●ボーイング777でミラノへ出発 2005年5月4日、成田を13:05に飛び立ったアリタリア航空AZ-787は順調に飛行を続けた。機材はボーイング777だ。 いつも利用しているニュージーランド航空にくらべ機内サービスはシンプルだ。サービス時間外は各自ギャレーにいって飲み物を調達しなくてはならない。ギャレーの前には足をでーんと伸ばしたフライトアテンダントが新聞を読んでいる。 約12時間30分でミラノに到着。 ミラノからは国内線に乗り換え、ナポリへと向かった。ナポリ国際空港に着陸するときに見た、ナポリの夜景はまさに100ドルの夜景そのものだった。すばらしい! 到着後、出迎えのバスでホテルへ。途中の風景を見ると、なんと汚れた街だろうというのが第一印象。ホテルの目の前が青果市場のせいもあってか、ゴミや空き箱が無秩序にころがっている。それに建物も古く、手入れがいきとどかない様子だ。これもイタリア人の文化なのだろうか。
●車ラッシュの街を脱出 ナポリのホテル(ホリディイン・ナポリ)を出発したのは早朝7:45。 市内は治安があまりよくないとのことでバスの車窓からの見物。朝の通勤時間帯とあって道路は車、車の大混雑。幹線通り以外は道が狭く、小型車がやたらと多く女性ドライバも結構多い。それも男勝りの強引な運転で道路を縦横無尽に走らせている。事故が起きないのが不思議なくらいだ。 写真は船でナポリからカプリ島へ向かうフェリー乗り場の近く。今日から6日間、バスを運転していただくドライバーのジョバンニさん。日本びいきでとても明るい人です。添乗員さんの話だと、日本人のツアーしか担当しないとか。
●ナポリからカプリ島へ ナポリの港から船で約60分のところにあるカプリ島へ向かう。あいにくの曇り空で海の色も灰色がかっている。港から外洋にでると波が高くなり気分が悪くなる人もいた。 カプリ島のマリーナグランデに到着し、小さな船で青の洞窟観光へと向かう。 洞窟の前ではさらに小さな手こぎボートに乗り換える。これが、海上の何もないところで船に乗り換えるのでびっくりした。洞窟の入り口は潮の満ち引きによって顔を伏せてなくては入れないので注意が必要。この日も全員が船の底に顔を押しつけて何とか洞くつ内へ入る。 中は思ったよりも広い。青の洞窟は、太陽光線が海水のなかを屈折して、洞くつの中に入り、それを中から見るとまるで幻想的な光となって現れる。太陽光線の関係で午前中が見ごろ。