世界の街角から これぞ決定版!北京5日間
兆基先生 廬溝橋
万里の長城
天壇公園〜故宮博物院



●天壇公園〜胡同で輪タク体験
7月8日、朝から太陽が輝きこの日は30度を超す暑さだった。
ホテルを7時30分に出発したバスは世界遺産の天壇公園へと向かった。ここはよくテレビなどで紹介されている公園でダンスや体操を早朝からやっている。回廊では麻雀やトランプを楽しんでいる地元の人の姿も見える。ここは日本人観光客を相手にした物売り(扇子やハンカチなど)が多いので注意。寄ってきたら大きな声で「いらない!」とはっきり言おう。皇帝が五穀豊穣を祈願して天帝に報告した場所としてここがある。天壇はもっとも重要で総面積は270万平方メートル、故宮の約4倍で中国最大最古の壇廟建築物。こちらでは愛新覚羅の有名な兆基先生の作品を見て感激。一緒に記念撮影も。

天壇公園天壇公園

天壇公園天壇公園

次に訪ねたのは市内にある昔ながらの町並、胡同で輪タク体験。テレビで紹介されるような街歩きを輪タクで楽しんだ。途中、地元に住む王さんの家でひと休み。典型的な民家での生活話しをしてくれた。いまでもトイレは共同、お風呂は近くにある浴場へ入りに行くというやや不便な生活だが北京でもいい場所にあるので価値は高いらしい。この一帯には高層ビルがないので開放的な町並がいまも続いている。

輪タク胡同

胡同胡同

輪タク輪タク

●世界遺産・故宮博物院
午後は天安門広場から故宮博物館を訪ねた。暑さも最高潮に達してきた。水分補給をとりながら天安門広場を歩き、故宮博物館へと入っていく。かつて紫禁城と呼ばれた明・清代の宮殿だ。太和殿、中和殿、保和殿と入って行く。映画ラストエンペラーで見た風景が出てきた。あまりにもの暑さでクタクタだ。
こちらを出て影山公園へと入る。ひと休みして次はショッピング場所へ。今日の夕食は市内のホテルで広東料理だ。

天安門故宮博物院

●京劇鑑賞
今日のオプションは「京劇」だ。初めてだったので見ることにした。市内の渋滞で食事のスタートが遅れ、劇場に到着したのはすでに15分も遅れていた。出し物は七福神+一人の「八福人」だ。中国の歌舞伎を想像していたが長い棒を使った雑伎風であまりぱっとしなかった。
京劇京劇




●廬溝橋(ろこうきょう)へ
7月9日、バスは今日も7時30分に出発。一路、廬溝橋へと向かう。廬溝橋事件として知られた場所だ。1937年7月7日の深夜、廬溝橋近郊で夜間演習を行っていた日本軍に向かって数発の弾丸が発射された。これを撃ったのが中国軍だったのかは解らない。この銃撃が原因となり中国軍と日本軍は戦闘状態に入り、7月28日に日本軍が総攻撃を開始したことで日中が全面戦争に突入することになる。当時は廬溝橋から外側が村で内側が町となっていたようだ。市街地の入口を少し散策してバスに戻る。

廬溝橋廬溝橋

●周口店(しゅうこうてん)の北京原人遺跡
北京から西南に50km、バスで約1時間のところにある「周口店」は1929年に北京原人の頭蓋骨が発見された場所で、1987年に世界文化遺産に登録された。北京原人は今から50万年ほど前の時代に生きていたホモ・エレクトスの中間で、火や石器を使用し洞窟の中で暮らしていたという。周口店遺跡博物院を見学。北京原人が暮らしていたと思われる洞窟なも見た。

北京原人周口店

●世界遺産・頤和園
午後はこのツアー最後の訪問地、頤和園へと向かった。西太后が巨額を投じた中国皇室庭園。北京市の西北約10キロのところにある。バスは頤和園の遙かかなたにある新宮門近くに駐車し石造りの十七孔橋を渡るのみ、世界遺産も遠くから見るだけとなった。
頤和園頤和園





●帰国日は午前5時40分ホテル出発
さすがに格安ツアーだ。帰国日のモーニングコールは午前4時45分。薄明るくなったホテルの窓から見る北京は鉛色の空。いまにも雨が降ってきそうな朝だった。ホテルを5時40分に出発。空港へはスムーズに到着。チェックインをして搭乗を待つ。定刻8:25に出発したJL860は予定よりも10分早く成田へ到着。機内で食べた小食のおかゆがとてもおいしかった。

北京首都空港
機内食