●オプションで蘇州日帰りツアーに参加 1月9日は自由行動なので「蘇州日帰り観光」へ参加。 6名の参加なのでワゴン車での移動となった。これがまた古い車両を使っているため時速100キロ以上で走ると震動とガラスの共振で車が壊れそうになるのではないかと心配した。 上海から高速道路を利用して約1時間半かかる。高速道路から見える新幹線の高架工事は中国経済の好調さがよくわかる。 蘇州は水郷の町としても知られる。最初に訪ねたのは世界文化遺産で知られる「留園」。 蘇州四大の名園のひとつで清代の庭園様式を今に伝えている。明の嘉靖年間(1522〜1566年)に徐時泰が造営し東園としたのがはじまりで、清の乾隆末(18世紀末)に劉恕が拡大工事を行い、寒碧山荘と改称したときに人々が劉園と呼ぶようになった。なかなか見ごたえのする歴史的建造物だ。 ランチのあとは同じ建物の中にある刺繍のギャラリーを見て寒山寺へと向かった。日本にもあるようなお寺の風景が妙になつかしい。 そして中国の古い町並を残す三塘街を散策。 「山塘街」は蘇州の昔ながらの古い町並みを残しながら観光地として近年再開発された地区。蘇州の風景を代表する白壁の家と水路、石でつくられた橋がここにはある。 夕食はオプションで北京ダックをいただく。北京で有名なお店「全聚徳」の上海店だ。店内は土曜日のため予約客でいっぱいだ。家族連れや若いカップルの姿も多い。
●最終日は雨の上海 最終日は豫園商城(よえんしょうじょう)、上海老街を見学。 豫園は16世紀につくられた庭園で今回は中に入らない。 豫園のまわりには伝統建築が立ち並び土産物屋とか飲食店がある。あいにくの雨にもかかわらず地元の人や観光客たちでにぎわっていた。日本の浅草を思わせる町並みだ。 そのあと上海(虹橋)空港から帰国の途についた。15:05定刻に飛び立ったNH1218は順調に飛行を続け羽田には約30分も早く17:10に到着した。今回のツアーではガイド氏にめぐまれ中国の歴史や経済、そして地元に住む生活者の話などを聞くことができたのは満足のいく旅だった。