●ハンマースプリングまでのドライブ 12月10日、モーテルで会計をすませ一路ハンマースプリングへと向かう。このコースは以前にも走ったことのあるところなので何となく懐かしさがわいてきた。 リッチモンドからしばらく走ると峠にさしかかる。このあたりから雨が降ったりやんだりの天気となる。道はだんだんと山あいへと入り曲がりくねった道が続く。こんな山奥にも羊がいる。ニュージーランドは人間の数より羊の方が多いと聞いたが実感だ。やがてMurchisonの町へと入ってきた。今日のコース中では一番大きな町ではないだろうか。 見慣れたホテルが街角にポツンと建っている。その反対側は前にも入ったカフェがある。今回も同じカフェに入ったが、ここはホテルにもなっていた。観光客がやってくるのだろうか。インターシティのバスもここからクライストチャーチ行きが出ていた。 カフェで一休みして町を散策することにした。以前は気が付かなかったがお土産屋さんや肉屋、資料館なども建っていた。大きなカフェがメイン通りから入ったところにもあった。地元の人が集まってお茶を飲んでいる。 1時間ほど休憩して車を走らせた。 これまではネルソンからウエストポートまでをつなぐ道、6号線を走ってきたが、この先で別れ65号線へと入る。まわりの景色がすばらしい。 やがてスプリングジャンクションに到着。そろそろ昼時なのでここでランチをとることにした。小さなカフェが一軒あり、サンドイッチとポテトチップス、それにカプチーノを注文した。 雨は本降りになっていて地面をたたきつけている。駐車場では大型トラックの運転手が自前のランチボックスとボトルに入ったあったかい飲み物を運転席でいただいている様子が見られた。休憩したあといよいよハンマースプリングへ向けて出発だ。左右に森林が続く道路をしばらく行くとあたりが開けまるで西部劇の舞台になるような高い壁面が続く風景に変わった。スプリングジャンクションからは7号線を走る。西海岸のグレーマウスから東海岸のワイパラまで続く山越えの道だ。ハンマースプリングへは午後4時前に到着。 ここの宿泊は小高い丘の上にあるロッジ風のモーテルだ。1泊115ドルでクライストチャーチに住む知り合いにとってもらった。到着後、さっそく水着をもって温泉プールへと向かう。いくつものプールと岩風呂的な温泉が複数ある。それぞれにお湯の温度が表示されている。最近できた中には硫黄の香りのする岩風呂もあった。さらに別のセクションではあたらしくプールの増設工事をしていた。 プールからあがったあと、近くのレストランで夕食をとることにした。ミュージックバーのようなレストランでビールを飲みながらフィッシュ&チップスをいただく。ボリュームがあるので一人前を二人でシェアしたがこれでも食べきれずに残した。
●途中のカフェに立ち寄りクライストチャーチで車を返却 12月11日、ハンマースプリングを朝9時に出発。 一路クライストチャーチへと走る。このコースも以前とまったく同じなので普通に走ったら1時間半程度でクライストチャーチへ着いてしまう。7号線をしばらく走ると、Culverdenという町に入った。ここはホームステイしていたときホストファリミーとハンマースプリングへピクニックへ行くとき立ち寄ったカフェがある。そのカフェで休憩することにした。 庭にはきれいなバラの花が咲き乱れ、前よりもぐっと美しく整備されていた。お店も大きくなって広々としている。中へ入るとまだ客も少なく、地元の女性たちがおいしそうにフルーツサラダを食べている。これを見てわれわれも同じものを注文。すると店員がヨーグルトにするか生クリームにするかを聞いてきた。上にのせるものを選択するようだ。めいっぱい入ったフルーツは新鮮でおいしい。 ここで一休みして町を散策することにした。小さなお土産屋さんやテイクアウトのハンバーガー屋さんを見ながらカメラのシャッターを切った。ここからクライストチャーチまではあとわずかだ。7号線からワイパラで1号線と合流。あっというまにクライストチャーチの町へと入っていった。 お昼ちょっと過ぎにレンタカーを返却。いつものリッジスで早めのチェックイン。このホテルはウェブ・チェックインができるため、日本で予約をするときにウェブチェックインで登録しておけばフロントでキーをもらうだけの簡単手続きだ。午後はクライストチャーチの町を散策することにした。 今夜はクライストチャーチに住むTさんたちと共にアートセンターの前にある「クッキン・ウィズ・ガス」へ。ここではワインをボトルで注文し4人で楽しいひとときを過ごした。シーフードやお肉料理とそれぞれ好きな料理を堪能した。 ●クライストチャーチ散策 12月12日、今日はニュージーランド最後の日だ。明日は早朝から忙しい。ホテルで朝食をとり町を散策。ハグレー公園、カテドラル広場、アートセンターなどを歩く。 町を走るトラムもクリスマスの飾り付けをしていた。近い将来このトラムの路線が大きく変わるようだ。いままで無かった道路には一部、線路がひかれていた。 最後の夕食はいつものエイボン川ほとりにある「ベルギービヤカフェ」へ行くことにした。早めに入ったが土曜日とあってか店内は一杯。外の席を確保してブルーマッスルを食べる。ビールがおいしい。 あっというまのニュージーランド旅行も今日で終わりだ。 明日は夜明けの3時半起床で4時10分には空港行きのシャトルが迎えにきてくれる。ホテルにモーニングコールをたのんでこの日は早めに就寝。夜明けと共にクライストチャーチ空港をあとに一路オークランドへと向かった。 オークランド空港では前日抜糸したばかりのパートナーの兄とその連れ合いが元気な顔で合流。帰りの飛行機はビジネスに変更し、事前にニュージーランド航空の地上スタッフへ連絡してあったので優先搭乗はもとより成田へ到着するまでいろいろとお世話をしていただいた。食事も特別食(病人に負担のかからないもの)を用意していただき感謝感謝のフライトだった。