Jump to content    from 05.10.03 最終更新日 05.06.23
home reclamation fighting thinking
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日本中から「うちにもプロジェクトをもってきてください」と頼まれるように
地元の人々からよろこんでいただけるプロジェクトにします。
風美海HP
計画内容温暖化向けの漁場温暖化のメカニズム

三日月山の両脇には
漁港とヨットハーバーが


漁民の生活ゾーン
観光客の宿泊ゾーン
レジャーゾーンを分けます
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漁村の民家ホテルヨットハーバーとお土産店
  セレブなリゾート村の形成

 

前章の計画が実行されると、新しく出来る漁場にはリゾートにぴったりな次のワンセットがあります。

  • 沖合いに風車の浮く大サルガッソ海。 サンマやカツオやマグロ、イワシを集めます。
  • 深層海流が湧昇する海底山脈と小島。 地球温暖化を軽減し、豊かな漁場を保証します。
  • 大陸棚に巨大新島。         湖も干潟もアマモ場も藻場も準備された 再生と持続が可能な古代日本の大自然を作り出します。
  • 風車電力。 海から水素を取り出し石油エネルギーからの脱却を図ります。

漁場を作るだけでは国家プロジェクトとしてはつまらないですね。世界最高といわれる観光地を作ってしまいましょう。

すでに人口のかなりの部分が大都市に集中しています。この人々を呼び寄せるために夕張市のように立派なエンターテインメント設備を地方に作ったとします。都市の人々にはディズニーランドという、もっと楽しく多くの人が集まっている場所が都市周辺にあります。夕張市にディズニーランドの楽しさと同じものを求めて数万円の飛行機代をはらって行くでしょうか?夕張市は、中央での成功事例を真似て積極投資を行い、破綻してしまいました。

一方で北海道には、ユニークな動物の展示方法を開発した旭川市のあさひやま動物園には多くの人々が訪問しています。

ここに地方都市として、都会またはその近郊での成功事例と華やかさに憧れた「同じジャンルのもので勝負するやり方」が否定される証明があります。地方都市が東京になるのを目標にするのは規模だけであって、同じことで大きくなろうとする考え方に問題があります。 たとえば、京都の町並みが全部コンクリート製の四角の建物になったら、京都を訪れる人は激減してしまうでしょう。

白川郷も合掌造りで有名です。日本に二つとない観光地を作り出しています。

村おこし、町おこしの掛け声はどこにも聞こえます。よその成功事例の中ですぐにできそうなことが選ばれます。やれ芝桜の村で有名になろうとか、野球のメジャーで活躍した選手の博物館をつくろうとか。
「話のタネに一度見ればいいや」という程度の企画が日本中に蔓延しています。 「楽しかったね」「また来たいね」という部分が充実した村おこしの企画があまりに少ない。それも思いつきでやれるレベルで終わるから、すぐにあちこちに同じようなものができる。
「おもてなしのこころを大事にします」と宣言している町のどこにおもてなしがあるのだろうかということがよくあります。おもてなしのこころがうまく組み込まれた場所には、「楽しかったね」「また来たいね」という気分で帰ることができます。

本当に村おこししたいのなら、次の二つのことをクリアしていなければいけません。

  • 他所で簡単に真似のできないレベルの仕掛け
  • 「楽しかったね」「また来たいね」と思わせる仕掛け

いっぽう官製の道の駅とか海の駅とかは、巨大な予算が使われる割には日本中に作られて、どこにでもあるため観光地にもならない状況を生み出しています。地方の普通の道路に作った「高速道路のサービスエリア」や「コンビニ」風の仕立てとなってしまいます。 都市漁村交流プログラムは、日本全国に同じコンセプトで同じ規格のものが作られるために、世界の観光地どころか日本の観光地としても疑問符のつく展開になってしまっています。

官製の観光地が失敗する最大の理由は、箱物にこだわる所にあります。箱物にこだわるのなら、世界遺産に匹敵する水準のものを作る必要がありますからベルサイユ宮殿に匹敵するものを作る必要があります。もっと地方文化に深く根ざした独自の展開が必要です。

風美海プロジェクトで町おこしするなら、やはり創造されてゆく海をどう見せてゆくかに集中すべきです。変な家がないまっさらな大自然は都会では真似ができないはずです。自然の景観を守る町のデザインが必要です。

わがままな都会人ではできない統一された特徴ある町並み空間が必要です。その街のかもす粋さとか文化の匂いが必要です。生活を楽しむ習慣などから生み出される風物が背後に必要になります。
町じゅうの家にイカを干している棚がいっせいに美しく並んでいればそれはそれでひとつの文化です。今ある生活全体を美しく見せようという気風さえあればよいのです。

風美海計画の実行段階では、何よりも先に、漁港および町の土地整備が行われ、きちんとしたホテルが建設されます。

何も上の写真のような街づくりでなくてもよいのです。写真は、こだわるレベルはこの程度という事例です。町じゅうがあるコンセプトで統一されていれば、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」にでてくる油屋のような旅館だってよいのです。これから世界遺産を造る意気込みで地域の人々とともにデザインしましょう。

ついで、長い時間をかけてヨットハーバーおよびマリンレジャー施設の整備がすすめられます。海面下埋め立て期間は平行して、レジャーおよびリゾート地として成長する期間でもあります。

埋立で新規の土地が形成されるのですから、計画的にやれば何でも安価に出来ます。漁港は漁民の生活しやすさを中心にして再設計されます。
鮮魚維持設備、トラック積み出し基地、漁船の引き上げとメンテナンスのできる工場、上下水道の設置、干物製造等の特産品製造ゾーンなどのスペースを効率的に配分します。
通信や電力の配線類は当初からメンテナンスできる大きさで地下に埋設されるように計画されます。電線のない美しい家並みが作れます。人間の生活区域は津波の被害が最小になる形状とされます。何よりも平坦な土地が、居住用に漁民に提供できます。これらはすべて世界のトップレベルの観光地形成を念頭においた美しいデザインでつくられます。

漁港には舟の係留だけでなく、魚類にとっては、小魚の避難場所としての機能があります。漁港の水揚げされたものの物流だけでなく、様々な魚類の産卵や避難場所の機能をもつ漁港設計にしておきます。

漁民の生活ゾーン、観光客の宿泊ゾーン、レジャーゾーンが、海域も含めて分けられます(第1章の計画図 参照)。下水処理場はヨットハーバーが観光地化して下水が増えるのを見越して、漁港とヨット-ハーバーの中央に置かれます。

下水処理設備の天面の広場は、テニスコートやお祭り用の広場として、機能します。下水処理場の建設時に村の集会所も同時に作ってしまいます。せっかく作るのですから、将来大きなお祭りのできる中心部として作っておきましょう。新しいお祭りは、多くの人々が参加できるものを地元で生み出しましょう。男衆は山車を引く勇壮なものを昼間に行い、夜はちょうちんで展示された山車の周辺で女衆が踊りを競うものはどうでしょう。男衆と女衆で歌の掛け合いをやりましょう。もちろん踊りは観光客も参加できる開かれたものにしましょう。

当初から、市民マラソンや鉄人レースの出来る美しい専用コースを計画しておきましょう。
吉田拓郎が「つま恋」コンサートをしたくなるような大音響を出してもクレームのこない音楽広場を作りましょう。全国の大道芸人が集まって選手権を競っても良い広場です。全国の若者がストリートダンス選手権を行う場所にも出来ますね。こうした人々に格安で場所を提供すればよいのです。

周囲の環境が、みんなが行きたい観光地になっていれば、多くの人々が、この場所を使う企画をするでしょう。市民アスリートたちが集まる場所のコンセプトで多くの人々が利用しやすい環境とサービスを整備してゆきましょう。テントや夜店風の設備も簡単に借りられ、電源などの準備もしてある広場です。企画した幹事や事務局は身ひとつでその街にこれるサービスを作り上げてゆきましょう。

 

         
  ヨットハーバーを中心とした観光地作り
汚い埋立地のそばで人が呼べるのでしょうか。

大丈夫。埋め立て地は海面下ですよ。年々高くなってゆく三日月山と、その周囲に広がる森。メガフロートの国家的事業自体が集客の目玉。誰しも風車がたくさん回るメガフロ−トに入ってみたい。

良質のホテルと長期の観光地開発計画を練ります。最後に山の上に作る高級ホテルから直接ヨットハーバーに行くことのできるエレベーター用の縦穴を準備。このエレベーターは当初はトラックが三日月山に埋め立て材を運び込むときにつかわれていたスペースです。
将来はエスタブリッシュメントが大型のヨットを係留して、この模様替えしてゴージャスになったエレベーターから出てきます。美しい風景になることでしょう。

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当初は、ヨットハーバーの桟橋に作ったこぎれいなレストランで、メガフロートを臨みながら食事。ボートでメガフロートに行けるようにします。
ある程度、三日月山にも小さい森が出来始め、湖の浄化機能も安定し始めれば、埋め立てが済んだところでは、海藻が成育してきます。魚たちがよってくるので、海の中の見学も可能になるでしょう。

ディズニー・シーが作られた非日常空間を楽しむ場所なら、ここは本物を楽しむ、失われた日常空間を楽しむ場所というコンセプトになるでしょう。ただ、世界の観光地としての地域デザインはやはり非日常空間なのです。

豊かな海底を創造した日本人の文化が人々を惹きつけます。

周りじゅうに窓のある小型の潜水艦を建造して、観光客が再生を始めている海を周遊出来るようにします。宙吊りの潜水艦型の海中ゴンドラが魚達や色とりどりのサンゴ礁をグルッと周遊するのです。ゴンドラの外にはバブルヘルメットをかぶって海中散歩している人々が手を振っています。埋め立てが終了しても、創造された漁場の中で魚達の泳ぐ風景は、多くの人々の興味を引くでしょう。それは日本という国の素晴らしさを誇りをもって感じられる瞬間を見学した人々に提供します。

この頃になれば、スキューバダイビングを観光のメインに据えましょう。毎年豊かに変化していく漁場は、それだけでダイバー達の再訪を促してゆきます。
マリンレジャーの専門店が集中的に並ぶ新しい町が意図的に作られます。建築デザインは観光地を配慮した美しいものを目指します。周辺の植栽も統一コンセプトにあったものが工夫されます。世界のサーファーやダイバーや釣り人達の夢の町がコンセプトです。

ヨットハーバーの外周の堤防はヨットの所有者とは独立した形で釣り人に開放されます。入場人数を制限しスペース占有型の他人の釣り糸が絡まないゆったりした釣りを楽しめる場所にします。洗練されたかやぶき屋根の日よけスペースがあって、家族やカップルがゆっくりした時間を楽しめます。占有スペースには個別に人工の潮干帯が準備され、小さい子供はヤドカリや子魚、海草と遊ぶことができます。
スペースの区切りは幾何学的なものとせず自然な石組みでデザインされます。万一子供が波にさらわれても外部に流れ出さない配慮が石積みで工夫されています。
砂浜で泳ぐ人からは、アロハで釣りをしたり、釣った魚を料理してバーベキューを楽しむ姿が見えます。

埋め立て終了までに徐々に、サンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフのようなヨットハーバーに切り替えてゆくのです。近くの土地開発行為は条例で厳しくコンセプトにあった景観を守らせるようにします。ひなびた場所であるメリットが生かされます。徐々にマリン・リゾート地となってゆくヨットハーバー周辺を想像するのは楽しいものです。

創造された干潟の中心に、平清盛に負けない、平成の厳島神社を作りましょう。水神と風神を祀り、安全で健全な漁場でありますようにと祈願するのです。真正面の沖合いには水神の像が海面に立ち、シンボルとなります。神社が国家事業にふさわしい荘厳なものであるならば、将来にわたって干潟を埋め立てようとする不心得者を排除することができます。環境を守る国家の意思を内外に示すシンボルともなります。地域の人々が日本中に喜捨をつのって社を作れば、それは神道だけをえこひいきしていることにはならないでしょう。

もし、漁村の家屋のデザインが統一され、見苦しい看板も少ない美しい町並みや酒場が形成されれば、世界の観光地としての地位も入手できるでしょう。自分の好きな外観にしたいという日本人特有の感情を説き伏せられれば可能です。これはそこに住む人たちのレベルで決まることです。
海に臨んだテラスで、干したばかりの干物を焼いて出してくれる創作料理レストランを生み出せばよいのです。居酒屋のようにわいわいやるのではなく、海を楽しむ静かな雰囲気を出せば、新しい業態となるでしょう。

メガフロートがなくなってからは魚料理が美味しい高級リゾート地。そのシンボルは島となった風車と山の上にたつ高級ホテルです。そして周辺には質の良いお店がある憧れの土地になっています。
海に面したホテルの真正面の海面に和船を係留できるコーナーを作ります。和船にはたいまつが取り付けられて、夕闇が迫った頃にちょうちんをつけて漕ぎ出されます。やがていっせいにたいまつが点火されると、闇のなかに”I love You, Aya”などとメッセージがうかびあがります。

小島といっても直線で数kmはあるから、ヘリポートとか飛行場建設を平行して企画に含め埋め立ての重複投資は避けてゆきます。このリゾート地へアクセスがよいことがヨット係留できる上質の人々を呼び寄せます。

海水浴やマリンスポーツはレジャーゾーンに集中させます。
いっぽう三日月山、湖、干潟、アシ場や漁場のほうは再生してゆく自然を観察し、喜び楽しむ人々へ開放されます。そこはみんなが守る太古からの日本の自然の再生の場なのです。

「魚と自然マガジン」が会員に発信されます。自然を守ることを趣旨とした会員には特別に三日月山に見晴らしの良いホテルが準備されます。ここから創造された漁場の観察に行くことができます。

地方への国家の支援とは、こうした地域再生へのグランドデザインを地元任せのヘルスセンターレベルで終わらせるのではなく、世界最高レベルの地域開発になるようにデザイナー、資本供出、産学共同体、ステップデザイン、および地元の条例制定などが組織化されるように支援することです。

 

 
  森作り、海作りにかかわる人たち
漁場形成のための海面下埋め立てが進み、山が高くなればヨットハーバーから見える山の斜面は桜やもみじで彩られます。山が出来てしまえば、風の良い西側斜面はパラグライダーなどスカイスポーツの基地も作られます。その頃には、村にも高級ホテルが頂上に作られるだけの資本蓄積がなされているでしょう。

湖側の山の斜面は、動植物のサンクチュアリとして、人の入山と開発行為を禁止します。三日月山の森形成は林業が目的ではなく、きれいな水の作れる山作りが目的ですから当初の植林後のメンテナンスのほかは自然に任せてコストダウンを計ります。植林はマメ科の肥料木と温暖化に向けて南西の地方に優勢種となっている目標木を混植して、一定時期後に肥料木を切り倒し放置して流土を防止し、コケ類の育成培地とします。こうしたメンテナンスを漁村がわに任せれば、別の収入源となります。

漁民は埋め立てが終了する8年〜10年の間、それまでの漁場を奪われます。産業廃棄物などの埋立地利用料金を企業から徴収し、その一部を期限付き迷惑料として漁民に支給します。残りは、メガフロート建設費用や、維持作業の費用に充てて、全体計画の費用軽減を図ります。
先に漁港とヨットハーバーを建設し、その間のスペースに村営のホテルを建設します。

漁場建設中には、ホテルは建設作業者が利用します。同時にヨットやサーフィン、マリンレジャーを楽しむ人々の受け入れを充実させます。こうして村の中での雇用が創出されます。埋め立て期間中はずっとトラックの運転手などへの食事の提供が期待できます。村で捕れた旬の魚が食べられるホテルというのが売り物でしょう。

漁場完成後には、風車発電所、メタノールまたは水素の搬送車などの人々がこれらのホテルを利用することでしょう。 地元自治体には、建設中の収入のみならず、埋め立て後には発電所の租税収入が約束されます。

漁業権については、巨大な資本投資が国税によって投下されるのですから、地元漁協だけでなく日本全体の漁業関係者の合意が必要でしょう。漁場形成前に充分な話し合いと、法律が準備されます。 国民が楽しめるゾーンである必要もあるのです。
当然、協力してくれた地元への50年スパン程度の期限付きインセンティブは考慮されるべきでしょう。それが、次の場所の選択に自由度をもたらしてくれるはずです。

 

         
  漁場形成後の関連する事業
メガフロートがなくなって、小島の上に40基ほどの風車が残されます。

この電力を利用しながら、さらに巨大な浮体型の風車による数百基スケールの外洋型ウインドファームが形成されてゆきます。しかも電力を利用した水素製造工場などの設置ができます。すでに、中村教授により、従来の10倍の効率を持つ青色レーザーを用いた水素発生の基本技術は開発されています。リーダーのGOサインがあればよいのです。

巨大な発電事業が始まりますから、企業からの雇用も期待できます。さらに、漁民しかできない作業として、ウインドファームの間の海洋表面には、人工サルガッソ海が形成されてゆきますから、継続的な藻場管理の作業が発生します。 こうして風美海プロジェクト地域には次のような様々な雇用の場面が生み出されてゆくと思われます。

  • 新しい沿岸漁業とサルガッソ海周辺に集まる外洋漁業
  • 観光地のホテル、レストラン
  • マリンレジャー事業およびイベント
  • 別荘等の土地開発
  • 風力発電および水素製造事業
  • 三日月山、漁場、外洋サルガッソ海の管理
  • 海藻養殖事業と海藻を使ったバイオオイル製造事業
  • バイオオイル輸送事業
  • 漁場開発を研究する大学など研究機関への雇用

漁獲高の減少という重要な場面においても、漁業関係者は護岸工事の予算化などの目先の補助金確保に目が向きがちです。漁業で生計を立てるには漁業資源の再生維持は最重要課題のはずです。風美海プロジェクトの巨額の漁場開発投資をしたあと、時間がたてば町おこしの旗印の下にまた干潟の埋め立てや漁港拡大などへの埋立地転用という要求を生みがちです。

子供時代から、三日月山の意味や湖、アシ原、干潟、浅瀬、アマモ場、藻場の意味や保全活動の意味を漁業によって生活を維持するために必要な知識として理解させる継続的な教育活動が必要になります。幼魚の生育環境が少なければいくらタイの稚魚を何百万匹放流しようと、律速になっている環境以上の漁獲にはならないのだということへの理解を深めます。

こうした教育を行い、漁場の変化を広報する機関の設置が必要となります。机で学ぶというより、漁場環境保護の自然センターを立ち上げ、水辺の生き物と遊びを通して体感的に理解させるエンターテインメント設備とイベント事業を考えます。

子供達は三日月山探検やサバイバル合宿で海や山の生活をしてみることもできます。ヨシ原の生物、蛍の群舞、松原や白い砂浜でかけっこするときの熱い砂、アマモ場の子魚群や子えび、海の中散歩など多くの楽しみ提供できます。これらはわれわれ親達が危険だといって子供から遠ざけた自然へのふれあいを子供に返してあげることでもあります。
地元の子供達の教育と共に、外部から漁場のその後の実体を見学にきた人々への理解と共感を得てもらうバブル・ヘルメット等をかぶった海中散歩なども担当します。

またセンターの仕事として、たとえばアサリなどの漁獲が落ちたりしたら、原因を漁民に伝え、効果的な対処の方法を提案する活動を行います。センターは漁民と都市部の人々との情報の交流を通じて、予算投資上の軋轢回避をはかります。
そういうことを通じて都市部の人々にも、安価な漁業資源の維持には漁場を取り巻く陸域の環境保全が海浜サイクリングロード建設よりもっと必要であることを体感してもらうのです。

 

                  
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風美海プロジェクト
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