスよりも大切な思い出でした…。

簡単にはこんな話でした。たまにフッと思い出してはいたものの、これまではインターネットのようなすぐに調べられるメディアがなくてその度に忘れておりました。今回は違うゾ!さっそくgoogle検索すると…。


・ポール・ガリコはかの「ポセイドンアドベンチャー」の作者である。
・ハリスおばさんシリーズは「パリに行く(1958年)」「ニューヨークに行く(1959年)」と「国会へ行く(1965年)」があるのは知っていたが、さらに「モスクワに行く(1976年)」というのもあった。4作とも70〜80年代に邦訳されているが、当然ながら今では手に入らない。
・「パリに行く」は「復刊ドットコム」で100票を集めている
・「パリに行く」の原題は「Flowers for Mrs. Harris」。後に「Mrs. Harris goes to Paris」に改題された(らしい)。
・日本語版の挿絵は上田としこ(現:上田トシコ)である。「フイチンさん」で有名な漫画家で、1917年生まれでまだ現役(!)。現在、「明日の友」に「あこバァちゃん」を連載中。1973年からだから、もう31年目。


「ハリスおばさんパリに行く」というタイトルと「ポール・ガリコ」だけはハッキリ覚えていたけれど、ハリスおばさんは何をしにモスクワへなんか行ったんでしょうか。76年と言えばブレジネフ時代の真っ只中。まさか観光旅行ではありますまい。う、読みたいかも!ウキー!でもそのためにはまず「ニューヨーク」と「パリ」も読まなくては!どこで手に入るんだこんなの!


ところで当時からの疑問で、ハリスおばさんが手に入れたドレス「誘惑」を彼女はずっと「ユウヤク」と言い続けていたのですが、原作ではここを何と言ってたのでしょう?

2004/11/23 検索とかアソコの幸福

先日から導入したアクセス解析で見ていると自分のサイトがいかにショボいかがよく分かります。マメに見てくれるのはgoogleくらいのものです。「無修正にする方法」「無修正にする」などのワードで検索してくる人がいるので自分もgoogle検索してみたら何とトップに来ることが判明しました。こんなサイトが「日本一の無修正(にする)サイト」です。正確には日記がトップに来るわけですけど。ともかく、もう警察あたりにも目をつけられているかもしれません。ウカツなことは書けませんよ奥様。

さて先日(2004/11/7参照)書いたばかりの「アソコの幸福」で検索してくる人がいたので(いるんだなあ)これまた自分でも検索してみたらこれまたトップ。ひえー!何なんでしょうgoogleは!さてそこで見つかったのが株式会社ウィル。「アソコの幸福」の開発元です。ちょっとした解説もありますが、あのゲームは「お変態入門ゲーム」というジャンルであるとは知りませんでした。ここは他にもトンキンハウス発売の「雨月奇譚」を開発(PC−9801版、プレイステーション版共に)していたんですねえ。道理で流れる空気が似ているわけだ。

それにしても最初に開発したのが「ねじ式」で次が「アソコの幸福」っていう経歴はなかなか凄いですねえ…。今でも版権モノを多く手がけているようですが、一発目がつげ義春というのは一体何があったんでしょう。ちなみにコンシューマではハドソン発売の「銀河お嬢様伝説ユナ」が第一弾ですが、「ねじ式」から出発した会社と考えるとその間にも何があったのか気になるところです。

2004/11/15 CARDINAL SINS

M-KAIさんのWonderWitch用シューティングゲーム「CARDINAL SINS」を試してみた。元は「JUDGEMENT SILVERSWORD」の名前で作られた作品の要素を再利用して?作られたゲーム、だそうだ。

「JUDGEMENT〜」の市販版を買わずにいたら、何だか元のWonderWitch版と全然違うので後悔してWonderWitchPlayer(ゲームの開発はできないが、ファイル転送とゲームプレイだけはできる)を売ろうとしたら全然欲しがる人がいなくて放置・・・していたのが役に立った(ひどい)。というか元々「JUDGEMENT〜」の市販化が遅れまくったので「Player」を買ってしまったわけであるが。結局ワンダースワンもこのゲーム以外ロクにやってない。

というわけで久々に「WonderWitchPlayer」を取り出してみたのだが、分かっちゃいたけど232Cケーブルによるシリアル転送という古代の転送方式。しかもカートリッジのFreyaOSとやらをバージョンアップしたら中身が消えて、入れておいた「JUDGEMENT〜」も消えてしまう。ゲームはいつでも転送できるが、これまでの記録は全滅。遊ぶ前からやる気が萎える。

「Player」も通販以外では秋葉原の特殊な店でしか売ってなかったし、今はもう手に入らない(通販でも完売)し、Player自体も元が開発者向けだけあってサウンドドライバを別に転送しておかないと音が鳴らないし、容量やファイルの管理が面倒くさいし、他のゲームを遊ぶにはいちいちシリアル転送だし・・・果たして何人の人がマトモに遊べるのだろう。昔からこの手のコンシューマ機で動く開発環境のソフトは遊ぶのが難しすぎる。まあ、環境そのものの入手が一番大変なんだけど。左は、実機でプレイ中の証拠写真。

さて、中身はというとシューティングゲームを作り慣れているM-KAI氏だけあって非常にテンポがよい。ちょっと特殊なのは1ステージごとのノルマがあり、達成度によってボーナスやランクが変わる。もし全滅してもノーボーナスなだけで次の面に行け、全部遊んでも10分かからないという面白い設計が生きていると思う。どうもクリアの仕方によっては先の面が出るらしいが、まだ条件などよく分からない。もうちょっとやってみよっと。

でも僕のスワンは「カラー」なので液晶の質が悪く、弾がまるっきり見えないシーンがあるのが辛い。注意書きにも「スワンクリスタルを強く推奨」とあるくらいだから仕方がない。とは言ってもいまさらクリスタル買うのもねー・・・。秋葉原だともうすっかり底値で、1480円くらいで売ってるんだけどね。


ちなみに音楽は氏のMSX時代のアレンジ版も入っていたりします。


2004/11/14 再インストール

WindowsXPマシンがまたしても不調になったので再インストール。たった1カ月前にしたばっかりなのに。不調と言っても「CALL OF DUTY」のマルチプレイが一定時間でフリーズしてしまうという一点だけなのだが、僕にとっては問題なので対処。SP2を入れたのと、グラフィックボードのドライバをアップグレードしたのが良くなかったのか。

再インストールにもすっかり慣れてしまって、ファイルのバックアップも含めてサクサク進められてしまう自分がちょっとイヤになる。一応元の環境に復帰したが、「メダルオブオナー」シリーズはデータセットも含めるとCDが6枚もあるので今は全部入れる気がしなかった。

会社でも家(趣味)でもWindowsを使っているというのはどうもいつもシゴトしているような気になるのでイヤなのだが、MSXでWebを見たりメールを書いたりできるわけもない。何か代わりはないものか。

2004/11/13 レッツ・アクセス解析

近頃増えているヘンなキーワードによる当ページへのリンクを調べる欲求に耐えかね、アクセス解析をこの日記ページにも導入してみました。いままで使ってたやつでもリンク元のURLを見れば分かったのですが使い勝手が最悪だったので、トップページでこっそり使っていたものをこちらにも貼り付けただけです。

要するにこの日記ページは直リンクしている方怪しいキーワードから飛んでくる方のどちらかしかおらず、トップページの解析だと全然分からないのでした。さあ、みんな僕の胸に飛び込んでおいで!

ところでキッズgooというフィルタリングサービスで当研究所を見ると、トップと「研究所設立方針」の二つ以外は全部子供に不向きなページとして「ごめんね。このぺーじはひょうじできません。」などとホザかれてしまいます。どうしてレビューのトップページもダメなんだ!と思ってよーく見たら、どうやら「ぶた丸パンツ」のパンツがNGワードとして引っかかっているようで、条件判定の厳しさに思わず涙が滲んでしまいます。ああ、ニッポンの教育はどこへ!(おおげさ)

2004/11/11 缶ジュースが90円

今時!都内で!缶ジュースが!90円だった!のです。

探せばどこかにあるには違いありません。問題なのは見つけた場所で、なんと警察署の中の自動販売機なのですね。思わず大して飲みたくもないカルピスソーダ(350ml)を買って飲んでしまいました。100円を入れて10円が返ってくるなんて、イマドキ紙コップの販売機でもなかなかありません。実に新鮮な感覚でありました。

それはさておき、○西警察署はどんなルートでこの価格を実現しているのでしょうか。むかーし、兵庫の人気の無い通りで200mlのチビ缶が80円とか90円ってのを見たことはありますが、本当に聞いたことも見たことも無いメーカーでした。こちらは、そこそこメジャーなメーカーが混在した自販機です。もちろん冷えてました。あったかいほうは試してませんが。

もしかしてこれはよく聞く民業圧迫に他ならないのではないでしょうか。

駅から徒歩10分以上というロケーションの悪さはありますが、通常120円のところが90円、25%OFFですよ。しかも警察署内!これでもう長い待ち時間も怖くありません。ああ、見つけたのが帰りがけでなかったら!

それとも、警察署は今どこも90円が当たり前なんでしょうか?

2004/11/9 会社のお引っ越し

M菱自動車が東京・品川(=家賃の高い)から工場のある京都に本社機能を移転しようとしたら、社員1400人中1000人近くが「移転するなら辞めちゃるけんね」と言い出して白紙になりそうな雰囲気だそうです。ソースはここ

そりゃ、最近もりもり発展している品川から京都の工場の近くと言われたら、この自己責任のご時世にちょっとやそっとではついていけません。まして共働きの人だったりした日には生活が破綻しかねません。

ニュース記事を見ていると、経営側は400人削減、700人を京都、200人は愛知県の研究所、100人くらいは東京に残す計画だそうです。やる気まんまん、京都市にももう言っちゃってたのに、こんなに辞められたら経費の節減になりませんので白紙にしたい…。うーん…。「京都府/京都市の猛反発は必至」っていうことは、社員の動向を考える前に決めてたんですね。

ひと昔まえはそれでも通ったんでしょうが、経営陣はそこらへん考えずに「社員なんだから東京から京都まで移転しちゃってもついてくるのが当然!」とかなんとか考えていたのでしょう。燃える車の会社は一味違います。


ちなみにちなみに実家もM菱自動車のソレですが、うちの母は一連の事件以来「急に親切になったのが気持ち悪い」と、かつての神奈川県警の不祥事の時と同じことを言っておりました。

2004/11/7 アソコの幸福

MSXの話題ではないので恐縮だが、1989年にこんなゲームが発売されていたのをご存じだろうか。

X68000やPC−9801で割とよく使われていた「Z’s staff」というグラフィックツールを出していたZeit(ツァイト)というメーカーから発売されていたものである。「名作浪曼文庫」と銘打って、12,800円という当時のゲームソフトとしてはかなり高価なものであった。いや、ゲームと呼ぶのは失礼に当たるかもしれない、なんたって名作で浪曼で文庫なのである。ともかく、ひさうちみちおの同名の漫画をゲーム化、いやパソコン上に移植したと言うべき作品なのだ。

さて、「ひさうちみちお」も「アソコの幸福」も多くの人は知らないと思うが、この名作浪曼文庫の前作はあの「ねじ式」であった。つげ義春のあの漫画である。

実はZeitというのはあの雑誌「ガロ」を出していた青林堂の関係会社というかほとんどそのものだったようだ。やたら「あの」が多くなってしまうが、なんたって青林堂でガロでつげ義春なのだ。分からない人はできるだけ大きな書店の、隅っこのほうに行ってつぶやくように店員さんに聞いてみよう。漫画に詳しい方なら、丸尾末広とかねこぢるの作品を精力的に出版しているトコロと言えばどんなポリシーを持ったところかがなんとなく分かるかもしれない。

さておき、それがためにこのような何かただならぬ作風のゲームソフトを発売してしまったのである。マニュアルもしょっぱなから飛ばしまくりである。「名作浪曼文庫第2巻発刊に寄せて」という文章がコレ。


 あれこれ言い訳を重ねても仕方がないが、それでも一言「アソコの幸福」を発売するにあたって、やはり言い訳を述べさせて下さい。
 このソフトを行い、いやらしいとか、あるいは理解できない、もしくは公の場に持ち出すべき内容ではない等思う方も多いことでしょう。僕はそれも非常に正しい感性であり論理だと思います。弊社にとってもこのプロジェクトは、余計な誤解や中傷を招く恐れまあるリスキーな内容で、しかも金銭的利益をあげる可能性が低いという、商売の原則を踏み外したものであります。それでも僕は浪曼文庫を創刊したとき「ねじ式」の次はこれだと心に決めていたのです。


(中略)

このソフトのテーマは変態です。変態とは正常に対立する異常のことをいうのですが、私は変態とは正常の反対方向にあるのではなく、正常という生命の運動の早さや力のありかたの過剰な状態をいうのだと思っています。つまり浪曼の過剰な状態が変態と言えるのです。私は決して変態を推奨するのではなく、リアリズムからの視点として、常に異常への可能性を持った形でしか正常に生きることのできない人間を正視し、ポジティヴに自身の哲学を構築する助けとしてこのソフトをとらえて頂きたいのです。

 現在、このような目的を持ったソフトを送り出せるのは弊社以外にはないという使命感が私たちを動かしています。数々のリスクを負ってまでこのソフトを発売する理由はこのようなところにあるのです。このソフトには行きすぎた表現も多々出て参りますが、それらをどの様に消化するかは全く本人次第です。このソフトが目的どおり評価されることを願います。
こんな凄いソフトがかつて出ていたのだ。でも私も遊んだことはなく、手元には最近偶然手に入れたパッケージがあるばかり、無念。再生するのに必要なPC−9801はなく、メディアも当時主流の5インチディスクである。もうどうしようもない。

ああ、遊んでみたい!いえ、別に私は変態が好きとかそういうのではなく、説明書を見ても解説を見てもサッパリ中身の分からないこの作品に対する好奇心なのであります。ちなみにこの作品にはマニュアルとは別に原作である漫画「アソコの幸福」も収録されていますが、ゲームを理解する助けにはならぬようであります。

こういうソフトこそEGGで復刻する意義があると思うのだが、いかんせん売れないことが丸分かりな上に潰れた会社の版権というのは分かりにくいため(一応ひさうち氏に属するようなことが書かれていますが)強力にプッシュもできないのが辛いところ。さらにこのソフトは当然のごとく18禁です。確かにそんじょそこらのエロゲーとはワケが違いますが、ワケが違うためにエロ目当ての人は遠ざかり、エロを嫌う人も遠ざかるという二重の悪循環が待ち受けているのであります。じゃあ誰が買うのかと言ったら、やはり変態さんだけなのでしょうか。ううむ。
さてこのソフト、この「アソコの幸福」以降は発売されていない。当然売れなかったから続かなかったんであろう。「ねじ式」ですら今はまず見かけないのだから、「アソコの幸福」が手に入ったのは奇跡と言える。

僕の記憶では「ねじ式」が発売された1989年当時、パソコンショップでデモしていたのは「夢幻戦士ヴァリスII」と「信長の野望・戦国群雄伝」であった。その間で「ねじ式」のデモもやっていたのだが、実に異様であった。目を引いたのは確かだが、お金のある社会人だったとしても欲しいと思えたかどうか…。


ところが、「アソコの幸福」の帯を見ると一応第三巻も開発されていたらしい。しかもタイトルが川崎ゆきおの「猟奇王」!近年一部で評価の高い作品であるが、どんなゲームになったんだろう…。


2004/11/4 安売りプリントサーバ

またしてもウチの母が「プリンタの調子がわーるーいー」と言ってくるので、実家からガメてきたプリントサーバを返却することに決定。しかしこちらはこちらで必要なので途方に暮れて秋葉原をさまよっていると、新品1980円でLaneedのパラレルポート直付け・100MLAN対応サーバがありました。普通このクラスは6000〜9000円はします。うちのは安さに負けて10Mでしたからお買い得。

…実は結構前から特価品としてあったのは知ってました。しかし、秋葉原で特価、かついつまで経ってもなくならないのは「ワケあり」に決まっていますから見逃していたのですが、安さに負けて購入。帰ってみてそのワケありぶりを研究してみました。


・サーバ設定ソフトがWindowsXP−Homeで動かない(!)。IPXプロトコルが必要なためにProfessionalか2000、98SEなどが必要。印刷クライアントとしてはXP−Homeも大丈夫。
・クライアント設定の際に、サーバ設定ソフトで出てくる名前とIPをメモしておいて入力しなくてはならない。自分で探せよ!
・クライアントソフトは5台までしかインストール不可(とある)。追加の場合は別途購入だってさ。ケチ!そのせいか、ELECOMのホームページからもダウンロードできない。
・CDを入れてクライアントソフトをインストールすると、CDに書いてあるシリアル番号を入力するよう求められる。いちいち出さないとイカンではないか!

とまあ、細かいところで1980円っぷりを発揮しておりました。ちなみに定価は14,700円!それでいて都合の悪いことは一切箱に書いていない男らしさがたまりません。
まあ、今のところちゃんと動いてくれております。挑戦したい方はここを見てから買いにいきましょう。旧製品なので今はこんなことはないのでしょう、たぶん。

ちなみにサーバ設定はtelnetでもできなくはないので、そのスジの方ならXP−Homeしかなくてもなんとかなる、かもしれません。保証はしませんが。

2004/10/31 やってくる人

こんなページでもitscom標準のアクセスログを取っています。246−net時代より機能が落ちているのが泣けますがオマケなのでガマンしましょう。リクエスト元のIPアドレスとリンク元、あとブラウザくらいしか分からないのですが、リンク元がgoogleの時はしめたものです。どんな検索をかけてきたか分かるのでちょっぴり楽しかったりします。暗いですかそうですか。

一番多いのは「DOOM3 攻略」ですね。日本語のみに限定するとなぜかこの日記がトップ20に入るくらい日本のDOOM3事情はお寒いものであることが見えてきます。言語を指定しないとなぜか中国のページが大量に引っかかるのが不思議なところですが。

後はどれをとっても面白いというか何というか、「無修正にする方法」。そこまでして何を無修正にしたいのか。「マツケンサンバ 試聴」。ちょっとヒネって「上様 サンバ」、いいセンスしてます。「君は人のために死ねるか 試聴」ってのもありました、杉良太郎ファンなのでしょうか。

それにしてもMSXで検索してくる人はぜんぜんいませんね!僕は何をしてるんだチクショー!


というわけで最近はMSX関連に精を出しています。幻の「アウターリミッツ」の足跡を追っています。資料を横断するといろいろ見えてきますねえ。

2004/10/28 マイクロソフトマウス

マイクロソフトという会社は大変よいマウスを出していることで知られています。ジョイスティックも有名ですね。OSも作って売っているそうです。

マウスは常日頃から使うものだけにこだわりたいところです。ハードウェアのスペックなんか変える前にまずマウスを変えましょう。3000円も出せば格段に感覚が変わります。1000円くらいのボロマウスにはもう戻れません。

そんな私のコダワリのマウスはこれ、「Microsoft Mobile Optical Mouse」。手になじむ適度な大きさ、絶妙なカーブ、心地よいクリック感。個人の好みとして、ホイールがやや固めなのも私好みです。

唯一の難点は変な色ばっかりということです。最初に出たシルバーなんてどうみてもウ○トラマンです。後で色々と増えましたが、アイスホワイトは半透明(暗い部屋でまぶしい)で、プレミアムホワイトは不透明なんですが梨地じゃなくてテカテカ(汚れが目立つんですよ)。ブラックもゴムが引いてあってなんか感覚が違います。

形はいいんだから普通にだせよコラ!と思っていたら、どうもこのMobile Opticalはもうラインナップが増えないようで店でみかけないことが増えてきて、代わりに「Microsoft Compact Optical Mouse」というのが出てきました。

モバイルオプティカルの一つが調子が悪くなったので、コンパクトオプティカルを一つ買ってみました。でも、なんか滑りが悪い。形状もイマイチ…。ちょっと安いせいかなあ。あとモバイルよりケーブルが長く、デスクトップにしか使えないのもいま一つです。

うーん、モバイルオプティカルを買いためておこうかなあ。通販で安いとこなら一つ2000円くらいで、いくつ買っても送料は一緒だし…。



さて久々にMSX関係を更新しました。長年あたためていたネタ「コナミ教育シリーズの謎に迫る!」です。知られざるMSXの秘境へご案内(言い過ぎ)。