MSX同人ソフト紹介(4/14)
HNOSTER
スペインのサークル。「ナスター」と読む。雑誌「Hnoster Magazine」を長らく発行していた。その印刷のクオリティは非常に高く、オランダのMCCMと並ぶほど…なのだが、当然スペイン語なので内容がサッパリ分からないのが日本人には困ったものであった。時々日本の同人ソフトも紹介されていたが、内容が解読できないので褒めているのかけなしているのか、それだけでも知りたかった。
CLUB HNOSTER
発行時期不明・2DD×1・
いささか技術力の低いディスクマガジン、らしきもの。冒頭でいきなり「CALL KANJI」をしていて、MSX2だと正常に動かない…。何のためにやっているのかと思ったら、タイトル(左画面)の下に流れる文字を大きくするためらしい。コンテンツは全てスペイン語で解読できなかったが、全体的な色使いがかなり地味で異国情緒を味わえる、かもしれない。
HO-SOFT
「ホオソフト」と読む大阪のサークル。「がっかりくん」を始めとする意味不明なソフト群を短期集中でリリースした後、彗星のように消え去ったある意味で男らしいサークル。割と新しいサークルだが、その活動の多くが謎に包まれている。キャッチフレーズは「夢をイタチに」。「カタチに」ではないところがミソ。
今更
1997年・2DD×1・
「いまさら」と読む。「なんで今更こんなゲーム?」と言いたくなるような物ばかりが、無意味にハイクオリティで満載された作品集。脱力すること間違いなし!
SUPER野菜人98
1998年・2DD×1・/
「スーパーヤサイビト98」である。ヤサイジンではない。「でくラ」と「ベヅーグ」がひたすらキャベツの選別をするゲーム。いやだからそれが何なんだ、と言われても困る。とにかくそういうゲームなんだ!ルーチンワークの虚しさをバーチャル体験できるぞ。
がっかりみっくす
1999年・2DD×1・
「ノブ長の野暮用」「DOT EAT」「がっかりくんver.3」の3本を収録したバラエティ?ソフト。
新作は「ノブ長の野暮用」のみ。一見シミュレーションに見えて実は只の一発ギャグ。
過去に単体(しかもカセットテープ)で出ていた「がっかりくん」もRPGに見えてゲームですらないというシロモノ。
唯一ゲームの「DOT EAT」は上にある「今更」からの再録。
どれをとってもがっかりする事間違いなし!
HO-SOFTのソフトはどれを買っても間違いなくがっかりできたので、ユーザーからの信頼は高かった。
マニュアルにも「がっかりするがいいさ。」と書かれている。こういうノリは好きだ。
I.O.D.
正式には「Instrument Of Darkness」。オランダでは一時期高い技術力を誇ったサークルであった。特にデモに定評があったが、PAL(ヨーロッパのテレビ方式)専用で国内のMSXでは動作しないことが多かったのが残念。
Audio WAVE#3
1994年?・MSX2・
MSX-Audio+MSX-MUSIC対応の音楽集。両方の音源がないとパートが欠けてしまい、完全な再生ができない。特にAudioのPCMを使いこなしており、この手の音楽集としてはかなりレベルが高い。収録曲はほとんどゲームミュージックで、なぜか「グレイテストドライバー」「幻影都市」あたりからもチョイスされている。
Illusion
パソコン通信ホスト「Illusion City」が主体だった?音楽ディスクを専門に発行していたサークル。とにかくここは音に対するこだわりが強く、MSXの苦手な厚い音をよく出していた。音源ドライバはMuSICAで、多くの曲がSCCカートリッジを要求していたことも特徴。
Illusion vol.12
発売時期不明・2DD×1・/
音楽ディスク「Illusion」の12号。基本的にゲームミュージックのアレンジ版が主体。一応簡単なプレイヤーがついていて、曲と共にコメントを見ることができる。
Illusion vol.14
発売時期不明・2DD×1・/
音楽ディスク「Illusion」の14号。画面構成が前号と全く一緒だが、Illusionのシリーズはみんなこの構成だった(初期の何号かは違うらしい)。何が入っているかは画面をよく見て想像して下さい。ところでタイトルの一番下が(株)になっているのは全く謎。
Illusion vol.15
発売時期不明・2DD×1・/
やっぱり同じ画面の「Illusion」15号。一応中身が違うのはタイトル一覧から察して下さい。でも前号に引き続いて(株)なのは何故なんだ!確かこの号から先は出ておらず、事実上の最終号だったと記憶している。
IMPACT SOFT
「HARADIUS」の制作元。第一弾ということであったが、二作目以降については不明。
HARADIUS
1991年7月・2DD×1・
「ハラディウス」と読む。MSXでは割と珍しい、市販ソフトのクローン作品。
タイトルからも分かるように、パワーアップに「グラディウス」のシステムをそのまま使っている。
オプション等のデザインに多少のオリジナリティはあるものの、ゲーム中のBGMが「沙羅曼蛇」のコピーというのが残念である。
制作に2年以上かかったということだが、ゲームそのもののデキはさほど良くない。ボスも自機の動きとは無関係にピョコピョコはねる変なロボット(画面中)だったりして、かなり大味なゲームである。
INTERPRETER SOFTWARE
1990年〜1993年頃まで活動していたサークル。MSX・FANにインタビュー記事が載ったので割と知られている。
プログラム技術、CG、音楽などのレベルは高かったが、ゲームのアイデアが借り物なので今となっては見るべき所は少ない。
良くも悪くもMSXにおける同人ソフトの初期を代表するサークルである。
SWEETEY
1990年7月22日・2DD×1・500円・
トランプのブラックジャックをやって女の子を脱がせるという、古典的同人ソフト。
6人の女の子が出てくる。カードゲームなので多少の選択の余地はあるものの、結果はほぼ運任せである。
正直、ゲームとしての評価はしようがない。
ちなみに「SWEETEY」というのは英語としては綴りが間違っていたものの、グラフィック担当者が全てそれで描いてしまったため、そのままにしてしまったそうだ。
よく見るとタイトルのサークル名も「SOFTWERE」と綴りを間違えている。ここに掲載した4本のソフトの他、活動期間中(〜1993年)の間、全てこの綴りになっている。
しかしそんな綴りは辞書に載っていないし、後に関係者がまとめたホームページでは「SOFTWARE」になっていたので、そちらを正式なものとした。
SWEETEY plus
1990年10月10日・2DD×1・300円・
ゲームはこれまた古典的なマスターマインド。通常、色のチップで指定するところを女の子のキャラクターでやっているところがいかにも昔の同人ソフトである。
うまく当てると一枚絵のCGが見られる(右画面)。「推理力」という数値を消費することで一部の答えを知ることができる。
タイトルとゲーム中の画面にインターレスモードを使っているのが特徴といえば特徴か。
SWEETEY2
1991年5月5日・2DD×2・800円・
3作目。今度は神経衰弱である。面ごとに服のテーマがあり、クリアするとゲームで取ったカード(服)の種類だけ女の子を着せ替えできる。
一応相手の女の子はズルをしないので、メモすれば絶対に勝てる。
反面オプションは充実していて、PAC/FM−PACのSRAMや松下製2+に存在する6MHzモードに対応している。
SH#1
1991年5月5日・2DD×2・
これはINTERPRETER SOFTWAREの単独開発ではなく、「WAX-G2」氏と「兄弟堂」の合作ということになっている。
ゲームは選んだパネルのX軸とY軸のパネルが全部ひっくり返り、全部めくった状態にするとクリア、というよくあるパズルで、手数によって女の子の服装が変わる(早く解くほど薄着になる)というもの。全4面。
SHというのはマニュアルには「それを発見してほしい」と書かれているが、後に明らかになったところによると「セクシャルハラスメント」の略なのだそうだ。
JIA SOFT
TAKERUで「ACTION PUZZLE SET」をリリースしたサークル。
ACTION PUZZLE SET
1994年1月25日・2DD×1・
パズルゲームが3本入ったソフト。
タイトルに書かれているイニシャルから推測すると、「ゲーム集 新世紀」と同じ人が作っているようだ。
連絡先などが全く異なるので念のため別サークルとしている。
「KYONSI」と「Mr.うさぎ」(右画面)はリアルタイム性のない思考型のパズルゲーム。
「火炎放射器」(中画面)はどちらかと言うとアクションゲームで、エネルギーを補給しつつ卵から生まれるスライムを全滅させるのが目的。
KAI MAGAZINE
スペインのサークル。「LILO」という、人参が人間の女性をレイプしまくる意味不明なゲームで衝撃的なデビューを飾ったあと2作ほどゲームを出していた。「悪魔上ドラ●ュラ」風の「NO NAME」、そしてなぜか「ダウンタウン熱●物語」風の「NUTS」まで確認されている。
NUTS
1998年・2DD×1・
横スクロールアクションゲーム。「DEDICATED TO TECHNOS JAPAN」とあるように、テクノスジャパンのゲームを意識したシステムである。システムや設定は「ダブルドラゴン」と「くにおくん」シリーズのチャンポンで、音楽が前者のもののアレンジである。
メインは殴り合い・蹴り合いの格闘で、投げや落下による死亡といった要素もある。
面クリアするごとに次の移動先を決めることができ、簡単なデモによってストーリーが進行する。
二人同時プレイもできる凝った作りだが、メインがBASICで書かれているためか、敵が一人増えるごとに処理速度がグッと落ちるのが辛い。
Kam's soft.
(詳細不明、情報募集中)
BonBall
1991年・2DD×1・
見ての通り「ボ○バーマン」のクローン品、ただし対戦専用。自機が丸い以外はグラフィックも音楽も原作のままなので、見るべきものは何もない。
コンフィグレーションが妙に細かいのが特徴と言えば特徴。
パソケット時代の同人ソフトにはこういうのが時々あった。
だめだこりゃDISK#3
発売年度不明(1991年8月?)・2DD×1・
あちこちが謎めいたディスクマガジン。パソコン通信ホストの宣伝が入っているなど、ややマニアックな内容。
立ち上げた直後にいかりや長介が出てきて「だめだこりゃ」と音声が流れる。
さらにメニューの「何が入るかわかんない所」を選ぶとリセットする。だ、だめだこりゃ!
本来ディスク2枚組なのだが、2枚目のデータは1枚目に圧縮されて収録されている。そのため、購入後に1枚空きディスクを用意してインストール作業が必要になる点が珍しい。
KEN KEN マガジン
通称KENマガ。実際にはサークル名が設定されておらず、作者のペンネームが該当するらしい。
作者の実名?が入っているので便宜的にこの名前としている。
KEN KEN マガジン #2
1993年・2DD×1・300円・
当時の作者が中学生だったことが特徴のディスクマガジン。
非常に素朴な内容で、ほとんどテキストばかり。
唯一ゲームらしく遊べる「KEN KEN 物語」は、「作者の誕生日はいつ?」とか、ムチャクチャなクイズを出してくるアドベンチャーゲーム(もどき)。
ゲームオーバーにはならないが、すぐ終わってしまう。
正直言ってどこを見てもヘボヘボだが、この頃はユーザー相互のやりとりが活発だった頃なのかそれなりに読者がいたようだ。
と言っても、よくみるとこのリストにも載っている他のサークルの人ばかりだが。
タイトル画面の髪の毛が一部緑色なのは、「塗り忘れ」だろうなあ…。
KNIGHT PROJECT
(詳細不明、情報募集中)
ブロンウィンでポン!
1992年・2DD×1・
データウエストの「第4のユニット」シリーズのキャラクターを使った(絵はサークル側で書き下ろしているが)、野球拳ゲーム。勝つと相手が脱ぐ。
グー・チョキ・パーの他に、「サイコパワー」が使えるのがかろうじて原作らしさと言える。
野球拳のような単純なものはさすがに珍しくなったが、今でもこうして他者のキャラクターを使った同人ソフトは多数存在する。
KNKKY
TAKERUで「BJG-S1」「BJG-Jr」をリリースしたサークル。
BJG-Jr かなちゃんの帰り道
1994年・2DD×1・600円・
TAKERU登録されたものとしては古くさい同人ソフトで、ルールはブラックジャック。ポイントを溜めていくとCGの隠れた所が少しずつ現れる。この手のゲームに共通しているのは、チマチマ賭けるのではなく賭け金を常に最大にして一発勝負をかけ続けたほうが効率的である、という点であろう。
LITTLECAT SOFTWARE
(詳細不明、情報募集中)
PRINCESS STAIN
1994年10月31日・2DD×1・
4人同時対戦ができるブロック崩しゲーム。CPU戦の場合でも常に4人対戦となり、城壁の内側に球が入り込んだら負け。
球はだんだん増えていき、最後は10個程度が同時に画面内を飛び回るようになる。こうなると確実な防御はできなくなり、いかに薄いところを守るかが勝負となる。
タイトル画面のラスタースクロールなど、技術面でもなかなか凝っているソフト。
複数サークルの合作らしい。
MASA
(詳細不明、情報募集中)
Dream Disk #00号
1993年・2DD×1・
ディスクマガジン。アクションパズル「THE LABYRINTH」(メニューの表記は間違いらしい)と数枚のCG、4コマなどからなる。パズルゲームは固定画面の古典的な内容だが、丁寧に作られている。
M.K SOFT
M.K氏が代表のサークル。とにかく拡張BASIC「M.K BASIC」が有名。MuSICAデータのBGM演奏や圧縮グラフィック展開機能、PSGによるPCM再生などをバランスよく備えており、さらに他のサークルでも自由に使えたこともあって、NVマガジンを始めとする多くのソフトで使われた名ツールと言って差し支えない。
もちろんM.K SOFT自身の単品ソフトでも使われている。「探偵倶楽部」シリーズが代表作。
MuSIC of Sorcerian
1993年8月21日・2DD×1・/
日本ファルコムのゲーム「ソーサリアン」の全曲集。
内容的には単に全曲データとプレイヤー(これはオリジナル)が入っているに過ぎないが、ゲームからの抜き出しではなく全て耳コピーで作り直しているのが凄いと言えば凄い。ただしアレンジは控えめ。
ちなみに発売日が内部テキストの日付(右画面)と違うが、これは紙マニュアルに記載されたもの。
音楽データのソースも収録されているのが太っ腹である。プレイヤーとの相性で直接聞くことのできない6曲も、ソースファイルは存在している。
探偵倶楽部
1994年?・2DD×1・/
コマンド選択式のアドベンチャーゲーム。ファミコンディスクシステムの名作「ファミコン探偵倶楽部」シリーズに影響されたのか、こうした学生探偵物はMSXの色々なサークルからリリースされている。
音楽やCGなど丁寧な作りで頑張っているのは分かるのだが、進行のテンポが悪いのが惜しい。
ぱぁてぃ☆むぅん
1994年・2DD×1・/
M.K SOFTのソフト宣伝を兼ねたディスクマガジン。
この時期にいくつかのサークルが挑戦した「Mac風ウィンドウシステム」の中では(turboRの高速モード対応であることを考えても)良く出来ており、このシステム自体が他のサークルで使われることもあった。今となってはあまり必然性が感じられない構成だが、当時はMacは非常に高価だったのでこうやって見た目だけでも真似るのが流行したのである。
メニューからは「探偵倶楽部」「ドラQ」の体験版の他、M.K SOFTが製作したツール類の解説を読むことができる。
ドラQ
1994年5月3日・2DD×1・/
本リスト随一の発狂度を誇るクイズゲーム。某国民的児童漫画をとことん残虐方面にパロった作品である。もちろん最終目的は某ネコ型ロボットを倒すこと。
元はPC-9801用の他サークル「Team火の車」の作品(ただし一般には未公開だったらしい)で、MSX2に移植したと書かれている。
絵とストーリーは見ての通り凄まじいが、出題されるクイズは意外にもしっかりしている。
Maple Yard
非常にグラフィックの美しいアクションRPG「Moon Light Saga(ムーンライトサガ、通称ムンサガ)」で一時期MSX界の話題をさらったが、前編である「ホルスの章」しかリリースされなかった。発売前のプロモーションやソフトのパッケージに凝っていたため、MSXの同人ソフトとしては最も有名かもしれない。MIDI音源にも対応している。ただ、シナリオやアクション部分が弱かったため、ゲームとしてはイマイチだった。
Moon Light Saga 〜Super Style〜
1996年・2DD×2・
「Moon Light Saga」の体験版にあたるソフト。本編の序盤と、スタッフのCG集を兼ねた「かえで美術館」に入ることができる。美術館は有料なので、しばらく敵を倒してお金を稼がないと入れてくれないのが笑える。また、隠しの入り口から3回変な絵を見ると隠しグラフィックを見ることができた。
このディスクまではMIDIとFM音源でそれぞれBGMが違っていたが、批判があったために本編では同じ曲のアレンジとなった。
MLSご予約ディスク
1996年・2DD×1・
1996年夏のイベントなどで売られていた、予約者に配られた簡単なCG集+MIDI曲集。本来、製品版は1996年8月の発売予定だった。
「ご予約ディスク」の名前は正式名称かどうか分からないが、とりあえずディスクラベルから取ったもの。
Moon Light Saga 〜ホルスの章〜
1997年4月30日・2DD×3・3000円・
満を持して発売された「Moon Light Saga」の本編。パッケージやマニュアルにも凝っており、MSXの同人ソフトとしてはかなり高価な3000円という価格でのリリースであった。内容はアクションRPG(ただしレベルアップの要素はなくアクション主体)で、神官の娘であるルカがお伴のウィスプと騒動に巻き込まれる、といったお話。
グラフィックはトップレベルに美しい。しかしこの「ホルスの章」は前編の扱いとなっており、あまり話が進まないままルカが気絶させられて終わり…というものだった。作者の就職などもあってその後続編は作られず、尻切れトンボのままとなってしまった。また魔法のエフェクトなども凝ってはいるもののあまり使う意味がなかったりして、全体のバランスはよくない。それでも未だにプロジェクトEGGに対してリクエストが来たりするという。
英語版も作られていたらしいが、バグに阻まれて完成しなかったらしい。プログラムがギリギリのタイミングで動いていて、対応しきれなかったと言われている。
MATRA
スペインのサークル。「SEX BOMB BUNNY」「ARK・A・NOAH」など、どこかで見たようなアーケードゲームをかなり高いレベルでMSXに再現している。
SEX BOMB BUNNY
1999年・2DD×1・
昔懐かしい?1画面固定タイプのアクションゲーム。タイトルデモなどアーケード機の演出を意識しているのが分かる。
動作は軽快で完成度は高い。敵のアルゴリズムが単純なようでいて的確にこちらを追い詰めてくるので、1面クリアするのも結構難しい。
区分けされた枠を囲むと面積に応じた得点が入り、その領域の絵がオープンされる。全部開くと面クリア。
この絵がどんなもんかはスクリーンショットから雰囲気を察して下さい。
ARK・A・NOAH
2000年・2DD×1・
どこからどう見てもタイトーの「アルカノイド」だが、MSX用に発売されていた本家よりもデキは良いかもしれない。
キーボード、ジョイスティックの他にマウスを使うこともできる。
ただ、面構成やアイテムまでそのまんまだと評価のしようがない。
MOSKOW 2024
1999年・2DD×1・
で、こちらは「ハイパーオリンピック」もどき。4人まで対戦可能らしい。
個々の競技における目標点が高いため、先に進むのがやたらと難しい。
タイトルにおけるテクノしまくりのBGMがなかなか面白い。ゲームそのものより演出に凝りまくった作品。
特に背景の広告(右画面)は常に動いていてやたらと目立つ。妙にカタカナを多用しているのも特徴である。
MINTSOFT
(詳細不明、情報募集中)
ウコウコ・ル〜カ
1993年・2DD×2・
タイトルからバレバレであるが、1992〜94年にかけて放送されたテレビ番組「ウゴウゴルーガ」にインスパイヤされた(と言っておこう)デモCG集。
ちなみに番組のほうを作ったアーティストの岩井俊雄もMSXにコダワリのある人で、事あるごとにMSXのことに触れている。ウゴウゴルーガでもMSXを作品製作に使ったとされているが、機器の制御用として使っていたようだ。ソースはこちら。
ウコウコ・ル〜カ2
1993年・2DD×4・
まさかのディスク4枚組となった「ウコウコ・ル〜カ」の続編。
全体に流れる空気は、ウゴルーよりも「ピンクソックス」(ウェンディマガジン、1989〜93年)の中で連載されたシュールなデモである「どしどしふんどし」に近いかもしれない。
ウコウコ・ル〜カFINAL
1994年・2DD×1・
ウコウコFINAL。書きそびれていたが、このシリーズは結構音声が出る。
MSXの常として再生中は他のことができなくなるので絵が止まってしまうが、フレーズを細かく分けることで違和感なく見られるような工夫がしてある。
前作は4枚組だったが今回は1枚きり。どうやら本家の番組が終了したことを受けて作られたらしい。