●ミハス〜グラナダ 2月21日、セビリアからバスでミハスへと向かう。 約235キロ走り、お昼近くにミハスへ到着。バスの車窓からは太陽が見えたり雲に覆われたりで天候が不安定。 ミハスへ入ると雨がますます強くなり青い海と白壁の家の期待が裏切られてグレー一色の町になってしまった。雨のために町のすみずみまでは散策できなかったが、雰囲気のよさそうな路地を歩き、お昼は地中海の見えるレストランで食事をとった。村の教会が坂を上がった高台にある。その隣が闘牛場になっている。ちょうど日曜日だったせいか村の人が教会へいくために坂を上がっていくのが見えた。 午後はバスでグラナダへと向かった。グラナダは世界遺産のアルハンブラ宮殿が有名。現地のスペイン人ガイドさんが宮殿内を案内してくれた。宮殿の中にはヘネラリーフェ庭園もありそこから見た町の風景はすばらしい。 グラナダのジプシー地区には本場のフラメンコを見せてくれるところがある。 「ラ・ロシオ」という洞穴住居に似たタブラオを利用してフラメンコが見られるという。1ドリンク付きで25ユーロ。さっそく予約をしてホテルで迎えの車を待つ。21:30からフラメンコがはじまった。ジプシーの芸術、力強さ、気質を感じさせる歌と踊りを堪能した。フィナーレでは会場にいる海外のお客を交えて一緒にフラメンコを踊った。
●白い風車のラマンチャからバレンシアへ 2月22日、ラマンチャへと向う。グラナダから約280キロ、バスは峠を越えてラ・マンチャ地方へと入っていく。 お昼はドンキホーテゆかりの旅籠レストランでニンニク料理をいただく。これが臭いもなく絶品の味だった。レストランの前にあるお土産屋の白壁に描かれているドンキホーテのイラストが印象的だ。 そのあとカンポ・デ・クリプターナにある白い風車群へと向かった。丘の上に立ついくつかの風車はドンキホーテが怪物と間違えたという面影が残っている。 夕方18:00近くにバレンシア市内に入った。大寺院、世界遺産のラ・ロンハ、中央市場などを見て回った。あたりはすっかり暗くなり町は静まりかえっている。 夕食はホテルのレストランでパエリアをいただく。やっぱり地元で食べるパエリアはおいしかった。