過去日記6
2005/4/19 切れまくった彼
アイオーデータのWN−AG/C、SSIDステルスを有効にすると切れたまま繋がらない、という現象がついに解決しました!って単にファームウェアのバージョンアップです。前回のアップグレードから半年以上経って、ついこないだの4月10日頃に公開されたようです。偶然アイオーのページに行ったら見つけたのですが、サポートに連絡したんだからさっさと教えてくれよ!まあ、オトナなので黙ってダウンロードします。
さて確かに切れなくなりました。といってもまだ3時間くらいしか運用してませんけど。しかしなんかミョーに重い!これは単に相手のサーバが重いだけなのか?一応速度測定では前と変わらず9Mbpsが出ていますが、クリックしてから画面が出るまでノロいような気がします。気のせいであることを祈りたい…。
2005/4/10 土星のゲームたち
セガサターンのゲームが秋葉原で大量に、かつ安く売られていたのでいろいろと買ってきました。「イヴ・バーストエラー」「デザイア」「慟哭そして…」「月花霧幻憚」「ゆみみみっくす限定版」ぜーんぶ100円!100円ですよ奥様!良く見るとアドベンチャーゲームばっかしですね。だって好きなんですもの。
それにしてもかつてプレミア価格、もしくは高かった(後者二つはともかく)ものが100円かあ。価格が落ち着くとかいうレベルではなくもう不良在庫ですね。サターンでプレミアと言えば「サクラ大戦」の限定版とか「センタメンタルグラフィティ・ファーストウィンドゥ」が2万とか3万とかした時代がありましたが、今はいずれも二束三文。かろうじて「プリンセスクラウン」などの良作が定価ソコソコの価格で売られている程度です。あとは実家の本体を取ってこなくては…。
メガドライブも一時はやたら高騰していた「スタークルーザー」も「レンタヒーロー」も価格はすっかり落ち着き、「ジウーズ」「コミックスゾーン」などの出荷数の極端に少ないものを除いては高くても5000円、といったところになりました。サターンより値下がりの幅が少ないのはROMカートリッジだからかな?
そんな中でMSXのソフトは相変わらず物によっては高いですね。「ソリッドスネーク」「SDスナッチャー」「メタルギア」などの小島カントク系は箱説つきで出れば1万円コースです。その他のソフトも高いものはやはり高い。
フロッガーはまず日本で人気がなくてタマ数が少ない。特に箱付きはMSXコナミをコンプリートする上での一つの壁らしく、今は5000円くらい。
キャベッジ・パッチ・キッズも「わんぱくアスレチック」の焼き直しで人気がなかったためやはり数がない。7000円くらいでしょうか。
難関中の難関、新世サイザーはムカシのツールですから希少価値以外の何もありませんが、ヤフーオークションに2回出て2回とも3万円を越えました。
なんか最近MSXのソフトに手が出なくなってきました。それでもずっと探しているソフトはあります。これらは高くて手が出ないのではなく、単に誰も欲しがらないので市場に出てこない作品がほとんどです。例えば
韋駄天いかせ男・麦子に会いたい(EGGで出てますが、2と3を持ってるので)
シンドバッド7つの冒険(箱説付き。カシオのMSXゲームの中では一番見かけない。MSXマガジンの広告にも一度しか出てこなかった)
軍人将棋(MSX・FANに収録されたものと同じ。一度だけ見たパッケージが素晴らしくて買わなかった事を後悔)
なんちゅうのがあります。ワタシ以外に欲しがっている人を見たことがありません。そのうち「探しています」コーナーでも作ろうかなあ。
2005/4/4 1チップMSX
縁あって、いわゆる「1チップMSX」を借りてきました。当研究所の資源を使って検証作業を行っていきたいと思います。
とりあえず動かしてみたところ、エメラルドドラゴンがヒョコヒョコと動いていてちょっぴり感動。でもMSX2への対応はまだかなり不完全とのことで、一部のソフトはマトモに動きませんでした。最初のリリースではMSX1として出ることになりそうです。
2005/3/30 ブルボン小林氏の本
楽天ブックス |
いえね、僕だってこの本が「ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ」であることくらい分かっています。しかしこれほど覚えられない本の名前も珍しいです。関係者の間では「ブルボンさんの本」で通っています。
小林氏が芥川賞作家でなければ誰コイツで終わっていたと思いますが、元MSXユーザーだけあってMSXのネタがポロポロと出てきます。そういうと大概マニアによるマニアのための本、というのを連想しがちですが、この本はゲームを知らない人にも間口を広げて書いており、ゲームに慣れ親しんだ我々が思いつかなかったような表現で攻めてきます。
「かつてゲームは観光だった」なんて、サラっと流しているようで僕なんかはずっと辿り着けなかった言葉です。「DOOM3」がつまんなくて「ハーフライフ2」が面白い、その差はこの一言で説明できます。その本当の意味するところはちゃんと読まないと分かりませんけど。
ただこの本は外見や売り方で非常に損をしています。まずサブカル系の太田出版から出ているんじゃ普通の人の目には触れない。なのに装丁は岩波文庫風、これじゃゲーム好きは手に取りません。しかもこの帯が芥川賞作家であることを無意味に強調していて、ますますゲーム好きを小馬鹿にしたような空気を漂わせています。「ゲーム好きの彼氏の気持ちがよく分かる(多分)。」とあるから女性の読者も狙っているんでしょうが、これじゃそちらにも逃げられそう。間口を広くしようとしてことごとく失敗しています。そんなこんなでこの本を読んでいるのは一部の業界人とMSXマニアだけ、という惨憺たる状況であると思われます。
そして僕も指摘されるまで分かりませんでしたが、この外側の岩波風の枠が実はよーく見るといろんな機種のゲームパッドが散りばめられているのです。例えば左上を拡大したのがコレ、ファミコン用のハドソン製ジョイスティックです。高橋名人が使ってたヤツ、といえばなんとなく分かるでしょうか。工夫と技術は素晴らしいのに、あまりに違和感無く岩波風なので全然気づかない。気づかれないパロディはパロディたりえず、岩波文庫の高級なイメージを背負って損してるだけになっているのでありました。
というわけでMSXユーザーの人はぜひとも読んで欲しいのですが、この本の定価1400円だと送料がかかるので、他の本と一緒に買って1500円以上にしましょう。そんなところでも損してるなぁ。いっそのこと1500円にすれば良かったのに!というわけでこの「ジュなんとか」を皆様よろしく。やっぱり覚えられない…。
2005/3/22 blog始めてしまいました
世間の圧力に耐えかねて、遂にblogを始めてしまいました。タイトルは「MSX研究所長の日常」です。
悩み抜いた結果、コメントやトラックバックなどで意見を求めたい場合はblogに、その他の割とどうでもいい記事はこの日記に、という形で並行して続けたいと思います。この日記の(MSXと関係ない)コンテンツをgoogle検索で引っ掛けてやってくる人も多いんで…。二兎を追うものはナントヤラと言うけれど、果たしてどうなるか?
blogのほうのデザインが本ページとだいぶ違うのはそのうち修正します。壁紙だけでも統一しないとなあ。
2005/3/1 宮本亜門は知っている
「宮本亜門は知っている」というコピーを妻が唐突に思い出した。これってなんだっけ?と言われたので調べたら、ネスカフェのCMだった。では、宮本亜門って誰だっけ?と思ったらちゃんと公式ホームページがあった。演劇などの演出家であった。いやまったくインターネットは便利ですね。
しかし、それらの業績よりもこのコピーのほうが世間的には有名なような気がする。「何を知っているのかよく分からないことだけがよく知られている人」というのもなかなかいないのではないか。
ちなみにネスカフェのサイトでは過去のCMの一部を見ることができるが、問題の「亜門CM」は残念ながら公開されていない。
2005/2/26 帰って来ました&Mマガ3号
というわけで新婚旅行からも帰って参りました。すると楽天ブックスでMSXマガジン永久保存版3号の予約が始まっている!いつの間に!?Amazonでもアスキーストアでもまだですね。
ちなみに、2号の時はAmazonの方が早かったのです。
2005/2/21 結婚しました
そういうわけでMSX研究所は閉鎖、ではなくて一時お休みです。ヨメは比較的MSXに理解があり助かりますが、さすがに新婚旅行中はご当地ブックオフ巡りなどはせず、普通の人らしくチャンポンでも食って生きていくつもりです。というわけで今月末くらいまでしばしお別れ。
関係ありませんが、今時東京で手に入らないお土産なんて滅多にないので何買ってくりゃいいんだか想像がつきません。10年くらい前は割とあったようなんですが…。こうなったらシステムソフトの駐車場の砂でも持って帰るか!(やけくそ)
2005/02/07 旧サイトのコンテンツを追加
旧サイト「MSX研究室」で密かに人気No.1だったページ「プレイステーション用AVマルチ(RGB)端子付きテレビにMSXを接続する」を復活させました。
実はこれ、サイバーガジェットから「AVマルチtoRGB21ピン変換ケーブル」という名前で同等のものが市販されています。発売に伴って旧サイトから消していましたが、クオリティにこだわる方向けに復活させてみました。
2005/02/06 連れられて
1/25に「なんでblogにしないのか」などと書いておきながら、blogというものを始めてみた。
RSSリーダーに「MSX」と入れておくと日に数件MSX関係のことを書いている人が引っかかるのが微妙に面白い。思わずblogを始めてしまった理由は、RSSリーダーを入れた初日にいきなりMSX・FANのAVフォーラムの常連だったF・I・S氏のblogが引っかかったことについクラっときてしまった、というのが大きい。だがその先はあまり面白いネタが引っかからない。ううむ。
見てみたいという人は自力で探して頂きたい。まぁ主要なコンテンツはどうせここから転載しているだけなので、ここを見ている方は別に見なくてもよろしい。ただblogというのは管理こそいわゆる日記システムに近いが、コメントとトラックバックで内容のあるものを組み上げていくには書き込むコンテンツにもそれなりの質と量が求められるようである。普通のWebサイトを管理するのと同じか、それ以上に大変なような気がする。それでいて使う側にシステムの都合を押しつけるのは、相変わらずいまひとつ納得いかない。回数だけは結構見られているようではあるが、あまりこっちのサイトに来てくれる人はいないし。このまま行くと、blogにオリジナルのコンテンツができるかどうかはどうにも微妙である。
もう一つ気になっているものにソーシャルネットワークつうものがある。mixiに代表されるらしいんだが、これは誰かに誘われないと入れないので何をやっているのかよく分からない。要するに誘ってくれるようなトモダチがいないのである。暗い。仕方がないので伝聞を総合してメリットを考えてみるのだが、やはり見たことがないものはいま一つよく分からない。mixiにしかいないMSX関係者も多い、らしい。見知らぬ私を誰か誘惑して!(何か違う)
2005/02/05 2005年におけるMSXの話(3)
さて第3回。ここまで読んだ方なら「そもそも、なんで新しいMSXを考えねばならんのか?」という疑問が沸いてきているはずである。沸いてこないのならそれはもう老化現象だ。
確かに、古いゲームのコレクションなんかをしている分には別に新しいMSXなど不要である。かと言って、ただ新しく作ったというだけのMSXではいけない。区別が難しいが、単なるMSXハード/ソフトの復刻版とか、既存のユーザー相手しか見ていない商売ではいけない。
ここで言う「新しい」とは、新しいユーザーを獲得する可能性があるという意味での新しさである。
というのをそれなりの人数がいる場で言うと、「そんなもんいらない」「別にMSXじゃなくてもいいんじゃないの」という人が必ずいて話が終わってしまう。前回言ったようにMSXユーザーというのはその目的とするところが各人それぞれ違うのであるが、そういう人の多くはどうやら自分たちのコミュニティに新しい人が入ってくるのがイヤというのがホンネのようだ。MSXのユーザー活動はかつては常に外を意識していたものだったのが、みんな20代から30代になるに従って閉鎖的になっていった人が(全体からすれば少数だが)増えたように思う。ある程度友達ができたからいいや、ということだろうか。
こういう後ろ向きな人たちの言うことを聞いていたら、単純にそのまま消えて終わるので無視することにする。「消えてしまう」ことを自覚していない人が大半だが、「僕らのものにしたまま消えるのがいい」とハッキリ言う人もいる。そこまで分かってるなら、どうして自分の考えが老人臭いことに気がつかないのだろう(この手の末期的な思考はMSX以外のホビーでもよく見られる状態だが、そういう場所の平均年齢はかなり高い)。
これはあくまで僕の考えだが、MSXを消してしまうのは惜しいと考える理由は3つある。
1.システムの規模が小さくてゲームなどの作品が作りやすい
2.市販/個人を問わず、ソフトウェアが大量に存在している(特に個人製作のゲームソフトが多い)
3.個人製作のソフトウェアを評価する風潮がユーザー間に存在する
1番についてはもしかしたらこれからでも作れるかもしれないが、2番のソフトの蓄積ばかりはどうしようもない。特にプロが作ったお手本がたくさんあるというのは、今からでは絶対にマネできない。ソフトそのものの保存と共に、個人レベルでソフトを作るための環境としてMSXを残したい、というのが僕の思うところだ。(さらに「そんなもんいるの?」という疑問もあると思うが、それはまた後に回す)
では、そこで「新しさ」がなぜ必要か?という結論は、人間とはトシをとる一方だからである。だから、生き残らせるためには若い人を引き入れる必要がある。仮に引き入れられなくても、新しさの追求は常に続けなければならない。実機は中古でしか手に入らないし、単にエミュレータがあるだけでは新しい人は入りようがないだろう。
かつてMSXにもオープンにすればいいとかフリーにしてほしいという意見もよくあった。確かにLinuxはそれなりに話題になっている。フリーでありオープンであることがその理由であることは確かだが、MSXがそれを真似して活性化につながるか?というのが非常に疑わしい。
オープンとかフリーと言う人の大半はカネにしたくない(=カネにからむことを考えたくない)という技術者志向の人である。そのこと自体は責められるべきではない、一つの思想だとは思う。しかし世間的には「タダのもの=価値がないもの」とみなされる危険が往々にしてある。近年、Linuxが成功していると言われているのはカネになりだしたからであり、それも使う人はあくまで技術者に限られている。一般の、特にかつてのMSXのように小中学生向けではないことに注意しなくてはならない。オープンだからと言って入りやすいわけではないのだ。
BIOSなどのソフトウェアが公開されたハードウェアとしてはX68000がある。エミュレータそのものはフリーで公開されている。というわけで誰でも手に入れられることになったX68000がその後どうなったかというと別にどうにもならなかった。新規のユーザーは獲得できず、むしろ衰退してしまったと言い切って問題ないと思う(MSXのフリー化に対する議論があった当時はまだ公開されていなかったけど)。
MSXの場合はBIOS−ROMの権利を持っているマイクロソフトというかゲイツがタダにするなんて考えられないという分かりやすい事情があったから、フリー化の議論は立ち消えにならざるを得なかった。また、「タダ=価値がない」をひっくり返せば「有料=価値がある」と判断されるわけだから、エミュレータを売るという方向に行ったわけである。
さてこれまでMSXアソシエーションはMSXPLAYerという形で復刻してきたわけだが、ここには常に新規性があったことにお気づきであろうか。もっとさかのぼると、まだMSXPLAYerがなく公式エミュレータの予告の時点からあった、というか常に新しさがあるように細工してたとも言える。
以下年度順に書き出す。カッコの中が新規性にあたる。
1999年8月:「MSX電遊ランド」で公式エミュレータの予告(公式のエミュレータという概念そのもの)
2000年8月:「MSX電遊ランド2000」で公式エミュレータの開発予告(予告だけだが、一応正式となる)
2001年8月:「MSX電遊ランド2001」で公式エミュレータ・ベータ版の配布(限定だが公開)
2002年12月:「MSXマガジン永久保存版」発売(公式エミュレータを商品として大量に販売、かつ初心者でも扱いやすインタフェースを搭載。でもまだMSX2+まで)
2003年12月:「MSXマガジン永久保存版2」発売(公式エミュレータがMSXturboRに対応)
見れば分かる通りかなり苦しいフレーズもあるが、一応毎年新しいことを盛り込みつつやってきた。
最初の頃はとても新しいユーザーを取り込むような話じゃないが、2002年の「MSXマガジン永久保存版」でまずMSX2+対応版を、続く「MSXマガジン永久保存版2」でturboR対応も含めたバージョンを世間に発表することができた。
さて、ここで難しいのが商売と理想のバランスである。2500円(税抜、保存版1)や2800円(税抜、保存版2)という高価な本としてはかなり売れた。アスキー的に見てもMSXアソシエーション的に見ても成功には違いないが、書店の注文に対して初期の出荷数が少なかったためほとんどの書店では速攻で売り切れてしまい、新規ユーザーの目に止まる間もなかったと思われる。だから、アスキー的には成功でもアソシエーション的には不満が残るのであった。
アソシエーションは自力で(大量生産を伴うような)商売はできない。理由は多岐に渡るが、ともかく「よそに企画を提案して作ってもらう」という形をとらなくてはならないために、相手が商売であるということは意識しなくてはならない(逆に、商売抜きでなどと言ってくるところはどうかしているので避けなければならない)。
ここまで書いた新規性うんぬんのポイントと、実際に出たMSXマガジン永久保存版1号/2号との内容にギャップがあると感じるかもしれない。それは要するに「新しい可能性も持たせつつMSXを提案したい」というのと「既存のユーザー相手の固い商売をしたい」という理念の違いとも言える。将来を見据えるのと、一回一回の商売として完結させなくてはならないポジションの違いでもある。
出荷数についても、店頭で早く消化されてしまえばアスキーとしては返本のリスクがなくなるので有り難いのは分かるのだが、アソシエーションとしてはもっと店頭残留時間が長くあって欲しい。何においても最終的にどっちに決まる、ということはなくてアソシエーションとアスキー双方の妥協点を見いだした結果なのである。これは今後の1チップMSXにしても同じように相手の存在を意識しないと提案にならないことを忘れないで欲しい。
次回から新MSXの具体的な話。
(つづく)
2005/01/29 見栄とPSP
トップの画像のこの部分について助手から指摘を受けた。
「やだなあ、PSP持ってるフリしようとして置いてるんでしょう。セコイなあ全く」
そんなわけあるかー!!ムキー!!
あれはただのカタログだっつーの!隣のグラディウス2のカートリッジより薄いじゃないか全く。
MSX研究所長の苦労は絶えないのであった。
2005/01/25 なんでblogにしないのか
ニューファンキー小林さんのblogに僕のところをblogにして!というラブレターが書かれていました(超訳)。
仮にも「MSX研究所」を名乗っていますから在庫しているネタそのものは豊富なつもりですが、スクリーンショットを撮るのがタイヘンとか写真を撮るのがタイヘンとか文章を書くのがメンドクサイとか新宿京王百貨店の駅弁大会に行きたいとかの理由により更新の頻度は控えめなのであり、それをごまかしつつ更新を止めないセコい手段としてこの日記を機能させているのであります。
実は去年の11月頃のリニューアル際にblogの導入を考えてみたものの、メリット・デメリットを考えたときにどうもデメリットの方が大きいようなので止めたのですよ。
コメント/トラックバックについてはこういう日記ではあんまり意味がないし、blogのシステム自体が単に読むだけの場合は過去ログをたどって読むのが面倒だし。使ってるblogにもよるけれど、それはすなわち操作がバラバラで使いにくい、ということです。
先に書いた、2005年におけるMSXの話(1)(2)のように反論ウエルカムな記事ならblogの意味もあるのかもしれませんが、今まで見た国内のblogは単に挨拶システムと化していて、建設的な話が広がっていくタイプを見たことないので実はblogって「海外で流行ってる」だけなんではないかと思ったり。日本人向けではないのかもしんない。
RSSリーダーとかアンテナとかは調べてもよく分からんので誰か教えてください(適当)。
2005/01/24 2005年におけるMSXの話(2)
さて第2回。実機を再現するという目標はとりあえず達成されたものの、次をどうするか?これはなかなかユーザー間で話がかみあわない話題で、強行すれば友情にヒビが入ること間違いなしの難しいテーマであった。それでヒビの入る友情って何よ!とか思いそうだが、根が深いことの例えと思って欲しい。
さて「なぜ話がかみ合わなくなるか」という原因は分かっている。それはMSXに求めるものが一人一人全く違うということである。ここを見ている貴方、MSXで何をしていますか?MSXで何をしたいですか?もっと縮めて言えば、MSXらしさって何?ということになる。
国内の状況を具体的な分野別に上げると
・レトロゲーム、すなわち過去の市販ソフトを遊ぶのが好き
・アマチュアの作ったソフト、例えばMSX・FANの投稿ソフトなどを遊ぶのが楽しい
・オリジナルのゲームソフトを作るのが楽しい。BASICで比較的簡単に作れるのが好き
・オリジナルのゲームソフトを作るのが楽しい。アセンブラで極限まで性能を引き出すのが好き
・オリジナルのツールを作るのが好き
・ハードウェア、特にMSX本体を改造するのが好き
・ハードウェア、特に本体に外付けするものを作るのが好き
・MSXでCGを描くのが好き
・MSXでオリジナルの曲を作るのが好き(PSG、FM音源、SCC、あるいは複数音源利用など、この中でも多岐に渡る)
・MSXで既存の曲をアレンジするのが好き(音源に関しては上に同じ。作曲とアレンジは似ているが微妙に違う世界らしい)
・MSX関連イベントでいろんな事を仕掛けていくのが好き
・MSXユーザー間の雰囲気が好き
・MSXという一度は見捨てられたハードが盛り上がっている雰囲気が好き
・MSXのハードの中身を解きあかすのが好き
・アセンブラでI/O叩き放題のMSXというハードがなぜか好き
・大きなカーソルキーが好き
など、最後は冗談だがあとはどれも実在する。これが海外になるともっと増える(ブラジルあたりだと、完全オリジナルのMSXを作るとか)。当然複数かけ持っている人もいる。
「MSXユーザー」と言葉では簡単にくくれても、その内実はこれだけ違っている。それでもMSXユーザー間に亀裂があるとかではなくて、集まったら集まったで仲間意識を発揮するのか、ちゃんとそれなりに仲はよいのだが。それだけMSXは広く普及したし、MSXというもののフトコロの深さとも言えなくもない。
ただ、今後のMSXをどうするか?ということを議論するとなると、どうしても弱い。
夢のMSX3が見たい!という人もいる。
今のMSXを無理に拡張するのは良くないという人もいる。
レトロゲームのコレクションが主体の人にとって、ハードやBASICをどうするかというのは興味がない。
ユーザー間の雰囲気が好きなだけであれば、むしろ新しいMSXなんてないほうがよいという答えもある。まるで老人のような意見だとは思うが、分からなくはない。
というわけでこれまでは集まってもあまり議論しなかった、あるいはできなかった。10年もかけていれば少なからぬ機会はあったものの、話がまとまった試しはない。
まとめなくて済んだ理由としては、MSX実機がかなり頑丈であるため、とりあえずMSXを持っていれば代替機を必要としないという事情がまずあった(2005年現在も、turboRであれば修理できない故障はほとんどない)。
もう一つは、MSXのエミュレーションが進んでいくことでMSX活動におけるモチベーションが保たれていた、ということ。これは前回書いた実機を目標にするというところである。
しかし実機相当のエミュレーションがほぼできるようになってしまい、その方面で残されたことはもう本質的にはなくなったと言ってよい。
前回から話が進んでいないが、次こそ新しいMSXの話になる、つもり。
(つづく)
2005/01/23 カシオMSXの話
カシオのMSXゲームといえば妙な舞台設定と中途半端に複雑なルール、そしてほどほどの技術力で知られていますが、あるゲームでエンディングでボイスが出るという衝撃的な情報を聞いて真偽を確認すべくチャレンジしてみました。しかしそのゲームはやればやるほど最後は運頼みということが見えてきて結局クリアを断念、バイナリエディットで残機を255機にすることで強引にクリアしました。どうやったって4機より増えないゲームなのに、最終面では死にまくって結局30機近くが消えたように思います。操作性やレスポンスはかなり洗練されているのである程度までは修練でカバーできますが、ほんのほずかな乱数要素のために最後でゲームバランスが台無しになっていました。これはすべてのカシオゲームに共通する特徴でもあります。
で、オチとしてはそのゲームにはエンディングがありませんでした。よく似たタイトルの続編のほうがしゃべるようです。しかしこれは前作に輪をかけて発狂した難易度のゲームなので全くクリアが見えません。ネットを見てもこのゲームを最後まで遊んだ人の話は全く無く、もしかしたら誰も見たことがないんじゃないかと思っています。
しかしカシオだなぁと思うのは何でエンディングでだけしゃべるのか、ということに尽きます。きっと苦難の道を乗り越えた「ごほうび」としてエンディングに向けて技術を投入したんだと思いますが、ハドソンあたりならまずゲーム開始直後にしゃべらせてお子様のハートをキャッチします(「インディアンの冒険」とか「忍者・影」がそれ)。というか、そうでないとカシオのゲームがしゃべるなんて誰も思わないわけで、つくづく不器用さを感じさせるエピソードではあります。
2005/01/19 2005年におけるMSXの話(1)
ふと気がつくともう2005年である。MSX・FANが休刊したのが1995年7月であったから、今年で10年になる。10年前の今は既に専門誌「MSX・FAN」(徳間書店インターメディア)の休刊が予告されており、ユーザー間でその後の情報交換の準備をしていた頃になる。もっとも、当時の自分は「郵便番号が7桁になる頃には何か違う趣味を持っているんだろうな」、なんて考えていたのであった。ちなみに7桁になるのは1997年2月と、これまた予告されていた。
それがどうか。今でもMSXで遊んでいるのである。
その間にMSX電遊ランドがあったりMSXマガジンが出たり、いろんなことがあった。しみじみ。
しみじみしている場合ではなくて、よく考えればMSXの商業的な歴史は1983年〜1992年の10年間である。いろんなカウントの仕方があるが、簡単に市販ソフトが出ていた時期としてみた(1993年にもMIGHTYバトルスキンパニックとかピンクソックス・マニア3とか出ているが)。この年にMマガも実質的な休刊となっている。その先のMSXの歴史は、93年から95年まではMSX・FANがあったとは言え、アスキーがMSX辞めてからの方が長いのだ。往生際の悪さもここまでくれば大したもんであるが、この10年のことを適当に思い出してみると
・Windows95が出た(MSX・FANが休刊した時にはまだWindows3.1だった)
・Windows98も出た
・Windows98SEも出た
・WindowsMeも出た
・Windows2000も出た
・WindowsXPまで出てしまった
・Longhornはまだかいな
うーん、こんなにあるぞ。凄いや!
という冗談はさておいて、一番変わったのは
・みんな携帯電話を持っている
・大抵の人がインターネットに常時接続している
というあたりであろうか。しかしお国破れてサンガリアといういう中国の故事にもある通り、変わらないこともある。
・MSXの貧弱なスペック
はそのまんまなのである。10年前でも十分なくらいショボかったが、今ではもっとショボい。相対性理論というやつである(うそ)。
さて、このどうしようもなく低いスペックをどうするかの議論は10年前からあった。そして、今もありつづけている。
実はこの話、いままでの10年以上の間ずっと逃げてきたと言ってもいい。
かつてMSX本体を素人が作るなんて不可能だったので、実機に対しては主に外付けカートリッジによる拡張が行われていたのである。MEGA−SCSIはその代表例と言える。
MSX・FANが休刊した1995年頃にはPCによる今のようなMSXエミュレータが出てきたが、これも再生する側のスペックが不十分だったのでまだMSX1相当がやっと、MSX2はほとんどのソフトが動かない上、動いても遅くてやってられない、FM音源も鳴らない程度の再現度だった。この頃はまだfMSXという、Marat氏製作のソフトによって「ソフトの力でMSXが動かせる」ことがやっと話題になりつつあった頃である。
その後もいろんなエミュレータが製作されていき、PCの速度も増して行った。
かつて困難だったFM音源(OPLL)も[OK]氏の音源エミュレートによりほぼ完璧に鳴るようになった。
とにかく貧弱なスペックでも余すところなく再現する、実機そのものがエミュレートの目標だったんである。これは公式エミュレータにしてもその他の自主製作のものにしても同じである。ただ、公式以外の(多くの場合、海外の)エミュレータはニーズの関係上からかBASICで組まれたソフト、特に拡張BASICや漢字BASICを使ったソフトがほとんど動かなかった。公式はそのへんを考慮してるので、比較的よく動く。
ともかく、MSXマガジン永久保存版2号が出てturboRに対応するまでは、実機を目標に考えていれば良かったのである。
その先が問題なのであった。
(つづく)
2005/01/18 謎の隠蔽
引っ越したときに転居通知を出したら郵便局員の人が自宅までやって来て、通帳の更新もしてくれると言う。こんなご時世なので「もしかしてこの人たちもニセモノかも!」とか一瞬心の中で思ってしまったが、結局お願いした。程なくやってきた新しい通帳には印影(ハンコ押したところ)の上に緑色の半透明で、かつ角度によって模様が見えるシートが貼ってあった。最近の銀行などでは通帳に印影を残さないのが主流なので、不思議に思ってとりあえずスキャナにかけてみたら、画面にはクッキリとハンコの文字が。
もしかしてこれって白黒コピーにしか使えないのと違いますか?!イケナイ人たちには全く無力と思われたので、残金は即刻全額降ろしました(そして某銀行へ入金)。郵便の人が来たときに「最近使ってないんですよねえ」と言ったら「少しは使ってくださいよー」とにこやかに返してくれましたが、あんなシール貼ってごまかされるのではおこづかいを置いておくだけでも心配です。サヨーナラ。
(05/01/19追記):緑のシートはホログラムシールと言って、2003年から実施されているそうです。でもウチのスキャナってそれより2年前に買ったんですけど。ちなみに当時ヨドバシカメラで一番安かったやつです。大丈夫なのか郵貯。
(同日さらに追記):公式報道資料発見(下の方)。印鑑保護シールが正式名称ですって奥様!全然保護されてなくってよ!ちなみに貼り付ける行為を「ちょう付」と言うそうです。字ヅラがマヌケです(関係ない)。たぶん「貼付」と書くんでしょうが、「貼」の字は常用漢字表にないからこうなってるようです。「はりつけ」って読ませないためかも(まさか)。
2005/01/14 検索ワードの不思議
最近はgoogleから「MSX」や「msx」のワードで検索して来てくれる方が格段に増えてきました。SEO対策の効果でしょうか(たぶん違う)。
さてGoogle検索は大文字小文字で特に影響しないにも関わらず、大多数の方が「MSX」(大文字)で検索してきています。小文字の方もいらっしゃいますが、大文字の半分以下です。やはり、MSXは大文字じゃなきゃダメだよね!ってことでしょうか。そんなところに皆様から無言のうちにMSXへの愛を感じます。というわけで開設以来死んでいたリンクのコーナーを追加しました。まだ大した数がありませんが、ボチボチ追加していきます。たぶん。
2005/01/13 WN−AG/Cその後
WN−AG/Cが切れる切れると叫んで(04/12/28の日記参照)からはや3週間、ついに解決しました!その前に、使っていたプラネックスコミュニケーションズのアクセスポイントが実はWiFi非対応だったのにも関わらずアイオーデータのサポートにヘルプを求めてしまいました、反省。それでもちゃんと色々答えてくれてありがとうアイオーのNさん!
プラネックスは玄人志向ほどではないにせよ説明書が不親切だったりユーザーインターフェースがいまいち統一されてなかったりするメーカーなので油断はできない(その分安い)のであります。分かってはいたつもりですが、プラネックスのアクセスポイントはWiFi非取得のが結構多いのに今頃気づきました。非対応のアクセスポイントと対応のPCカードのセットだったので、両方対応してるべーと勝手に考えていたのであります。全然分かってませんでした。
さて結論としてはいわゆるSSIDステルスを無効にすることで切れずに接続されるようになりました。どこかの掲示板で「NTPを無効にすると切れなくなる」というのがありましたが、ウチではダメでした。アイオーの人からのメールにあったいろんな条件を片っ端から組み合わせた結果、SSIDステルス無効に辿り着いたのであります。他の暗号化設定やMACアドレスフィルタリングなんかも最初は無効にしてましたが、これらはオールオッケーでした。まあ本来なら繋がらないのはおかしいし、セキュリティもやや甘いと言えますが、とりあえずヨシとしましょう。
以上をもちまして、Googleで「WN−AG/C 切れる」などの切実な検索ワードで飛んで来た方向けのフォローとさせて頂きます。また読んでくれるかしらん。
2005/01/10 小島カントクの好きなゲーム
「メタルギアソリッド」以降有名になりすぎていろんな所でインタビューを受けている小島カントクですが、いかんせんインタビュアーのことが昔の事を知らないためかコナミの書籍を含めて過去の経歴はどれもこれも同じことしか書かれていません。マニアとしてはつまらないのであっちこっちで落ち穂拾いのような小ネタを探しているのですが、こんなのを見つけました。
好きなゲーム:ザビガ
原文ではザビガじゃなくてザビカになっていますが多分間違いないでしょう、データイーストの昔のゲームです(「謎のゲーム魔境4」より)。この文章は海外版メガCD用「スナッチャー」にしか出てこないらしいのですが、ファンサイトにスクリーンショットもありましたから間違いないでしょう。ザビガは確かどこにも移植されてないので遊ぶには基板を買うかエミュレータくらいしかないそうですけど、カントクの作品にどんな影響があったのかを考える上で重要かもしれません。そんなこたぁないか?
2005/01/08 サイト更新
勢いにまかせてまた更新しました、「MSXユーザーの見た2004年度のゲーム」です。
さて長年探していたMSXソフトを手に入れました、Y.Fソフトの「あやしい薬」「あやしい薬2」です。TAKERUで売られていた同人ソフト2本です。あの当時は他の人よりは買っていたとは言え、選んで買ってましたから買いそびれも多いのでした。しかしパッケージソフトと違って滅多に流通しませんから入手まで何年もかかりました。確かこの作品について星野ぴかそさんから聞いたのがもう5〜6年前、それからずっと探してましたからねえ…。ましてマニュアルつきとなるとたいへん貴重です。ありがたやありがたや。
2005/01/05 AppleIIの本
いい本を見つけました。「AppleII 1976-1986,Hello.Again(毎日コミュニケーションズ)」。そんな本が出るということは聞いていたものの、本屋で見るまですっかり忘れてました。今はMac屋さんのアップルコンピュータが出していた「AppleII」に関する様々な情報を詰め込んだ1冊です。Macに関する情報は潔いくらい載ってません。
Amazon.co.jp
日本のパソコンの歴史を調べるとどうしてもブチ当たるのがこのAppleIIなのですが、発売当時国内で40万円からした高級機であり現在入手できる情報は極めて乏しいものでした。インターネットでも国内の状況が分かるものはほとんどなくて、特に素人でも分かるようなのは安西史孝氏のホームページのAppleIIのページくらいしかありませんでした(余談ですが安西氏は「フライング・ルナクリッパー」の音楽を作曲されています)。
それがこの本だとAppleIIの技術解説や各モデルのリビジョン、周辺機器やその箱(!)、背面のポートまで写真付きでたくさん載っています。ありがたやありがたや。AppleIIはあこがれこそあったものの触ったこともないどころかジカに見たこともほとんど(全然?)ないのですが、歴史の中でどんな役割を果たして消えていったかまで、実に詳しく書かれています。ワケのわからなかったカラー4色表示の謎も丁寧に書かれており、ようやく理解できました。
不満なのはApple特有のゲームについての情報がやや乏しいことですが、近頃の本としては珍しく写真や編集の質が良く、80年代的にカッコいいのでパラパラめくっていても楽しめます。当時AppleIIに憧れていたなら絶対押さえておきたい本です。…って、そんな人は極めて限られると思いますが…。3800円(税抜)もしますが、こんな内容の本はたぶん今後ずっと出ないことを考えれば安いモンです。
2005/01/03 検索順位とアフィリエイト
ちょっと前まで「無修正にする」「マツケンサンバ」というキーワードばかりで人が来ていたこのページも、「MSX」で検索してやってくる人がポツポツと増えて参りました。所長としては感無量であります。googleでは30番目くらいの微妙な位置なのですが、それなりにMSXに興味を持った人であれば到達できる場所かと思います。前はほとんど番外扱いだったのですから大した出世ですよお母さん。
ランクアップの要因は、やはりこないだアップしたキーボード修理のコンテンツがGIGAMIX ONLINEとMSX Resource Centerからリンクされたためだと思われます。そのせいか「キーボード修理」などという検索ワードでは世界一位を達成してしまったりして、「ああ、キーボードを修理する需要って(MSX以外では)普通ないよね」と再確認してしまいました。
更新ついでにAmazonのアフィリエイトをやってみました。前から楽天のやつをチョコチョコと貼ってはいましたが、やはりAmazonじゃないと…という方が多いようなので。ビンボーな研究室なのでよろしくお願いします。え、もうみんな持ってる?!
2005/01/01 新年おめでとうございます
年も開けて2005年、MSX誕生22周年です。祝う気持ちよりハンパな感じのする年になりました。
とりあえず当「MSX研究所」も初更新してみました。相変わらず日記から来る人が多いですが、新年なので(意味不明)トップに回って行ってくださいまし。こんなヒネクレた所長ですがよろしく。
2004/12/28 無線LANが切れる
我が家のLAN構成上の問題から導入した、アイオーデータのWN−AG/C。通常、1系統しか繋げられない無線LANコンバータの中で、最大254台まで同時使用できるという優れ物である。(ちなみに普通のLANコンバータだと、最後にアクセスが成功したデバイスの通信が止まるまで他のデバイスは通信できなくなる)。しかも11g/11a/11bのトリプル版!…というカタログスペックは申し分ないのだが、これが数時間通信がないとなぜか切れてしまうという現象に見舞われている。困った。管理画面に入って「アクセスポイントの検索」をすると復帰するのだが、じゃあなんで切れるんだコンチクショウ。
もともとあったアクセスポイントがプラネックスの物なので、相性問題というのは十分ありえたのだが、「同時使用できる無線LANコンバータ」ってこのWN−AG/C以外なかったんですよホント。今もまだありません。通常のコンバータと違って内部でルータ機能を持ってるようで、無線側にゲートウェイがないと通信できない(?)らしいなどの特性がある。
もちろん買ってすぐファームは最新にしたし、アクセスポイント側の設定もいろいろ変えてみた…うーん、これ以上切れるようだとホント困るぞ。WiFi取ってても、やはり同じメーカーで揃えるべきだという意見は正しかったか?
2005/01/29追記:「同時使用できるLANコンバータ」は、他にNECのPA−WL54TEってのもあるそうです。WiFiを取得してない以外はだいたい似たようなスペックでした。ただ「同時使用できる」という部分がカタログなどで明記されておらず気づきませんでした。(情報提供:KAKAMIさん)
2004/12/21 追加更新
先日追加した「turboRのキーボード修理」を見てくれる人が少ないとか言って悶えていたら、gigamix onlineで紹介されてアクセス数が増え、さらにMSX Resource Centerでも紹介されて国内外から多数(当社比4倍)のアクセスを頂いております。
国外からはオランダ、スペイン、イタリア、ブラジルなどが多く、ドイツとかフランスが少々と言ったところです。やはりMSXの普及した国々から来る方が多いですね。
さて外国の方の中には翻訳サイトを使って見て下さる方もいるのですが、いささかラフな日本語のせいで翻訳不能の箇所がありました。「手タレ」とか。これはいくらなんでも見に来てくだすった方に申し訳ないので、自動翻訳でも(それなりに)読めるように常識的な言い回しに修正しておきました。
2004/12/19 新規更新
久々にMSX研究所らしい?コンテンツ、「turboRキーボード修理」を追加。実は2日前に追加したのに見てくれる人が少なくて、キミたちみんな日記だけ見ているな?!とか一人モニタの前で悶々としていました。
ところで「PANZERFRONT Ausf.B」はAmazonでもう70%OFFだそうです。うそーん。早く売り払えば良かった!ちなみに秋葉原のソフマップでもほぼ半額でした…。
旧作「bis.」はPS1用のくせに今でも高いですから、私の考えは民意に近かったようです。
2004/12/16 メタルギアソリッド3
なんか今年はゲームの大作がやたらに出ます。というわけで買ってきました「メタルギアソリッド3」。
30分しかやってませんがとりあえずの感想。
動体反応レーダーがないので全然ゲームになりません。
敵に見つかるかどうか以前に敵がどこにいるのか分からない!やたらみみっちい行動をしなくてはならない!隠密行動より強行突破した方が楽だ!ついでに声優がスネーク本人以外みんなヘタだ!
メタルギアソリッド2もあまり面白くありませんでしたが、いきなりここまでつまんないとどうしたらいいんでしょう。
2004/12/12 謎のゲーム魔境4
マニアックな本を買うなら秋葉原に行けば大抵は用が足ります。しかしこの本は秋葉原でも新宿でもホントーに全然売ってなくて「実は出版されてないんじゃ?」とか思っていましたが、ようやく見つけて買いました。
著者のゾルゲ市蔵氏がオールドゲームの世界について深く語ったこのシリーズ、これはデータイーストとビック東海について書かれています。
このチョイスが著者の書き口とうまく溶け合っており、シリーズ中でも最高傑作ではないでしょうか。
前作の「ゲーム魔境3」はMSXについて書かれていましたが、著者独特のクセといまひとつ馴染んでいない感がありました。このクセというのは一言で言えばわざとウソを書くとかわざと無関係の写真を貼るとか確信犯的なものです。これはあまり変な作品の少ない(中途半端とも言う)MSXの作品群に対しては効果を上げておらず、むしろアタリについて書かれた「ゲーム魔境2」の方が面白く読めました。
が、今度はDECOです。ビック東海です。
著者の確信犯のヘンさに対して会社そのもののヘンさ加減がナチュラルで上回っているので、本当の事が本当に見えないという不安がつきまとい、これが本書を味わい深くさせているポイントです。
僕も始めて知った「バッテンオハラのスチャラカ空中戦」なんてのはタイトルを聞いただけで1985年に存在していたこと自体を信じられませんが、脇に添えられた渋すぎるヒゲ面パイロット「オハラ・ゲーリング」とリアルなブタが鉄カブトを被っている「張来了」の写真は一見して「ああ、また著者独特のお遊びか」と思ってネットで確かめてみたら全部ホントウで二度ビックリ!てな感じで常に緊張を強いられます。読んでるうちにウソかマコトか分からなくなりますが、書いてあることは各章の最初にある歴史を除いて大抵ホントウのことばかりです。とても信じられないようなことがよく書いてありますが、それは会社のほうがヘンなのです。
疑問があったらネットで確認しつつ読む、というスタイルはなんとも奇妙なものですが、この本はそうやって確かめながら読むことでDECOとビック東海のヘンさがよりよく分かります。特に「トリオTHEパンチ」は検索して得られる情報を見るとますますどんなゲームか分からなくなってきます。むかーし「チェルノブ」のメガドライブ版や「バトルマニア」を見せて貰ってひっくり返った思い出がありますが、まだまだそんなもんでは無かったんですね!
ところでこの本にも触れられている「ザ・グレイトラグタイムショー」と「エドワードランディ」は当時ベーマガで見てとっても遊んでみたかったんですが、ゲームセンターからアッという間に消えちゃって見たこともありません。秋葉原のどっかにありませんかねえ。置いてあるという情報があっても、すぐ変わってしまうので…。
2004/12/11 Mファンディスク
MSX・FAN(※1987〜95年にかけて発行されていたMSXパソコン専門誌)の付録ディスクのあるメニュー曲が好きなの!と言われて片っ端から再生して思い出の曲かどうか聞いてもらった。その結果27号のなるとさん(たぶん)の曲であったのだが、1994年の8月号。10年以上前である。僕にとっても懐かしい。
懐かしついでにメニューのコンテンツから編集後記に当たる「B:」を見たら、「コルサコフ」氏の娘さんが2歳半だった。彼女がパパと遊んで貰いたがるお話であった。今はもう13歳、中学生になっているはずである。うーむ、もうそんなに経つのか…。MSXのせいで変な中学生になったりしていないことを祈るばかりである。
2004/12/9 OSいろいろ
WindowsとかIEはアレが悪いコレが悪いとよく言われますが、じゃあ代わりの物があるかというとないんですねこれが。
IEに限るとMozillaとかOperaとかあって、確かにこのページにもそういうので来る人がいます。でも自分で使ってみるとIE前提のページが崩れてしまったり、そもそも通販サイトなどでは蹴られて入れなかったりするのでやはりIEをフツーに使わないと面倒くさいのです。
サイトを作る側にしてもタグの解釈が違っていたりすると困るし、見る側も「ホントは違うかもしれない」と思いつつ見るのは死ぬほどバカらしいので統一されているほうがいいに決まってるのです。セキュリティが甘いとか競争相手がいなくてコストうんぬんというのはそれらの次の話なのです。
そもそもよく言われる「使いやすさ」「軽さ」の点でも、一昔前ならともかく1Gとか2GのCPUを積んでいればほとんど個人の好き嫌いのレベルでしかなく、ヘタに他の物を使うとかえってWindowsがいかによくできているか分かってしまうのでした。そこに金かけてるもんな。確かWord2.0の頃に鏡張りの部屋に人を入れて操作性のチェックをしたとかいう伝説を聞いたことがありますが、こんなこと他ではよーやらんでしょう。
LinuxでOpenOfficeを使ってみましたが、LinuxでもそれなりのことをするにはWindowsと同じかヘタするとそれ以上に重いし、ましてディストリビューションの違いで使い勝手が死ぬほど変わってしまうのであれば「やっぱWindowsのほうがいいや」ってことになります。LindowsやTurboLinuxもOEM版のWindowsくらいの価格ですし、特にムチャクチャ安くはありません。サーバ用途で好き勝手するなら実にいいけど、デスクトップ用途ではかなり苦しいという結論になりました。今のところ。
2004/12/7 ファームウェア
ADSLモデムのファームをアップグレードすると最大47MBが最大50MBになるよ!というのでやってみたけど別に変わりませんでした。元々ウチでは6MBくらいしか出てないのでハナから無理に決まってますが。どっちかというとこっそりと直してある(かもしれない)バグを潰すためなのです。安心のためのアップグレードなのです。
当初は何度やっても「バージョン取得に失敗しました」と出るばかりで困りました。念のためにとかけておいたモデムのパケットフィルタが悪さをしているのでは?と無効にしたらあっけなくアップグレードが終わりましたが、マニュアルに書いてないのはどうかと思いました。オンラインマニュアルの記述と実際の動作が一致しないことが度々あってかなり心配なモデムです。でもADSLモデムのレンタルって届くまで機種が分からないからどうにもならないなあ。
2004/12/2 エスパー村上刑事
11/30に書いた「WINGゲームマガジン」の「エスパー村上刑事」、最後まで遊びました。見た目のショボさからナメていましたが、思った以上に…というかきちんと面白いです。WINGは昔から話の盛り上げ方がうまいと言われていましたが、この「エスパー村上刑事」も展開に起伏があってなかなか見せてくれます。
絵で足りない雰囲気は音楽できちんとフォローしていますので、下手するとダラダラ長いだけの市販ソフトよりも楽しめますよ、ホント。実プレイ時間はちょっとずつ遊んで3日、3〜4時間くらいといったところ。一昔のゲームの1/3くらいのボリュームです。
一見同人ソフトのようでもありますが、この面白さはやはりプロのものです。アマチュアとプロの間にはなぜか見えない壁のようなものがあるもので、これは確かにその向こう側にある作品でした。一時はゲームに対して興味が薄くなっていたとも伝えられる武田社長だけに個人的には大変嬉しい完成度でありました。
ちなみに誤字脱字も期待以上でした。「インスート方法」「インスートル」など生まれて初めて見る用語の数々、「ハイパー村上刑事」はともかく「エイパー村上刑事」などは相変わらず予想もつかない思考のプロセスを経ているようです。ブラボー!(やけくそ)
2004/12/1 ハーフライフ2
書くのを忘れてましたが「ハーフライフ2」を遊んでました。日本ではほとんど知られてませんが海外では「DOOM3」に匹敵する話題作とのことで、個人的にはDOOM3以上にハマりました。前作「1」のデモ版の印象は良くなかったんだけど、2はもう大満足。
でもCD5枚が1枚ずつシュリンクパックされてたり、マニュアルがなくてリファレンスカード1枚しか無かったりするというのは今時ずいぶんな手抜きですよサイバーフロントさん。今時ビデオボードをわざわざ買う奴がドライブ持ってないとも考えられないので、せめてDVDにできなかったんでしょうか。
それにしても最近洋ゲーばっかやってます。そんな私も「メダルオブオナー・パシフィックアサルト」はデモ版を見ただけでスルーする予定。それは自分が日本人であることとは無関係だと思います。なんであんなにイマイチのグラフィックで重いのか?